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公開番号
2025015703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024200031,2022054343
出願日
2024-11-15,2022-03-29
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/03 20060101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約
【課題】 ノイズ性能を向上する。
【解決手段】 トレッド部2を有するタイヤ1である。トレッド部2は、複数の周方向溝3と、周方向溝3で区分された複数の陸部4とを含む。複数の陸部4には、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対して傾斜した複数の横溝状要素7、8が形成される。横溝状要素7、8は、タイヤ周方向の第1の側の第1端と、タイヤ周方向の第2の側の第2端とを有し、第1端から第2端まで直線状に延びる。複数の横溝状要素7、8は、タイヤ周方向の1周に亘って第1の配列にしたがって配置されている。第1の配列では、タイヤ周方向で隣接する横溝状要素7、8の全てのペアのそれぞれについて、ペアの一方の横溝状要素7及び8の一方の第1端が、ペアの他方の横溝状要素7及び8の他方の第2端と、タイヤ周方向で同じ位置に形成されている。ペアのうちの少なくとも1つのペアは、横溝状要素7、8が互いに異なる陸部に形成されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記周方向溝で区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部には、それぞれ、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対して傾斜した複数の横溝状要素が形成されており、
前記横溝状要素のそれぞれは、タイヤ周方向の第1の側の第1端と、タイヤ周方向の第2の側の第2端とを有し、かつ、前記第1端から前記第2端まで直線状に延び、
前記第1端と前記第2端は、それぞれ、前記横溝状要素の中心線の端であり、
前記複数の横溝状要素は、タイヤ周方向の1周に亘って第1の配列にしたがって配置されており、
前記第1の配列では、タイヤ周方向で隣接する前記横溝状要素の全てのペアのそれぞれについて、前記ペアの一方の横溝状要素の前記第1端が、前記ペアの他方の横溝状要素の前記第2端と、タイヤ周方向で同じ位置に形成されており、
前記ペアのうちの少なくとも1つのペアは、前記横溝状要素が互いに異なる前記陸部に形成されている、
タイヤ。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記横溝状要素は、幅が2mm以下のサイプを含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記横溝状要素は、幅が2mmよりも大きい溝を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記横溝状要素のペアの少なくとも1つは、タイヤ周方向に対して互いに同じ向きに傾斜する横溝状要素からなる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記横溝状要素のペアの少なくとも1つは、タイヤ周方向に対して互いに異なる向きに傾斜する横溝状要素からなる、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記複数の横溝状要素の少なくとも1つは、前記陸部をタイヤ軸方向に完全に横切る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記横溝状要素の少なくとも1つは、前記第1端及び前記第2端の少なくとも一方が前記陸部内で終端している、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記横溝状要素は、第1横溝状要素及び第2横溝状要素を含み、
前記第1横溝状要素及び前記第2横溝状要素の一方のタイヤ周方向に対する角度は、前記第1横溝状要素及び前記第2横溝状要素の他方のタイヤ周方向に対する角度よりも大きく、
前記第1横溝状要素及び前記第2横溝状要素の前記一方の溝幅が、前記他方の溝幅よりも小さい、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記タイヤが、正規リムに正規内圧でリム組みされ、かつ、正規荷重を負荷してキャンバー角ゼロで平面に接触させた正規荷重負荷状態の接地面において、前記第1の配列を構成する前記横溝状要素が設けられた前記陸部を横切る接地面の縁のタイヤ周方向の長さは、当該陸部に形成された前記横溝状要素の一つのタイヤ周方向の長さの20%以下である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第1の配列が、複数セット形成されている、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、タイヤのトレッド部には、排水性等の観点から、タイヤ軸方向に延びるサイプや横溝が設けられる(例えば、下記特許文献1参照)。一方、サイプや横溝は、走行時にノイズを発生させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-168946号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年の車両の静粛化に伴い、タイヤについても、さらなるノイズ性能の改善が求められており、サイプや横溝に起因する走行ノイズを低減させる必要がある。
【0005】
本開示は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、ノイズ性能を向上することができるタイヤを提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記周方向溝で区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部には、それぞれ、タイヤ軸方向及びタイヤ周方向に対して傾斜した複数の横溝状要素が形成されており、前記横溝状要素のそれぞれは、タイヤ周方向の第1の側の第1端と、タイヤ周方向の第2の側の第2端とを有し、かつ、前記第1端から前記第2端まで直線状に延び、前記第1端と前記第2端は、それぞれ、前記横溝状要素の中心線の端であり、前記複数の横溝状要素は、タイヤ周方向の1周に亘って第1の配列にしたがって配置されており、前記第1の配列では、タイヤ周方向で隣接する前記横溝状要素の全てのペアのそれぞれについて、前記ペアの一方の横溝状要素の前記第1端が、前記ペアの他方の横溝状要素の前記第2端と、タイヤ周方向で同じ位置に形成されており、前記ペアのうちの少なくとも1つのペアは、前記横溝状要素が互いに異なる前記陸部に形成されている、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本開示のタイヤは、上記の構成を採用したことにより、ノイズ性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部、第2陸部及び第3陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部、第2陸部及び第3陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
他の例を示す第1陸部及び第2陸部の拡大図である。
接地面を示すトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示のいくつかの実施形態が図面に基づき説明される。
図面は、本開示の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、全ての実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の部分展開図であり、図2は、図1の要部拡大図である。本実施形態のタイヤは、例えば、空気入りタイヤとして実施される。空気入りタイヤとしては、例えば、乗用車用タイヤが好適であり、とりわけ乗用車用ラジアルタイヤが好適である。本開示は、自動二輪車用タイヤや、重荷重用タイヤとして実施されても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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