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公開番号2024158084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072948
出願日2023-04-27
発明の名称タイヤ評価用雪面の形成方法
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 19/00 20060101AFI20241031BHJP(車両一般)
要約【課題】凹凸が抑えられた均一な雪面を形成することができる技術を提供する。
【解決手段】 タイヤ評価用雪面の形成方法は、ドラム2の内面に設けられた圧雪層6の表面6aに形成されるタイヤ評価用雪面の形成方法である。この形成方法は、ドラム2の内面側を走行するタイヤTを支持する支持機構4に、圧雪層6を切削するための切削刃32を設ける第1工程と、切削刃32の先端32a1が圧雪層6の表面6aから所定深さとなるように切削刃32を圧雪層6に接触させ、ドラム2を所定の周速で回転させつつ、圧雪層6の表面6aの第1位置P1と第2位置P2との間で切削刃32を圧雪層6の幅方向に平行移動させる第2工程と、圧雪層6が所定の厚みになるまで、第2工程を繰り返す第3工程と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ドラムの内面に設けられた圧雪層表面に形成されるタイヤ評価用雪面の形成方法であって、
前記ドラムの内面側を走行するタイヤを支持する支持機構に、前記圧雪層を切削するための切削刃を設ける第1工程と、
前記切削刃の先端が前記圧雪層表面から所定深さとなるように前記切削刃を前記圧雪層に接触させ、前記ドラムを所定の周速で回転させつつ、前記圧雪層表面の第1位置と第2位置との間で前記切削刃を前記圧雪層の幅方向に平行移動させる第2工程と、
前記圧雪層が所定の厚みになるまで、前記第2工程を繰り返す第3工程と、
を含む
タイヤ評価用雪面の形成方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第3工程の後に、前記切削刃によって切削された雪を除去する工程をさらに含む
請求項1に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。
【請求項3】
前記切削刃による切削痕は、軸方向に隙間無く螺旋状に形成される
請求項1に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。
【請求項4】
前記所定深さは、0.3mm以上、5.0mm以下である
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。
【請求項5】
前記第1位置から前記第2位置までの距離は、1000mm以上、3000mm以下である
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。
【請求項6】
前記所定の周速は、30km/h以上、100km/h以下である
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。
【請求項7】
前記切削刃の移動速度は、5mm/s以上、40mm/s以下である
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタイヤ評価用雪面の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ評価用雪面の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
雪面におけるタイヤ性能を評価には、屋外での評価の他に、屋内に人工的な雪面を設け、人口的な雪面上でタイヤ性能の評価が行われることがある。特許文献1には、屋内にタイヤ評価用の人口雪面を形成する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2005-515110号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、凹凸が抑えられた均一な雪面を形成することができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明に係るタイヤ評価用雪面の形成方法は、ドラムの内面に設けられた圧雪層表面に形成されるタイヤ評価用雪面の形成方法である。この形成方法は、前記ドラムの内面側を走行するタイヤを支持する支持機構に、前記圧雪層を切削するための切削刃を設ける第1工程と、前記切削刃の先端が前記圧雪層表面から所定深さとなるように前記切削刃を前記圧雪層に接触させ、前記ドラムを所定の周速で回転させつつ、前記圧雪層表面の第1位置と第2位置との間で前記切削刃を前記圧雪層の幅方向に平行移動させる第2工程と、前記圧雪層が所定の厚みになるまで、前記第2工程を繰り返す第3工程と、を含む。
【0006】
上記構成によれば、支持機構に設けられた切削刃によって圧雪層表面を切削することでタイヤ評価用雪面を形成することができる。よって、切削刃を設けるための機構等を追加する必要がなく、切削条件を適切に調整することで、凹凸が抑えられた均一な雪面を形成することができる。
【0007】
(2)上記タイヤ評価用雪面の形成方法において、前記第3工程の後に、前記切削刃によって切削された雪を除去する工程をさらに含むことが好ましい。
この場合、切削された雪がタイヤ評価に影響を及ぼすのを抑制することができる。
【0008】
(3)上記タイヤ評価用雪面の形成方法において、記切削刃による切削痕は、軸方向に隙間無く螺旋状に形成されることが好ましい。
この場合、圧雪層の表面を均一に切削することができる。
【0009】
(4)上記タイヤ評価用雪面の形成方法において、前記所定深さは、0.3mm以上、5.0mm以下であることが好ましい。
所定深さが0.3mmより小さいと、圧雪層の切削量が少なくなり、評価用雪面の形成に要する時間が大きくなる。所定深さが5.0mmより大きいと、圧雪層の切削量が比較的多くなり、圧雪層の厚みの調整が困難になるおそれがある。
所定深さを、0.3mm以上、5.0mm以下とすることで、適切に評価用雪面を形成することができる。
【0010】
(5)また、上記タイヤ評価用雪面の形成方法において、前記第1位置から前記第2位置までの距離は、1000mm以上、3000mm以下であることが好ましい。
第1位置から第2位置までの距離が1000mmより小さいと、タイヤ評価のために十分な雪面を得ることができない。また、第1位置から第2位置までの距離が3000mmより大きいと、評価用雪面の形成に要する時間が大きくなる。第1位置から第2位置までの距離を、1000mm以上、3000mm以下とすることで、適切に評価用雪面を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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