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公開番号2025022495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023127132
出願日2023-08-03
発明の名称ゴルフボール
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A63B 37/00 20060101AFI20250206BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】アベレージゴルファーのドライバーショットにおいて、最高点高さの低いゴルフボールを提供する。
【解決手段】本発明のゴルフボールは、球状コアと中間層と最外層カバーとを有し、前記球状コアは、ゴム成分、共架橋剤、架橋開始剤を含有するゴム組成物から形成されたものであり、共架橋剤は、メタクリル酸および/またはその金属塩を含み、複数のディンプルの下部総容積Vi(mm3)が、365mm3以上であり、ディンプルの占有率が、75%以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
球状コアと前記球状コアの外側に位置する一層以上の中間層と、
前記中間層の外側に配置された複数のディンプルが設けられた最外層カバーとを有するゴルフボールであって、
前記球状コアは、ゴム成分、共架橋剤、架橋開始剤を含有するゴム組成物から形成されたものであり、
前記共架橋剤は、メタクリル酸および/またはその金属塩を含み、
複数のディンプルの下部総容積Vi(mm

)が、365mm

以上であり、
下記式で定義されるディンプルの占有率が、75%以上であることを特徴とするゴルフボール。
ディンプルの占有率(%)=100×全てのディンプルの総面積/ゴルフボール表面にディンプルが存在しないと仮定した仮想球の表面積
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記下部総容積Vi(mm

)は、400mm

以上である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項3】
前記球状コアの中心硬度(ショアC硬度)、前記球状コアの中心から表面に向かって、2.5mm、5mm、7.5mm、10mm、12.5mm、15mm地点の硬度(ショアC硬度)、前記球状コアの表面硬度(ショアC硬度)をそれぞれH

、H
2.5
、H

、H
7.5
、H
10
、H
12.5
、H
15
、H

としたとき、下記の関係式(1)~(7)を満たす請求項1に記載のゴルフボール。
(H
2.5
-H

)≦5 (1)
(H

-H
2.5
)≦5 (2)
(H
7.5
-H

)≦5 (3)
(H
10
-H
7.5
)≦5 (4)
(H
12.5
-H
10
)≦5 (5)
(H
15
-H
12.5
)≦5 (6)
(H

-H
15
)≦5 (7)
【請求項4】
(H

-H

)が、20以下である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項5】
前記球状コアの表面硬度H

が、ショアC硬度で80以下であり、前記球状コアの中心硬度H

が、ショアC硬度で60以下である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項6】
前記中間層の材料硬度Hmが、前記カバーの材料硬度Hcよりも大きい請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項7】
前記中間層の材料硬度Hmは、ショアD硬度で60以上である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項8】
前記カバーの材料硬度Hcは、ショアD硬度で40以下である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項9】
前記ゴム成分は、ポリブタジエンゴムと、ブチルゴムおよび/またはポリイソプレンゴムとの混合物である請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項10】
前記中間層は、樹脂成分として、アイオノマー樹脂を含有する請求項1に記載のゴルフボール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフボールに関するものであり、アウトオブバウンズ(OB)区域へのショットが低減されるゴルフボールに関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
ゴルフボールは、一般に、球状コアとカバーとから構成される。前記球状コアは、基材ゴムと、共架橋剤とを有するゴム組成物から形成され、硬度分布を有している。
【0003】
特許文献1には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成されるゴルフボールであって、上記共架橋剤がメタクリル酸であり、上記金属酸化物が酸化亜鉛であり、上記ゴム組成物には有機硫黄化合物が含まれると共に、上記架橋開始剤の配合量が上記基材ゴム100質量部に対し、1.2~5質量部であり、ボール製品の初速度が74.3m/s以上であることを特徴とするゴルフボールが開示されている。
【0004】
特許文献2には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤、及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成されるゴルフボールであって、基材ゴムとして、ポリブタジエンとスチレンブタジエンゴムとの混合物を用い、スチレンブタジエンゴムに占めるスチレン結合量が35質量%以下であると共に、共架橋剤としてメタクリル酸を用い、コアを初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)にそれぞれ負荷したときのたわみ量(CH)が2.5~7.0mmであり、更に、ディンプルの縁に囲まれた平面から下方に形成されるディンプル空間体積の合計が、ボール表面にディンプルが存在しないと仮定した仮想球の体積に占める比率(VR)が0.95~1.7であることを特徴とするソリッドゴルフボールが開示されている。
【0005】
特許文献3には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤、及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成される練習用ゴルフボールであって、基材ゴムとして、ポリブタジエンと、スチレンブタジエンゴム及び/又はイソプレンゴムとの混合物を用いると共に、共架橋剤としてメタクリル酸を用い、コアを初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)にそれぞれ負荷したときのたわみ量CHが2.5~7.0mmであり、ボールの初速度が70m/s以下であり、更に、ディンプルの縁に囲まれた平面から下方に形成されるディンプル空間体積の合計が、ボール表面にディンプルが存在しないと仮定した仮想球の体積に占める比率(VR)が0.95~1.7であることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
【0006】
特許文献4には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤、及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成される練習用ゴルフボールであって、共架橋剤としてメタクリル酸を用い、金属酸化物として酸化亜鉛を用いると共に、コアの硬度分布において、コア表面のJIS-C硬度を(A)、コア表面から2mm内側の部位のJIS-C硬度を(B)、コア表面から5mm内側の部位のJIS-C硬度を(C)、コア表面から10mm内側の部位のJIS-C硬度を(D)、コア表面から15mm内側の部位のJIS-C硬度を(E)、及びコア中心のJIS-C硬度を(F)とするとき、(A)が65~77、(B)が59~70、(C)が61~74、(D)が59~75、(E)が61~70、及び(F)が57~67であり、且つ、(A)>(B)<(C)≧(D)>(E)>(F)の硬度関係を満たし、且つ(A)-(F)の値が19以下であり、(A)から(F)のうち(A)が最も硬く形成されるものであり、(A)-(C)の値が0~8であり、コア比重が1.05~1.2であり、カバーの樹脂成分がポリウレタンを主材とするものであり、カバーの厚さが0.3~1.9mm、カバーの材料硬度がショアD硬度で30~48であり、更に、コア及びボールを初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)にそれぞれ負荷したとき、該コア及びボールのたわみ量をそれぞれ(CH)及び(BH1)とするとき、(CH)が2.8~7.0mmであり、且つ(CH)/(BH1)の値が0.95~1.1であり、更に、ディンプルの縁に囲まれた平面から下方に形成されるディンプル空間体積の合計が、ボール表面にディンプルが存在しないと仮定した仮想球の体積に占める比率(VR)が0.95~1.7であることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
【0007】
特許文献5には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤、及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成される練習用ゴルフボールであって、共架橋剤としてメタクリル酸を用い、コアの硬度分布において、コア表面のJIS-C硬度を(A)、コア表面から2mm内側の部位のJIS-C硬度を(B)、コア表面から5mm内側の部位のJIS-C硬度を(C)、コア表面から10mm内側の部位のJIS-C硬度を(D)、コア表面から15mm内側の部位のJIS-C硬度を(E)、及びコア中心のJIS-C硬度を(F)とするとき、(A)が70~88、(B)が64~83、(C)が66~85、(D)が64~80、(E)が61~75、及び(F)が58~72であり、且つ、(A)>(B)<(C)≧(D)>(E)>(F)の硬度関係を満たし、且つ(A)-(F)の値が19以下であり、(A)から(F)のうち(A)が最も硬く形成されるものであり、(A)-(C)の値が1~8であり、コア比重が1.05~1.2であり、カバーの樹脂成分がポリウレタンを主材とするものであり、カバーの厚さが0.3~1.9mm、カバーの材料硬度がショアD硬度で30~57であり、更に、コア及びボールを初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)にそれぞれ負荷したとき、該コア及びボールのたわみ量をそれぞれ(CH)及び(BH1)とするとき、(CH)が2.0~4.0mmであり、且つ(CH)/(BH1)の値が0.95~1.1であることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
【0008】
特許文献6には、コアとカバーと透明なペイント層とからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成される練習用ゴルフボールであって、共架橋剤としてメタクリル酸を用いると共に、カバーを形成する樹脂材料の破断強度が20~80MPa、伸度が150~600%であり、ボ-ルの初速度(BV)が76m/s以下であることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
【0009】
特許文献7には、コアとカバーとからなり、該コアが、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤及び金属酸化物を含有するゴム組成物にて形成される練習用ゴルフボールであって、共架橋剤としてメタクリル酸を用いると共に、コア及びボールを初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)にそれぞれ負荷したとき、該コア及びボールのたわみ量をそれぞれ(CH)及び(BH1)とするとき、(CH)/(BH1)の値が0.95~1.1であることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
【0010】
特許文献8には、コアとカバーとからなり、ボールの、初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)に負荷したときの該ボールのたわみ量BHが2.0~4.5mmの範囲であり、且つ、ドライバー(W#1)として、ブリヂストンスポーツ社製TourStage X-DRIVE701(ロフト角:9°)を打撃ロボットに取り付け、ヘッドスピード(HS)52m/sにて、該ボールを打撃した時のキャリーCを予め設定し、下記式(1)
C=A-33×BH ・・・・・ (1)
(但し、295≦A≦325)
を満足するように、該ボールのたわみ量BHが調整されることを特徴とする練習用ゴルフボールが開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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