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公開番号
2025010497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-21
出願番号
2024099899
出願日
2024-06-20
発明の名称
ゴルフクラブヘッド
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A63B
53/04 20150101AFI20250110BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】 オフセンターヒットに対する寛容性を提供する。
【解決手段】 ゴルフクラブヘッド100は、フェース中心164を有し、かつ、フェース平面を画定する打撃フェース160と、フェース平面に垂直で、フェース中心を通る仮想の垂直中心平面166と、ソール部140と、トップ部130と、トウ部110と、シャフトを受けるように構成されたホーゼル部と、39°以上のロフトLとを含む。重心170は垂直中心平面166からトウ側に0.0mmより大きい距離Dtで離れている。接地面と平行で、重心を通ってヒールからトウ方向に延びる軸について測定された慣性モーメントIyyは、1150g・cm
2
以上である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴルフクラブヘッドであって、仮想接地平面に対して基準位置に置かれたときに、
フェース中心を有し、かつ、フェース平面を規定する打撃フェース;
前記フェース平面に垂直で、前記フェース中心を通る仮想の垂直中心平面;
ソール部;
前記ソール部と反対側のトップ部;
ヒール部;
前記ヒール部と反対側のトウ部;
シャフトを受けるように構成され、かつ、ホーゼル軸を規定するホーゼル;
39°以上のロフトL;
前記垂直中心平面から0.0mmより大きい距離Dtでトウ側に間隔をあけた重心;および
前記仮想接地平面に平行で、前記重心を通ってヒールからトウの方向に延びる軸について測定された、1150g・cm
2
以上の慣性モーメントIyy、
を含むゴルフクラブヘッド。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記ロフトLは、54°以上である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記距離Dtは、0.5mm以上である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記距離Dtは、0.5mmと1.0mmとの間である、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記重心は、前記フェース平面から後方に、かつ、前記フェース平面に対して垂直に、2.25mm以下の距離D5で離隔している、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
約250gと約320gとの間のクラブヘッド質量をさらに含む、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記クラブヘッド質量が300g以上である、請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記重心を通って垂直に延びる軸について測定された、2500g・cm
2
以上の慣性モーメントIzzをさらに含む、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
前記慣性モーメントIzzは、3200g・cm
2
以上である、請求項8に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
前記ゴルフクラブヘッドは、
第1の融点および第1の密度を有する第1の材料からなる第1の構成要素と、
前記第1の融点よりも大きい第2の融点および前記第1の密度よりも小さい第2の密度を有する第2の材料からなる第2の構成要素とを含み、
前記第2の構成要素は、前記第1の構成要素によって少なくとも部分的に包まれている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般にゴルフクラブの分野に関する。 より詳細には、本開示は、クラブヘッドの少なくともホーゼル部にインサートを有するゴルフクラブヘッドに関する。
続きを表示(約 5,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブヘッド設計の目標は、クラブヘッドの重心を、スイング中にゴルフボールと接触する可能性が最も高い打撃フェース上の位置に合わせることである。これにより、ショットの正確性が高まり、ゴルファーのスイングからできるだけ多くのエネルギーがインパクトでゴルフボールに伝達されるようになり、その結果、好ましいゴルフショットが得られる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、この目標は、与えられた質量予算の制約内で達成することが困難な場合が多い。これは、ヒール部とホーゼル部の形状やその重量のために、クラブヘッドの重心がフェース中心からヒール側に自然に偏る「プレーヤー」アイアンタイプのゴルフクラブヘッドに関連して特に当てはまる。このようなクラブヘッドを使うゴルファーは、伝統的な外観を楽しむことも多く、このようなゴルファーは、クラブヘッドの重量プロファイルを有益に変更するように設計された変更であっても、クラブヘッドをこの伝統的な外観から逸脱させるような変更に反対するかもしれない。例えば、アイアンやウェッジタイプのゴルフクラブヘッドには、慣性モーメントを増加させ、オフセンターヒット時の「寛容性」を付加するために、周囲重量が加えられることがあるが、このようなキャビティバックのクラブヘッドの外観は、ブレードタイプのアイアンやウエッジの外観を好むプレーヤーにとっては不快なものとなり得る。このような特徴はまた、特にバックスピン特性が関連するウェッジタイプのゴルフクラブヘッドの場合、スイートスポットの位置に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、重心が、ゴルフボールが打撃される可能性の高い場所に近づくように、重量をクラブヘッドのある部分から別の部分に離散的に移動させる一方、オフセンターヒットに対する寛容性を提供する設計の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一つ又は複数の態様によるゴルフクラブヘッドは、仮想接地平面に対して基準位置に置かれたときに、フェース中心を有し、かつ、フェース平面を規定する打撃フェース;前記フェース平面に垂直で、前記フェース中心を通る仮想の垂直中心平面;ソール部;前記ソール部と反対側のトップ部;ヒール部;前記ヒール部と反対側のトウ部;シャフトを受けるように構成され、かつ、ホーゼル軸を規定するホーゼル;39°以上のロフトL;前記垂直中心平面から0.0mmより大きい距離Dtでトウ側に間隔をあけた重心;および、前記仮想接地平面に平行で、前記重心を通り、ヒールからトウの方向に延びる軸について測定された、1150g・cm
2
以上の慣性モーメントIyy、を含む。
【0005】
本開示の一つ又は複数の態様によるゴルフクラブは、仮想の接地平面に対して基準位置に置かれたときに、 ゴルフクラブヘッドを含み、前記ゴルフクラブヘッドは、フェース中心を有し、かつ、フェース平面を規定する打撃フェース;前記フェース平面に垂直で、前記フェース中心を通る仮想の垂直中心平面;ソール部;前記ソール部と反対側のトップ部;ヒール部;前記ヒール部と反対側のトウ部;ホーゼル軸を規定するホーゼル;39°以上のロフトL;前記垂直中心平面から0.0mmより大きい距離Dtでトウ側に間隔をあけた重心;および、前記仮想接地平面と平行で、前記重心を通り、トウからヒール方向に延びる軸について測定された、1150g・cm
2
以上である慣性モーメントIyy;を含む。前記ゴルフクラブトはまた、前記ゴルフクラブヘッドの前記ホーゼルに固定されたシャフトを含む。
【0006】
本開示の様々な態様によるゴルフクラブヘッドおよびその製造方法のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明、図面、および添付の特許請求の範囲に関して検討すれば、より明らかになるであろう。以下に記載される説明および図面は、例示のみを目的とするものであり、本発明の範囲をいかなる形でも限定することを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一つ又は複数の態様による例示的なゴルフクラブヘッドの正面図である。
図2は、図1の例示的なゴルフクラブヘッドの背面図である。
図3は、本開示の一つ又は複数の態様による例示的なゴルフクラブヘッドのヒール側の立面図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿ったゴルフクラブヘッドの断面図である。
図5は、ホーゼルが取り除かれた図3のゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。
図6は、図5のVI-VI線に沿った図5のゴルフクラブヘッドの断面図である。
図7は、図3のゴルフクラブヘッドを製造する例示的な方法を示す。
図8は、図3のゴルフクラブヘッド内のインサートの拡大図である。
図9は、図8のインサートを設計する方法の一部として、複数のクラブヘッドの重なりを示す。
図10は、図7の方法の第2ステップから得られるゴルフクラブヘッドを示す。
図11は、図7の方法の第3ステップから得られるゴルフクラブヘッドを示す。
図12は、図7の方法の第4ステップから得られるゴルフクラブヘッドを示す。
図13は、本開示の1つ以上の態様に従った、ゴルフクラブヘッドを製造する例示的な方法を示す。
図14は、図13の方法の第4ステップから得られるゴルフクラブヘッドを示す。
図15は、本開示の1つ以上の態様によるゴルフクラブヘッドの背面図である。
図16は、図15のゴルフクラブヘッドのヒール側の図である。
図17は、図15のゴルフクラブヘッドの背面概略図である。
図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿ったゴルフクラブヘッドの断面図である。
図19は、図17のXIX-XIX線に沿ったゴルフクラブヘッドの断面図である。
図20は、本開示の第2の実施形態によるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。
図21は、図20のゴルフクラブヘッドの底面図である。
図22は、図20のゴルフクラブヘッドの平面図である。
図23は、図20のゴルフクラブヘッドのトウ側立面図である。
図24は、図20のゴルフクラブヘッドのヒール側立面図である。
図25は、本開示の第3の実施形態によるゴルフクラブヘッドの斜視図である。
図26は、図25のゴルフクラブヘッドのヒール側立面図である。
図27は、図25のゴルフクラブヘッドのトウ側立面図である。
図28は、図25のゴルフクラブヘッドの正面図である。
図29は、図25のゴルフクラブヘッドの背面図である。
図30は、本開示の別の実施形態によるゴルフクラブヘッドのポートフォリオを示す正面図である。
図31は、バウンスオプション#1および#2のゴルフクラブヘッドの特性を示す。
図32Aは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの特性を示す。
図32Bは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Cは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Dは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Eは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Fは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Gは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図32Hは、ゴルフクラブヘッド用の低密度インサートの形状を示す。
図33は、様々なゴルフクラブヘッドのロフトとCGyとを比較したプロットである。
図34は、様々なゴルフクラブヘッドのロフトとIyyとを比較したプロットである。
図35は、様々なゴルフクラブヘッドのロフトとIyy/CGyとを比較したプロットである。
図36は、例示的なゴルフクラブヘッドの様々なパラメータを列挙した表である。
図37Aは、様々なゴルフクラブヘッドのSDr値のプロットを示す。
図37Bは、様々なゴルフクラブヘッドのSDr値のプロットを示す。
図38は、例示的なゴルフクラブヘッドのR
2
モデリングを示す。
図39Aは、様々なゴルフクラブヘッドの Spk/Sk と Svk/Sk とのプロットを示す。
図39Bは、様々なゴルフクラブヘッドの Spk/Sk と Svk/Sk とのプロットを示す。
図40は、本開示の別の実施形態によるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。
図41は、図40のゴルフクラブヘッドの正面図である。
図42は、図40のゴルフクラブヘッドの背面図である。
図43は、図40のゴルフクラブヘッドのトウ側立面図である。
図44は、図40のゴルフクラブヘッドのヒール側立面図である。
図45は、図40のゴルフクラブヘッドの平面図である。
図46は、図40のゴルフクラブヘッドの底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1および図2に示されるのは、本開示の1つ以上の態様によるゴルフクラブヘッド100である。このゴルフクラブヘッドの本体は、トウ部110と、トウ部の反対側のヒール部120と、トップ部130と、トップ部の反対側のソール部140とによって境界を画定され得る。クラブヘッドを対応するシャフト(図示せず)に固定するためのホーゼル部150がヒール部から延びていてもよく、ホーゼル部は、仮想の中心ホーゼル軸152を規定することができる。
【0009】
クラブヘッドは、その前方部分に打撃フェース160をさらに含むことができる。打撃フェースは、仮想の打撃フェース面76に概ね一致し、打撃フェース面76と中心ホーゼル軸152との間で定まる工場で指定されたロフト角でゴルフボールに接触するように配置される、前方部分の実質的に平面状の外面部分である。打撃フェースは、打撃フェースと打撃されたゴルフボールとの間のトラクションを増大させる表面特徴で形成され、(例えば、濡れた状態での)ボールとの良好な接触を保証し、かつ、例えば、飛行中の安定性のため、または、打撃されたゴルフボールがバックスピンによって地面に戻った後の静止位置をより良く制御するために、ボールにある程度のスピンを付与してボールとの良好な接触を保証することができる。複数の実質的に平行な水平溝またはスコアライン162は、打撃フェースから凹んでいてもよい。打撃フェース上にテクスチャパターンを形成するために、スケールの小さい様々な特徴を考慮してもよい。
【0010】
打撃フェースは、概ね平面状の打撃フェース160とソール部140との間に形成される接合部を構成するリーディングエッジ161を含むことができる。リーディングエッジ161は、最前方点165を含む(図1および図3参照)。仮想の垂直中心平面166は、リーディングエッジ161の最前方点165を通過している。打撃フェースは、フェース中心164を含み得る。本明細書で使用されるフェース中心とは、クラブヘッドの打撃フェース上の点であって、スコアラインの最上部の範囲とソールの最下部の範囲との中間にあり、垂直中心平面166を通過する点を指す。いくつかの実施形態では、例えば、図1に示す実施形態では、フェース中心は、好ましくは、スコアラインの最もヒール側の範囲と最もトウ側の範囲との中間に位置する。しかしながら、代替的な実施形態では、フェース中心は、スコアラインの最もヒール側の範囲と最もトウ側の範囲との中間に位置しない。例えば、スコアラインは、リーディングエッジの輪郭から横方向にオフセットしていてもよいし、スコアラインは打撃フェースのトウ部まで完全に延びていてもよい。フェース面に垂直な仮想の垂直中心平面166がクラブヘッドの前後方向にフェース中心を通って突出することがあり、ゴルフクラブヘッドの重心170がその仮想の垂直中心平面から間隔を置かれることがある。例えば、図1において、重心は、仮想の垂直中心平面からヒール方向に間隔を置いてもよい。重心は、仮想の垂直中心平面から5mm未満の距離172で間隔を置いてもよく、より好ましい実施形態では、その仮想の垂直中心平面から2.5mm未満の間隔を置いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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