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公開番号
2024160767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076085
出願日
2023-05-02
発明の名称
トナー、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
9/097 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高温高湿環境においても優れた帯電の立ち上がり性を有し、安定した画質を実現するトナー。
【解決手段】トナー粒子及び樹脂粒子を含有するトナーであって、該トナー粒子が、カーボンブラック及びポリエステル樹脂を含有し、該トナー粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が40~80であり、該樹脂粒子がポリエステル樹脂を含有し、該樹脂粒子の輝度平均値が、90~120であり、該トナーがフマル酸を含有し、該樹脂粒子の平均円相当径が0.5~3.0μmであり、該トナー粒子の平均円相当径が4.0~10.0μmであり、該トナーにおける、該トナー粒子100個に対する該樹脂粒子の個数基準の含有量をb(個)としたとき、該bが5~30個であり、該トナーにおける、該トナーの全質量に対する該フマル酸の含有量をa(質量ppm)としたとき、該aが10~1200質量ppmである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー粒子及び樹脂粒子を含有するトナーであって、
該トナー粒子が、カーボンブラック及びポリエステル樹脂を含有し、
該トナー粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、40~80であり、
該樹脂粒子が、ポリエステル樹脂を含有し、
該樹脂粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、90~120であり、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該樹脂粒子の平均円相当径が、0.5~3.0μmであり、
該トナー粒子の平均円相当径が、4.0~10.0μmであり、
該トナーにおける、該トナー粒子100個に対する該樹脂粒子の個数基準の含有量をb(個)としたとき、該bが、5~30個であり、
該トナーにおける、該トナーの全質量に対する該フマル酸の含有量をa(質量ppm)としたとき、該aが、10~1200質量ppmである、
ことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記トナーは、前記カーボンブラックを前記トナーの質量を基準として、3~15質量%含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記a(質量ppm)が、50~1000質量ppmである、請求項1に記載のトナー。
【請求項4】
前記a(質量ppm)及び前記b(個)が、下記式(1)を満たす、請求項1に記載のトナー。
2≦a/b≦120 ・・・(1)
【請求項5】
前記トナーが、外添剤としてハイドロタルサイト粒子を含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項6】
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、
前記ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析による前記ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、前記ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である、請求項5に記載のトナー。
【請求項7】
前記トナー粒子が、前記フマル酸を含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項8】
前記トナー中の、トナーからメタノールによって抽出されるフマル酸の質量基準の含有量をf1(%)としたとき、該f1が、0.0005~0.0100%である、請求項1に記載のトナー。
【請求項9】
前記樹脂粒子が、カーボンブラックを含有し、
前記樹脂粒子における該カーボンブラックの含有量が、前記ポリエステル樹脂100質量部に対し、好ましくは0.01~0.30質量部である、請求項1に記載のトナー。
【請求項10】
電子写真画像形成装置に脱着可能であるプロセスカートリッジであって、
該プロセスカートリッジは、
トナーと、
枠体と、
該枠体に回転可能に支持され、該トナーを担持する円筒状のトナー担持体と、
一端が該枠体に固定され、他端が該トナー担持体に当接し該トナー担持体上との間で当接ニップを形成する当接部を備える規制部材と、
を備え、
該トナーが請求項1~9のいずれか1項に記載のトナーであり、
該規制部材が金属ブレードを備えるトナー規制ブレードである、ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法などの画像形成方法に用いられるトナー、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年複写機やプリンターの高速化及び環境安定性の改良が進められており、トナーには高温高湿環境のような帯電しにくい環境でも、素早く帯電して安定した画質を提供することが求められている。
【0003】
この高温高湿環境での帯電の立ち上がり性を向上させることを目的として、荷電制御剤をトナーに含有させる方法が検討されている。例えば特許文献1では、スルホン酸基を含有する樹脂を荷電制御樹脂として用いたトナーが提案されている。この方法によれば、環境変化による帯電量の変化も小さく、帯電特性が安定したトナーが得られるとされている。
また、特許文献2では、カルボン酸基を含有する樹脂を荷電制御樹脂として用いたトナーが提案されている。この方法によれば高温高湿環境でも帯電の立ち上がりが良好で、優れた耐久安定性をもつトナーが得られるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平03-056974号公報
特開2014-098840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献のような方策を用いた場合にも、高速化する複写機やプリンターにおいて高温高湿環境での帯電の立ち上がりには、未だ改善の余地が見られる。
本開示は、高温高湿環境においても優れた帯電の立ち上がり性を有し、安定した画質を実現するトナーを提供する。また、本開示は上記トナーを有する、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、トナー粒子及び樹脂粒子を含有するトナーであって、
該トナー粒子が、カーボンブラック及びポリエステル樹脂を含有し、
該トナー粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、40~80であり、
該樹脂粒子が、ポリエステル樹脂を含有し、
該樹脂粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、90~120であり、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該樹脂粒子の平均円相当径が、0.5~3.0μmであり、
該トナー粒子の平均円相当径が、4.0~10.0μmであり、
該トナーにおける、該トナー粒子100個に対する該樹脂粒子の個数基準の含有量をb(個)としたとき、該bが、5~30個であり、
該トナーにおける、該トナーの全質量に対する該フマル酸の含有量をa(質量ppm)としたとき、該aが、10~1200質量ppmである、トナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高温高湿環境においても優れた帯電の立ち上がり性を有し、安定した
画質を実現するトナーを提供することができる。また、本開示によれば、上記トナーを有する、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
STEM-EDSマッピング分析におけるEDSライン分析の模式図
ファラデー・ケージの例
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
本開示は、トナー粒子及び樹脂粒子を含有するトナーであって、
該トナー粒子が、カーボンブラック及びポリエステル樹脂を含有し、
該トナー粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、40~80であり、
該樹脂粒子が、ポリエステル樹脂を含有し、
該樹脂粒子のモノクロ256階調を基準とした輝度平均値が、90~120であり、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該樹脂粒子の平均円相当径が、0.5~3.0μmであり、
該トナー粒子の平均円相当径が、4.0~10.0μmであり、
該トナーにおける、該トナー粒子100個に対する該樹脂粒子の個数基準の含有量をb(個)としたとき、該bが、5~30個であり、
該トナーにおける、該トナーの全質量に対する該フマル酸の含有量をa(質量ppm)としたとき、該aが、10~1200質量ppmである、トナーに関する。
(【0011】以降は省略されています)
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