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公開番号2024159292
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023075181
出願日2023-04-28
発明の名称車両用電池モジュールの冷却装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 10/6556 20140101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】冷却効率の高い車両用電池モジュールの冷却装置を提供する。
【解決手段】電池モジュール12の冷却装置10において、バスバー40の少なくとも一部と冷却液とが熱的に接するように、冷却液48が、冷却配管部42により電池モジュール12上で流通させられる。この結果、バスバー40に接続され正極外部電極24或いは負極外部電極26の電池セル14の内部側部分と積層集電体18との接合部等が効率的に冷却されるので、電池モジュール12の冷却装置10の冷却効率が高められる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に配置された複数個の電池セルのうち、相互に隣接する電池セルの外部電極同士をバスバーにより電気的に接続された電池モジュールを、冷却する車両用電池モジュールの冷却装置であって、
前記バスバーの少なくとも一部と前記冷却液とが熱的に接するように冷却液を前記電池モジュール上に導く冷却配管部と、
前記冷却配管部内の冷却液を冷却器との間で循環させて前記バスバーを冷却する電池冷却回路と、を含む
ことを特徴とする車両用電池モジュールの冷却装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記冷却液は、オイル、又はイオン交換膜で電気電導性が低くされたイオン交換水から構成される
ことを特徴とする請求項1の車両用電池モジュールの冷却装置。
【請求項3】
前記冷却配管部は、前記バスバーの側面を覆い、前記冷却液を前記バスバーの側面に直接接触させる
ことを特徴とする請求項1の車両用電池モジュールの冷却装置。
【請求項4】
前記冷却配管部は、前記バスバーの周囲に配設された偏平な配管である
ことを特徴とする請求項3の車両用電池モジュールの冷却装置。
【請求項5】
前記冷却配管部は、電気的絶縁性を備えた管壁を有する
ことを特徴とする請求項1の車両用電池モジュールの冷却装置。
【請求項6】
前記電気的絶縁性を備えた管壁は、樹脂層、又は前記樹脂層を含む複数種類の層を含む積層シートから成る可撓性のシートである
ことを特徴とする請求項5の車両用電池モジュールの冷却装置。
【請求項7】
前記冷却配管部は、前記電池セルの配置方向に直交する方向と同様の幅寸法を有して、前記電池セルの前記バスバーが設けられている面上に配置されている
ことを特徴とする請求項1の車両用電池モジュールの冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数個の電池セルが配置された電池モジュールを効果的に冷却する車両用電池モジュールの冷却装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数個の電池セルがー方向に隣接配置された電池モジュールを効果的に冷却する車両用電池モジュールの冷却装置が提案されている。たとえば、特許文献1に記載された、電池モジュールの冷却装置がそれである。
【0003】
特許文献1に記載の電池モジュールの冷却装置は、電池モジュールの上面に装着され、媒体流路が内部に形成された熱伝動部材と、前記熱伝動部材に上端部がそれぞれ接続され、前記電池セルの側面に配置された複数の冷却フィンと、前記電池モジュールの両側に前記電池セルの配列方向に平行に配置された一対の主配管と、一対の主配管と前記熱電動部材の内部に形成された媒体流路とを接続する分岐配管と、を備えている。これにより、電池セルのうち、熱伝動部材に接する上面および冷却フィンに接する側面が、冷却されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2014-509441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、電池モジュールを高負荷で使用すると、バスバーに接続された外部電極の電池セルの内部側部分と集電体との間が電流の2乗に比例して発熱することから、電池モジュールの劣化を抑制するために、冷却することが望まれる。
【0006】
しかしながら、特許文献1の電池モジュールの冷却装置では、電池セルの外側から熱伝動部材および冷却フィンにより電池セルを冷却する構造であるので、電池セル内の発熱部との間の距離が大きくて熱抵抗が高い。このため、効率的に冷却することができないという問題があった。
【0007】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、冷却効率の高い車両用電池モジュールの冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨とするところは、(a)一方向に配置された複数個の電池セルと、前記複数個の電池セルのうち、相互に隣接する電池セルの外部電極同士を電気的に接続するバスバーとを備える電池モジュールを、循環する冷却液を用いて冷却する車両用電池モジュールの冷却装置であって、(b)前記バスバーの少なくとも一部と前記冷却液とが熱的に接するように前記冷却液を前記電池モジュール上に導く冷却配管部を、含むことにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電池モジュールの冷却装置によれば、前記冷却配管部により、前記バスバーの少なくとも一部と冷却液とが熱的に接するように前記冷却液が前記電池モジュール上で流通させる。この結果、バスバーに接続された前記外部電極の電池セルの内部側部分と集電体との接合部等が効率的に冷却されるので、高い冷却効率が得られる。
【0010】
好適には、前記冷却液は、オイル、又はイオン交換膜で電気電導性が低くされたイオン交換水から構成される。これらオイル又はイオン交換水は絶縁性の高い液体であるので、前記冷却配管部に液漏れが発生したとしても漏電がなく、安全性が高められる。
(【0011】以降は省略されています)

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