TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024159180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075012
出願日
2023-04-28
発明の名称
注出容器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
83/00 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】注出孔の向きを気にすることなく、内容物を注出すること。
【解決手段】内容物Mが収容される内容器3及び内容器が内装される外容器4を備える容器本体2と、内容器の口部20に装着され、注出孔46が開口した注出ノズル45を有する注出部材5とを備え、内容器は中心軸O1回りに回転可能に外容器内に収容され、内容器の底部22と外容器の底部12との間には、内容器を回転可能に支持する支持部材6が設けられ、内容器の胴部21には、中心軸に直交する横断面視において胴部のうち他の部分よりも重い重量部7が設けられている注出容器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内容物が収容される内容器、及び前記内容器が内装される外容器を備える容器本体と、
前記内容器の口部に装着され、注出孔が開口した注出ノズルを有する注出部材と、を備え、
前記内容器は、前記外容器の中心軸回りに回転可能に前記外容器内に収容され、
前記注出孔は、前記外容器よりも上方に配置され、
前記内容器の底部と前記外容器の底部との間には、前記外容器に対して前記内容器を回転可能に支持する支持部材が設けられ、
前記内容器の胴部には、前記中心軸に直交する横断面視において、前記胴部のうち他の部分よりも重い重量部が設けられていることを特徴とする注出容器。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の注出容器において、
前記内容器の前記胴部は、前記横断面視において、前記胴部の周方向に沿って延びる第1湾曲胴部と、前記胴部の周方向に沿って延びると共に、前記第1湾曲胴部のうち周方向の両側に位置する周端部を介して接続された第2湾曲胴部と、を備え、
前記第2湾曲胴部は、周方向に沿って一定の厚さで形成されていると共に、前記第1湾曲胴部よりも前記中心軸側に偏るように形成され、
前記第1湾曲胴部は、周方向に沿って前記第2湾曲胴部よりも肉厚に形成され、前記重量部として機能し、
前記横断面視において、前記周端部及び前記中心軸を通過する仮想線を第1仮想直線と定義し、前記第1仮想直線に対して直交し、且つ前記中心軸を通過する仮想線を第2仮想直線と定義したときに、
前記第1湾曲胴部及び前記第2湾曲胴部のそれぞれは、前記中心軸から前記第1湾曲胴部の内周面及び前記第2湾曲胴部の内周面までの距離が、前記第2仮想直線上で最も短く、前記第2仮想直線上から前記周端部に向かうにしたがって次第に長くなるように形成されている、注出容器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の注出容器において、
前記注出孔は、前記容器本体の縦断面視において、前記中心軸に対して傾斜するように形成され、
前記中心軸を周回する周方向において、前記注出孔の最上部の周方向位置は、前記重量部の周方向位置に対して一致している、注出容器。
【請求項4】
請求項3に記載の注出容器において、
前記注出ノズルには、揺動軸線回りに揺動可能な振子部材が設けられ、
前記振子部材は、
前記注出ノズルに対して、前記揺動軸線を中心として揺動可能に連結された振子本体と、
前記振子本体の一端部に連結されると共に、前記揺動軸線よりも下方に配置され、且つ前記注出ノズルに対して前記最上部側に配置された錘部と、
前記振子本体の他端部に連結されると共に、前記揺動軸線よりも上方に配置され、且つ前記注出ノズルに対して前記錘部とは反対側に配置されたノズル蓋部と、を備え、
前記ノズル蓋部は、前記注出孔を閉塞すると共に、前記振子部材の前記揺動軸線回りの揺動に伴って前記注出孔を開放する、注出容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、注出容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
内容物を注出する注出容器として、例えば下記特許文献1に示されるように、2つの注出孔(ノズル孔)を有する注出容器が知られている。
この注出容器では、容器本体の口部に装着したキャップ本体の一部と、キャップ本体に対して着脱可能に組み合わされた補助キャップの一部とで注出孔を形成している。注出孔は、容器軸を挟んで径方向に向かい合うように2つ設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-99965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら従来の注出容器では、内容物を注出する際、注出孔の位置を確認しながら容器本体を指先等で把持し、注出する方向に注出孔が向くように容器本体を傾けるといった操作が必要となってしまう。そのため、操作性が悪く、改善の余地があった。
特に、連続で何度も内容物を注出する場合には、その都度、注出孔の向きを確認しながら使用する必要があるので、煩わしく使い勝手が悪かった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、注出孔の向きを気にすることなく、内容物を注出することができる注出容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る注出容器は、内容物が収容される内容器、及び前記内容器が内装される外容器を備える容器本体と、前記内容器の口部に装着され、注出孔が開口した注出ノズルを有する注出部材と、を備え、前記内容器は、前記外容器の中心軸回りに回転可能に前記外容器内に収容され、前記注出孔は、前記外容器よりも上方に配置され、前記内容器の底部と前記外容器の底部との間には、前記外容器に対して前記内容器を回転可能に支持する支持部材が設けられ、前記内容器の胴部には、前記中心軸に直交する横断面視において、前記胴部のうち他の部分よりも重い重量部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る注出容器によれば、重量部によって重心が片側に偏った胴部を有する内容器が、外容器内に中心軸を中心として回転可能に収容されている。従って、内容物を注出する際、どの方向から外容器を指先等で把持したとしても、容器本体を傾けたときに、重量部が下向きとなるように重力を利用して内容器を外容器内で自然と回転させることができる。このとき、内容器の底部と外容器の底部との間に支持部材が設けられているので、内容器をスムーズに回転させることができる。
従って、容器本体を傾けたときに、外容器を把持したときの外容器の向き(姿勢)に関係なく、常に重量部が下向きとなるように内容器の姿勢を一定にすることができると共に、内容器に装着されている注出部材における注出孔の向きも一定にすることができる。これにより、注出孔の向きを気にすることなく、内容物を注出することができる。従って、使い勝手が良く、操作性に優れた注出容器とすることができる。
【0008】
(2)前記内容器の前記胴部は、前記横断面視において、前記胴部の周方向に沿って延びる第1湾曲胴部と、前記胴部の周方向に沿って延びると共に、前記第1湾曲胴部のうち周方向の両側に位置する周端部を介して接続された第2湾曲胴部と、を備え、前記第2湾曲胴部は、周方向に沿って一定の厚さで形成されていると共に、前記第1湾曲胴部よりも前記中心軸側に偏るように形成され、前記第1湾曲胴部は、周方向に沿って前記第2湾曲胴部よりも肉厚に形成され、前記重量部として機能し、前記横断面視において、前記周端部及び前記中心軸を通過する仮想線を第1仮想直線と定義し、前記第1仮想直線に対して直交し、且つ前記中心軸を通過する仮想線を第2仮想直線と定義したときに、前記第1湾曲胴部及び前記第2湾曲胴部のそれぞれは、前記中心軸から前記第1湾曲胴部の内周面及び前記第2湾曲胴部の内周面までの距離が、前記第2仮想直線上で最も短く、前記第2仮想直線上から前記周端部に向かうにしたがって次第に長くなるように形成されても良い。
【0009】
この場合には、第1湾曲胴部と、第1湾曲胴部の周端部を介して接続された第2湾曲胴部とで、内容器の胴部を形成している。特に、一定の厚さ(肉厚)で形成された第2湾曲胴部よりも、第1湾曲胴部を肉厚に形成することで、第1湾曲胴部を重量部として機能させている。従って、重量部として別途の部材を用意する必要がなく、肉厚の違いを利用して重量部を有する胴部を簡便、且つ低コストで形成することができる。
【0010】
さらに、肉厚に形成された第1湾曲胴部の曲率半径よりも、第2湾曲胴部の曲率半径が小さくなるように、横断面視で第2湾曲胴部の形状を中心軸側に偏った円弧状に形成することができる。これにより、内容器の胴部の形状を、第1湾曲胴部側に重心がさらに偏った不均一な形状にすることができ、容器本体を傾けたときに、重力を利用して内容器の回転を積極的に促すことができる。
さらに、中心軸から第1湾曲胴部の内周面及び第2湾曲胴部の内周面までの距離が、第2仮想直線上で最も短く、第2直線上から周端部に向かうにしたがって次第に長くなるように、第1湾曲胴部及び第2湾曲胴部が形成されている。これにより、内容器の胴部の内部空間は、横断面視で、第1仮想直線を長軸、第2仮想直線を短軸としつつ、第1湾曲胴部側に大きく膨らんだ不均一な楕円状に形成することができる。従って、容器本体を傾けたときに、第1湾曲胴部側に内容物を多く集めることができ、内容物自体の自重等も利用して内容器の回転をさらに積極的に促すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
箱
29日前
個人
構造体
8か月前
個人
包装体
1か月前
個人
ゴミ箱
22日前
個人
収納用具
4か月前
個人
物品収納具
4か月前
個人
パウチ補助具
17日前
個人
折り畳み水槽
1か月前
個人
ダンボール宝箱
1か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
5か月前
個人
開封用カッター
6か月前
個人
チャック付き袋体
7か月前
個人
折りたたみコップ
7か月前
個人
パウチ容器
8か月前
個人
圧縮収納袋
1か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
3か月前
個人
粘着テープ切断装置
3か月前
株式会社イシダ
包装装置
29日前
個人
伸縮するゴミ収納器
8か月前
個人
粘着テープ剥がし具
6か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
個人
チャック付き保存袋
6か月前
個人
塗料容器用蓋
1か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
15日前
積水樹脂株式会社
接着剤
5か月前
株式会社新弘
容器
24日前
株式会社新弘
容器
24日前
個人
粘着テープ剥がし具
2か月前
株式会社デュプロ
包装装置
25日前
日東精工株式会社
検査装置
4か月前
株式会社joze
攪拌容器
5か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
2か月前
三甲株式会社
トレー
5か月前
個人
装飾品展示台兼梱包箱
6か月前
個人
ゴミ箱用ゴミ袋保持具
22日前
続きを見る
他の特許を見る