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公開番号
2024158902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074525
出願日
2023-04-28
発明の名称
鋳鉄管内面用補修剤および内面を補修した鋳鉄管
出願人
株式会社栗本鐵工所
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
C08L
63/00 20060101AFI20241031BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】簡便に短時間で補修可能であり、かつ耐熱性に優れた補修剤を提供すること、さらには管内面の凹部の補修箇所が耐熱性に優れたものである鋳鉄管を提供すること。
【解決手段】エポキシ樹脂を含有する第1剤と、硬化剤を含有する第2剤とからなる鋳鉄管内面用補修剤であって、硬化剤には少なくともトリエチレンテトラミンを含み、鉄粉、炭酸カルシウム粉およびニッケル粉を含む顔料を、補修剤中60~78質量%含有し、かつ炭酸カルシウム粉の含有量が、補修剤中45~65質量%である鋳鉄管内面用補修剤、ならびにこの鋳鉄管内面用補修剤の混合物を管内面の凹部に充填し硬化した鋳鉄管。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エポキシ樹脂を含有する第1剤と、硬化剤を含有する第2剤とからなる鋳鉄管内面用補修剤であって、
硬化剤には少なくともトリエチレンテトラミンを含み、
鉄粉、炭酸カルシウム粉およびニッケル粉を含む顔料を、補修剤中60~78質量%含有し、かつ
炭酸カルシウム粉の含有量が、補修剤中45~65質量%である
鋳鉄管内面用補修剤。
続きを表示(約 55 文字)
【請求項2】
管内面の凹部に請求項1記載の鋳鉄管内面用補修剤の混合物を充填し硬化した鋳鉄管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋳鉄管の内面用補修剤および当該補修剤で内面凹部を補修した鋳鉄管に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
主に水道管として用いられているダクタイル鉄管の直管は、通常、遠心鋳造法により製造されている。鋳鉄管を遠心鋳造法により製造する場合、製造した鋳鉄管の内面には、鋳造欠陥(凹み)が生じる場合がある。このような場合、一般的に鉄系材料の溶接や、樹脂製補修剤の塗布により、鋳造欠陥が補修されている。
【0003】
特許文献1では、鋳造欠陥部をアークやプラズマで加熱・溶融させることで、欠陥部を浮上させ、その後その溶融部に溶加材を添加して肉盛溶接を行い、欠陥部を補修したことが開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、高温下での硬度を維持しながら変形を低下できるアルミニウム鋳物の欠陥補修剤として、耐熱性エポキシ樹脂に、アルミニウムよりも硬度が高く熱膨張係数が小さい無機材料粉末が体積比で10~60%混合されたものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭61-165292号公報
特開2003-183477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように、鋳造欠陥部自体を加熱・溶融させる作業は、手間や時間がかかり、結果としてコスト高になるという問題がある。
【0007】
また、ダクタイル鉄管においては、その内面にエポキシ樹脂粉体塗装を施す前に管を240℃以上に加熱するが、特許文献2に記載された樹脂製補充剤では200℃程度の耐熱性しか有しておらず、ダクタイル鉄管の補修には適用し難いという問題がある。
【0008】
このため、本発明では、簡便に短時間で補修可能であり、かつ耐熱性に優れた補修剤を提供すること、さらには管内面の凹部の補修箇所が耐熱性に優れたものである鋳鉄管を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題に鑑み、本件出願人は、二剤型のエポキシ系樹脂補修剤において、硬化剤として少なくともトリエチレンテトラミンを含み、鉄粉、炭酸カルシウム粉およびニッケル粉を含む顔料を所定量含有させ、さらに炭酸カルシウム粉の含有量を所定量とすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明は、
[1]エポキシ樹脂を含有する第1剤と、硬化剤を含有する第2剤とからなる鋳鉄管内面用補修剤であって、
硬化剤には少なくともトリエチレンテトラミンを含み、
鉄粉、炭酸カルシウム粉およびニッケル粉を含む顔料を、補修剤中60~78質量%含有し、かつ
炭酸カルシウム粉の含有量が、補修剤中45~65質量%である
鋳鉄管内面用補修剤、および
[2]管内面の凹部に上記[1]記載の鋳鉄管内面用補修剤の混合物を充填し硬化した鋳鉄管
に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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