TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024158274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073345
出願日2023-04-27
発明の名称配向体製造装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社トヨタコンポン研究所,大学共同利用機関法人自然科学研究機構
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01F 13/00 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造過程における変形を抑制可能であり、より汎用性を有する配向体製造装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る配向体製造装置は、磁場によって配向制御される配向体材料が配置される材料配置領域に対して位置が固定されており、磁場を生成する磁場生成部と、時間的に変化する磁場を材料配置領域に生成するように磁場生成部を駆動する駆動装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁場によって配向制御される配向体材料が配置される材料配置領域に対して位置が固定されており、磁場を生成する磁場生成部と、
時間的に変化する磁場を前記材料配置領域に生成するように前記磁場生成部を駆動する駆動装置と、
を備える、
配向体製造装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記磁場生成部は、前記材料配置領域における磁束密度が0.5Tより大きいように前記磁場を生成する、
請求項1に記載の配向体製造装置。
【請求項3】
前記磁場生成部は、回転磁場を生成する、
請求項1に記載の配向体製造装置。
【請求項4】
前記磁場生成部は、前記材料配置領域における磁束密度が0.5Tより大きいように前記磁場を生成し、
前記回転磁場の回転速度は、60rpmより大きい、
請求項3に記載の配向体製造装置。
【請求項5】
前記磁場生成部は、N個の電磁石対(Nは2以上の整数)を有し、
前記N個の電磁石対のうちの1つを第iの電磁石対と称した場合(iは、1~Nの何れか)、前記第iの電磁石対が有する2つの電磁石それぞれが生成する磁場の方向は同じであり、
前記第iの電磁石対が有する2つの電磁石は、前記材料配置領域を挟んで配置されている、
請求項3または4に記載の配向体製造装置。
【請求項6】
前記駆動装置は、前記N個の電磁石対によって生成される磁場が、時間的に変化するように、前記N個の電磁石対に位相をずらして電圧を印加する、
請求項5に記載の配向体製造装置。
【請求項7】
前記N個の電磁石対は、3個の電磁石対であり、
前記駆動装置は、前記回転磁場が生成されるように、前記3個の電磁石対それぞれに三相交流の各相の電圧を印加する、
請求項5に記載の配向体製造装置。
【請求項8】
前記磁場生成部を冷却するための冷却方式が沸騰冷却方式である、
請求項5に記載の配向体製造装置。
【請求項9】
前記材料配置領域を有するともに、前記磁場生成部を収容する筐体を備え、
前記筐体内において、前記磁場生成部は、水よりも沸点の低い絶縁性液体内に配置されている、
請求項8に記載の配向体製造装置。
【請求項10】
前記筐体内に配置されており、気化された前記絶縁性液体を液相に戻す熱交換器を更に備え、
前記熱交換器には、前記筐体の外部から冷媒が供給される、
請求項9に記載の配向体製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配向体製造装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
本技術分野の従来技術として、特許文献1,2に開示された技術が知られている。特許文献1,2に記載の技術では、微結晶粒子を含む材料粉末が溶媒(溶液)に分散されることによって得られた材料(スラリー)に、磁場を印加しながら鋳込み成形している。特許文献1では、材料を保持した保持部を静磁場中で回転させることによって、材料に相対的な回転磁場を印加している。特許文献2では、永久磁石を材料に対して回転させたり、または、直線移動させたりすることによって、固定配置された材料に対して、回転磁場を印加している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/07312号
特開2019-192668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、材料自体を回転させるため、製造される配向体に歪みなどの変形が生じ易い。特許文献2の技術では、駆動装置を用いて永久磁石を回転させたり、直線移動させたりすることから、材料に印加する回転磁場の状態を調整しにくい。製造すべき配向体の用途に応じて、製造過程において材料に印加する回転磁場の状態は異なる。そのため、特許文献2に記載の技術では、汎用性が低下している。
【0005】
そこで、本発明は、製造過程における変形を抑制可能であり、より汎用性を有する配向体製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明の一側面に係る配向体製造装置は、磁場によって配向制御される配向体材料が配置される材料配置領域に対して位置が固定されており、磁場を生成する磁場生成部と、時間的に変化する磁場を上記材料配置領域に生成するように上記磁場生成部を駆動する駆動装置と、を備える。
【0007】
配向体製造装置では、磁場生成部は、材料配置領域に対して位置が固定されている。このように位置が固定された磁場生成部が、時間的に変化する磁場を上記材料配置領域に生成する。そのため、材料配置領域に配置される配向体材料を静置した状態でも配向体材料に時間的に変化する磁場を印加できることから、製造過程において配向体の変形(たとえば歪みなど)を抑制できる。上記構成では、磁場生成部を駆動装置で駆動することよって、時間的に変化する磁場を生成する。よって、駆動装置による磁場生成部の駆動条件を変えることで、製造すべき配向体の用途に応じて要求される磁場の状態を容易に調整できる。そのため、上記構成では、配向体製造装置の汎用性の向上が図れている。
【0008】
[2]上記[1]に係る配向体製造装置において、上記磁場生成部は、上記材料配置領域における磁束密度が0.5Tより大きいように上記磁場を生成してもよい。
【0009】
[3]上記[1]に係る配向体製造装置において、上記磁場生成部は、回転磁場を生成してもよい。この場合、回転磁場の回転軸方向に配向制御された配向体を製造可能である。
【0010】
[4]上記[3]に記載の配向体製造装置において、上記磁場生成部は、上記材料配置領域における磁束密度が0.5Tより大きいように上記磁場を生成し、上記回転磁場の回転速度は、60rpmより大きくてもよい。このような条件では、たとえば、二軸性結晶を含む配向体を製造可能である。よって、配向体製造装置は、二軸性結晶を含む配向体の製造に有効である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
複円環アレーアンテナ
10日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
2日前
オムロン株式会社
入力装置
10日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
15日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
3日前
株式会社村田製作所
磁性部品
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1日前
株式会社ダイヘン
開閉器
1日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1日前
マクセル株式会社
配列用マスク
1日前
TDK株式会社
電子部品
9日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
22日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
1日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
10日前
三菱電機株式会社
端子構造
1日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
1日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
9日前
住友化学株式会社
積層基板
22日前
三洲電線株式会社
撚線導体
25日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
9日前
住友化学株式会社
積層基板
22日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
3日前
HOYA株式会社
光照射モジュール
25日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
25日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
三菱電機株式会社
半導体装置
25日前
エリーパワー株式会社
蓄電池
25日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
続きを見る