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公開番号
2024149371
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023221492
出願日
2023-12-27
発明の名称
ゴム組成物及びタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08L
21/00 20060101AFI20241010BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】水により可逆的な物性変化を発揮するゴム組成物及びタイヤを提供する。
【解決手段】ゴム成分、充填剤及びロジン化合物を含み、下記式(1)~(2)を満たすゴム組成物に関する。
(1)水湿潤時のtanδ/乾燥時のtanδ>1.00
(2)水湿潤時のE*/乾燥時のE*<1.00
(式(1)、(2)中、tanδ及びE*は、温度30℃、初期歪10%、動歪1%、周波数10Hz、伸長モードの条件下で測定した損失正接及び複素弾性率である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴム成分、充填剤及びロジン化合物を含み、下記式(1)~(2)を満たすゴム組成物。
(1)水湿潤時のtanδ/乾燥時のtanδ>1.00
(2)水湿潤時のE*/乾燥時のE*<1.00
(式(1)、(2)中、tanδ及びE*は、温度30℃、初期歪10%、動歪1%、周波数10Hz、伸長モードの条件下で測定した損失正接及び複素弾性率である。)
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記ゴム成分100質量部に対する前記充填剤の含有量Fc(質量部)が下記式を満たす請求項1に記載のゴム組成物。
40<Fc<90
【請求項3】
前記ロジン化合物がロジン金属塩を含む請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記ロジン化合物がロジン酸ナトリウム及びロジン酸亜鉛からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記ゴム成分が天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴムの少なくとも1種を含む請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記ゴム成分100質量%中の天然ゴムの含有量が30~70質量%である請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項7】
前記ゴム成分100質量%中のブタジエンゴムの含有量が5~50質量%である請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項8】
前記ゴム成分100質量%中のスチレンブタジエンゴムの含有量が20~80質量%である請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項9】
前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含有量が5~50質量%である請求項5に記載のゴム組成物。
【請求項10】
前記スチレンブタジエンゴムのビニル結合量が10~70質量%である請求項5に記載のゴム組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤなどの製品は、各種材料を用いることで、種々の性能を付与することが検討され、性能の向上が望まれている。従来から、グリップ性能、耐摩耗性の改善を目的とする技術が求められている(特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-285524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、水により可逆的な物性変化を発揮するゴム組成物及びタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ゴム成分、充填剤及びロジン化合物を含み、下記式(1)~(2)を満たすゴム組成物に関する。
(1)水湿潤時のtanδ/乾燥時のtanδ>1.00
(2)水湿潤時のE*/乾燥時のE*<1.00
(式(1)、(2)中、tanδ及びE*は、温度30℃、初期歪10%、動歪1%、周波数10Hz、伸長モードの条件下で測定した損失正接及び複素弾性率である。)
【発明の効果】
【0006】
本発明は、ゴム成分、充填剤及びロジン化合物を含み、上記式(1)~(2)を満たすゴム組成物であるので、水により可逆的な物性変化を発揮するゴム組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ガムロジン、ガムロジンNa、ガムロジンZnのIRスペクトルの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<ゴム組成物>
本発明は、ゴム成分、ロジン化合物及び充填剤を含み、下記式(1)~(2)を満たすゴム組成物である。
(1)水湿潤時のtanδ/乾燥時のtanδ>1.00
(2)水湿潤時のE*/乾燥時のE*<1.00
(式(1)、(2)中、tanδ及びE*は、温度30℃、初期歪10%、動歪1%、周波数10Hz、伸長モードの条件下で測定した損失正接及び複素弾性率である。)
【0009】
前記作用効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のようなメカニズムによるものと推察される。
ゴム組成物にロジン金属塩などのロジン化合物を配合すると、ゴム組成物の乾燥時に強いイオン結合などの結合により凝集し、ガラス転移温度Tgが高くなり、ロジン化合物と混合しているゴムが運動しにくくなると考えられる。
一方、ゴム組成物の水湿潤時は、イオン結合などの結合が乖離し、Tgが低くなり、ロジン化合物と混合しているゴムが運動しやすくなると考えられる。
従って、ロジン金属塩などのロジン化合物を配合することで、上記式(1)、(2)を満たすゴム組成物となり、水により可逆的な物性変化が発揮されると推察される。
【0010】
このように、本発明は、ゴム成分、ロジン化合物及び充填剤を含み、かつ式(1)「水湿潤時のtanδ/乾燥時のtanδ>1.00」、式(2)「水湿潤時のE*/乾燥時のE*<1.00」を満たすゴム組成物の構成にすることにより、水により可逆的な物性変化を発揮するという課題(目的)を解決するものである。すなわち、式(1)~(2)のパラメータは課題(目的)を規定したものではなく、本発明の課題は、水により可逆的な物性変化を発揮することであり、そのための解決手段として前記パラメータを満たすような構成としたものである。
(【0011】以降は省略されています)
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