TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024159595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024067318
出願日2024-04-18
発明の名称多方向出力デバイス
出願人福華電子股ふん有限公司
代理人個人
主分類H01H 25/04 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信号精度を向上し、小型化して薄型かつ小型の多方向出力デバイスを提供する。
【解決手段】多方向出力デバイスは、第1及び第2の磁気センサが配設されたプリント回路基板と、プリント回路基板の上方に配設された方向制御ユニットと、を含む。方向制御ユニットは、第1及び第2の回転駆動体と、第1及び第2の回転駆動体にそれぞれ可動に接続された第1及び第2の摺動駆動体と、第1及び第2の摺動駆動体にそれぞれ固定された第1及び第2の磁石と、第1及び第2の摺動溝が設けられた下側カバーと、を含み、第1及び第2の摺動駆動体はそれぞれ第1及び第2の摺動溝内に摺動可能に配設され、第1の磁気センサ及び第2の磁気センサが第1の摺動溝及び第2の摺動溝にそれぞれ対応して配設される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
多方向出力デバイスであって、
第1の磁気センサ及び第2の磁気センサが配置されたプリント回路基板と、
前記プリント回路基板上に設けられた方向制御ユニットと、を備え、該方向制御ユニットが、
各々が回転可能な長細い弧状構造体であり、対応する該長細い弧状構造体の中心に配置された中心長孔を各々が有する第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体であって、前記第1の回転駆動体は前記中心長孔が相互に整列するように前記第2の回転駆動体の上方に配置されて該第2の回転駆動体に対して垂直に交差する、第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体と、
前記第1の回転駆動体の一端及び前記第2の回転駆動体の一端にそれぞれ可動に接続された第1の摺動駆動体及び第2の摺動駆動体と、
前記第1の摺動駆動体の一方の面及び前記第2の摺動駆動体の一方の面にそれぞれ固定された第1の磁石及び第2の磁石と、
前記第1の摺動駆動体及び前記第2の摺動駆動体にそれぞれ対応する第1の摺動溝及び第2の摺動溝を有する下側カバーであって、前記第1の摺動駆動体は前記第1の摺動溝に摺動可能に配置され、前記第2の摺動駆動体は前記第2の摺動溝に摺動可能に配置された、下側カバーと、
上端及び下端を有するシャフトスティックであって、前記上端が前記第1の回転駆動体及び前記第2の回転駆動体の下部から前記中心長孔を貫通する、シャフトスティックと、
前記シャフトスティックの下部に前記第1の回転駆動体及び前記第2の回転駆動体と接触して配置されたバランスワッシャと、
前記バランスワッシャの下部に該バランスワッシャと接触して配置された環状バネと、
を含み、
前記第1の磁気センサ及び前記第2の磁気センサは、前記第1の摺動溝及び前記第2の摺動溝にそれぞれ対応するように配設された、多方向出力デバイス。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の摺動駆動体は前記第1の磁石を収容する第1の収容溝を有し、前記第2の摺動駆動体は前記第2の磁石を収容する第2の収容溝を有する、請求項1に記載の多方向出力デバイス。
【請求項3】
前記第1の摺動駆動体は第1の凹設部を有し、前記第1の回転駆動体は該第1の回転駆動体の回転角を前記第1の摺動駆動体の摺動距離に変換するように前記第1の凹設部に非固定的に係合された第1の係合部を有し、前記第2の摺動駆動体は第2の凹設部を有し、前記第2の回転駆動体は該第2の回転駆動体の回転角を前記第2の摺動駆動体の摺動距離に変換するように前記第2の凹設部に非固定的に係合された第2の係合部を有する、請求項1に記載の多方向出力デバイス。
【請求項4】
前記第1の係合部は弧状溝を有し、該弧状溝に対応する凸状円柱が該弧状溝に係合されるために前記第1の凹設部内に設けられ、前記第2の係合部は弧状溝を有し、該弧状溝に対応する凸状円柱が該弧状溝に係合されるために前記第2の凹設部内に設けられた、請求項3に記載の多方向出力デバイス。
【請求項5】
前記シャフトスティックを第1の方向に揺動させる場合、該シャフトスティックは前記第1の回転駆動体を駆動して回転させ、前記第1の摺動駆動体を引いて前記第1の摺動溝内を前記第1の方向に摺動させ、前記シャフトスティックは前記第2の回転駆動体の前記中心長孔内に接して移動し、前記シャフトスティックを第2の方向に揺動させる場合、該シャフトスティックは前記第2の回転駆動体を駆動して回転させ、前記第2の摺動駆動体を引いて前記第2の摺動溝内を前記第2の方向に摺動させ、前記シャフトスティックは前記第1の回転駆動体の前記中心長孔内に接して移動し、前記第1の方向は前記第2の方向に垂直である、請求項1に記載の多方向出力デバイス。
【請求項6】
前記シャフトスティックを前記第1の方向及び前記第2の方向によって形成される平面上の任意の方向に揺動させる場合、前記シャフトスティックは前記第1の回転駆動体及び前記第2の回転駆動体を選択的に駆動して同時に回転させ、前記第1の摺動駆動体及び前記第2の摺動駆動体を引いてそれぞれ前記第1の方向及び前記第2の方向に摺動させる、請求項5に記載の多方向出力デバイス。
【請求項7】
前記プリント回路基板上に配置されたスイッチバネ片と、該スイッチバネ片上に配置されるとともに前記シャフトスティックの前記下端に対応する押圧駆動体と、をさらに備える請求項1に記載の多方向出力デバイス。
【請求項8】
前記第1の回転駆動体及び前記第2の回転駆動体の各々が、対応する前記長細い弧状構造体の2つの面にそれぞれ配置された2つの凹部を有し、前記第2の回転駆動体は前記第1の回転駆動体の前記2つの凹部内に係合される、請求項1に記載の多方向出力デバイス。
【請求項9】
前記シャフトスティックの前記下端は、各々が突出部を有する2つの面を有し、2つの前記突出部は前記第2の回転駆動体の前記2つの凹部に結合される、請求項8に記載の多方向出力デバイス。
【請求項10】
前記第1の磁石及び前記第2の磁石が、それぞれ前記第1の収容溝及び前記第2の収容溝に接着剤で接着された、請求項2に記載の多方向出力デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2023年4月27日出願の台湾特許出願番号112115700号の利益を主張し、その主題が参照によりここに取り込まれる。
続きを表示(約 2,300 文字)【0002】
本発明は、多方向出力デバイスに関し、より具体的には磁気検知によって駆動される薄型かつ小型の非接触多方向出力デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
ゲームコンソールとして使用される既存のジョイスティック又はモバイルデバイス用の無線ジョイスティックでは、例えば、ジョイスティックの制御を与えるのに炭素皮膜抵抗器が用いられる。しかし、炭素皮膜抵抗器を用いる制御は接触動作であるため、ブラシ接触によってもたらされる摩耗の問題に起因してその実用寿命は極めて限られてしまい、これは実際の要件を満たすことができない。
【0004】
さらに、接触ジョイスティックの短所を回避するために、直接的な手法は、ホール素子の磁気誘導原理を用いてジョイスティックを制御するなど、ジョイスティックの制御を与えるのに非接触の構成要素を用いることである。しかし、非接触ジョイスティックの精度を制御することは難しく、非接触ジョイスティックの構造は複雑かつ大型であり、それにより、小型化のための要件を満たすことができなくなる。
【0005】
したがって、既存の欠点を軽減及び/又は除去するための改善された多方向出力デバイスを提供することが望まれる。
【発明の概要】
【0006】
本発明の課題は、ブラシ接触によってもたらされる摩耗の問題を排除し、それにより実用寿命を大幅に増加させ、操作シャフトスティックのリセット精度を高めて信号精度を向上し、小型化して薄型かつ小型の制御デバイスを設計するために非接触磁気センサが用いられる多方向出力デバイスを提供することである。
【0007】
上記課題を達成するために、本発明の多方向出力デバイスは、第1の磁気センサ及び第2の磁気センサが配置されたプリント回路基板と、プリント回路基板上に設けられた方向制御ユニットと、を備え、方向制御ユニットは、各々が回転可能な長細い弧状構造体であり、対応する長細い弧状構造体の中心に配置された中心長孔を各々が有する第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体であって、第1の回転駆動体は中心長孔が相互に整列するように第2の回転駆動体の上方に配置されて第2の回転駆動体に対して垂直に交差する、第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体と、第1の回転駆動体の一端及び第2の回転駆動体の一端にそれぞれ可動に接続された第1の摺動駆動体及び第2の摺動駆動体と、第1の摺動駆動体の一方の面及び第2の摺動駆動体の一方の面にそれぞれ固定された第1の磁石及び第2の磁石と、第1の摺動駆動体及び第2の摺動駆動体にそれぞれ対応する第1の摺動溝及び第2の摺動溝を有する下側カバーであって、第1の摺動駆動体は第1の摺動溝に摺動可能に配置され、第2の摺動駆動体は第2の摺動溝に摺動可能に配置された、下側カバーと、上端及び下端を有するシャフトスティックであって、上端が第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体の下部から中心長孔を貫通する、シャフトスティックと、シャフトスティックの下部に第1の回転駆動体及び第2の回転駆動体と接触して配置されたバランスワッシャと、バランスワッシャの下部にバランスワッシャと接触して配置された環状バネと、を含み、第1の磁気センサ及び第2の磁気センサは第1の摺動溝及び第2の摺動溝にそれぞれ対応するように配設される。
【0008】
本開示の他の新規の特徴は、添付図面と併せて解釈されると以下の詳細な説明から一層明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の好適な実施形態に係る多方向出力デバイスの斜視図である。
図2は、本発明の好適な実施形態に係る多方向出力デバイスの分解図である。
図3は、本発明の実施形態に係る、第1の摺動駆動体と第1の回転駆動体の間の接続及び第2の摺動駆動体と第2の回転駆動体の間の接続の詳細な構造を示す。
図4Aは、本発明の好適な実施形態に係る、第1の方向へのシャフトスティックの揺動が行われる多方向出力デバイスの模式図である。
図4Bは、本発明の好適な実施形態に係る、第2の方向へのシャフトスティックの揺動が行われる多方向出力デバイスの模式図である。
図5は、本発明の好適な実施形態に係る多方向出力デバイスの上面図を示す。
図6は、多方向出力デバイスの図5の線A-A´に沿う断面図を示す。
図7は、本発明の実施形態に係る、多方向出力デバイスのシャフトスティックを第2の方向に揺動させた場合の第2の磁石の位置変化を示す。
図8は、本発明の実施形態に係る、多方向出力デバイスのシャフトスティックを第1の方向に揺動させた場合の第1の磁石の位置変化を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好適な実施形態に係る多方向出力デバイスのそれぞれ斜視図及び分解図である図1及び図2を参照されたい。図示するように、多方向出力デバイス1は、外側フレーム11、方向制御ユニット10、押圧駆動体12、スイッチバネ片13、プリント回路基板14、第1の磁気センサ151、第2の磁気センサ152及びフラットケーブル16を含む。方向制御ユニット10は、プリント回路基板14上に配置され、上側カバー102、第1の回転駆動体1031、第2の回転駆動体1032、第1の摺動駆動体1041、第2の摺動駆動体1042、第1の磁石1051、第2の磁石1052、シャフトスティック106、バランスワッシャ107、環状バネ108及び下側カバー109を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
複円環アレーアンテナ
10日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
2日前
オムロン株式会社
入力装置
10日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
15日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社村田製作所
磁性部品
22日前
株式会社ダイヘン
開閉器
1日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
22日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1日前
三菱電機株式会社
端子構造
1日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
住友化学株式会社
積層基板
22日前
住友化学株式会社
積層基板
22日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
10日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
1日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
1日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
9日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
9日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
3日前
オムロン株式会社
継電器
1日前
太陽誘電株式会社
セラミック電子部品
1日前
三井化学株式会社
紫外線硬化性組成物
23日前
続きを見る