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公開番号
2025016000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118975
出願日
2023-07-21
発明の名称
被覆ゴム組成物および振動エネルギー吸収ユニット
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08L
23/28 20250101AFI20250124BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フランジとの接着強度および破壊耐久性(特に高歪変形での破壊耐久性)に優れた被覆ゴム層を形成しうる被覆ゴム組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の被覆ゴム組成物は、振動エネルギー吸収ユニットが備える減衰ゴム部材の露出した表面を被覆する被覆ゴム層を形成するためのものであって、ハロゲン化ブチルゴムを含む基材ゴム100質量部に対して、シリカを15質量部以上、70質量部以下含有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
振動エネルギー吸収ユニットが備える減衰ゴム部材の露出した表面を被覆する被覆ゴム層を形成するためのものであって、ハロゲン化ブチルゴムを含む基材ゴム100質量部に対して、シリカを15質量部以上、70質量部以下含有することを特徴とする被覆ゴム組成物。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記ハロゲン化ブチルゴムは、臭素化ブチルゴムおよび/または塩素化ブチルゴムである請求項1に記載の被覆ゴム組成物。
【請求項3】
前記基材ゴム中のハロゲン化ブチルゴムの含有率は、50質量%以上である請求項1に記載の被覆ゴム組成物。
【請求項4】
前記シリカのBET比表面積は、50m
2
/g以上、350m
2
/g以下である請求項1に記載の被覆ゴム組成物。
【請求項5】
減衰ゴム部材を備える振動エネルギー吸収ユニットであって、前記減衰ゴム部材の露出した表面が、請求項1~4のいずれか一項に記載の被覆ゴム組成物から形成される被覆ゴム層で被覆されていることを特徴とする振動エネルギー吸収ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆ゴム組成物、および、これを被覆ゴム層に用いた振動エネルギー吸収ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ビルや橋げた等の構造物の免震または制震に用いる振動エネルギー吸収ユニットとしては、例えば、鋼板等からなる一対のフランジと、前記フランジ間に介在させた減衰ゴム部材とを備えたもの等が知られている。前記一対のフランジと減衰ゴム部材とは、加硫接着等によって互いに一体化される。
【0003】
前記振動エネルギー吸収ユニットは、一対のフランジのうちの一方を構造物の下の基礎に、他方を構造物に固定した状態で、前記構造物に組み込まれる。地震が発生して基礎側のフランジが振動すると、両フランジ間の減衰ゴム部材が大変形して、前記振動が構造物側に伝えられるのを抑制する。また減衰ゴム部材の減衰作用により、構造物の振動が早期に減衰される。その結果、構造物が免震・制震される。
【0004】
前記減衰ゴム部材は、内部ゴムの損傷や経年劣化を抑制するために、前記一対のフランジと接しない表面(外周面)を、ガスバリア性や耐候性などを有する被覆ゴム層によって被覆することが採用されている。このような被覆ゴム層について、その組成が種々検討されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、ゴム成形体の表面に、層状粘土鉱物フィラーがゴム中に分散されてなる被覆層が形成されていることを特徴とする被覆ゴム成形体が開示されている。
【0006】
特許文献2には、ゴム分として、ハロゲン化ブチルゴム、およびエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴムの2種のゴムを併用し、かつ表面処理炭酸カルシウムを配合したことを特徴とする被覆ゴム組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-34396号公報
特開2012-126818号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
減衰ゴム部材を被覆するゴム層を形成するゴムとしては、ガスバリア性のあるブチルゴムやハロゲン化ブチルゴム等が使用されている。しかしながら、これらのゴムは、二重結合が少なく、フランジの鋼材との接着力が弱いため、高歪時においてフランジから剥離しやすく、破壊の起点となるという問題があった。
【0009】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、フランジとの接着強度および破壊耐久性(特に高歪変形での破壊耐久性)に優れた被覆ゴム層を形成しうる被覆ゴム組成物を提供することを目的とする。本発明は、前記被覆ゴム組成物を被覆ゴム層に用いた振動エネルギー吸収ユニットを提供することをさらなる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決することができた本発明の被覆ゴム組成物は、振動エネルギー吸収ユニットが備える減衰ゴム部材の露出した表面を被覆する被覆ゴム層を形成するためのものであって、ハロゲン化ブチルゴムを含む基材ゴム100質量部に対して、シリカを15質量部以上、70質量部以下含有することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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