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公開番号
2025022570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127268
出願日
2023-08-03
発明の名称
重荷重用タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
11/00 20060101AFI20250206BHJP(車両一般)
要約
【課題】耐摩耗性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる2本の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、前記周方向主溝の最深部の溝深さをH1(mm)、タイヤ内腔面に対する法線方向で測定される前記ショルダー陸部の最大厚さをE(mm)、前記トレッド部を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδを70℃tanδとしたとき、H1が15.0以下であり、E×70℃tanδが7.5以下である重荷重用タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる2本の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、
前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、
前記周方向主溝の最深部の溝深さをH1(mm)、タイヤ内腔面に対する法線方向で測定される前記ショルダー陸部の最大厚さをE(mm)、前記トレッド部を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδを70℃tanδとしたとき、
H1が15.0以下であり、E×70℃tanδが7.5以下である重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記周方向主溝の最深部の溝深さが新品時の75%となるようにトレッドラジアスに沿ってトレッド部を摩耗させた後の、トレッド部の接地面におけるランド比Rが0.90以上である、請求項1記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記トレッド部を構成するゴム組成物の70℃における複素弾性率(70℃E*)が6.8MPa以上である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記一対のショルダー陸部がラグ溝を有しない、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記クラウン陸部がタイヤ幅方向に延びるサイプを有し、前記サイプの最深部の深さをH2(mm)としたとき、H2/H1が0.25以上である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記周方向細溝は、溝幅の狭い首部と、前記首部よりもタイヤ半径方向の内側に配置され、前記首部の最大溝幅よりも大きい溝幅の部分を有する胴部とを含む、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
70℃tanδが0.15以下である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項8】
70℃tanδ/Rが0.15未満である、請求項2記載の重荷重用タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今の環境問題から、トラックやバス等の大型車両においても電気自動車(EV車)の普及が進んでいる。EV車は従来のエンジン車に比べて車重が増加すること、またモーター駆動であるためトルクも増加することから、大型EV車のタイヤには高度な耐摩耗性能が要求される。
【0003】
トラック・バス用タイヤの耐摩耗性能を改良する手法として、カーボンブラックを微粒子化ないし高ストラクチャー化する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-279624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のカーボンブラックを微粒子化ないし高ストラクチャー化する手法では、タイヤの低燃費性能の改善については充分とはいえない。また、微粒子化に伴う加工性の悪化によりカーボンブラックの分散性も悪化し、逆にタイヤの耐摩耗性が悪化する場合もある。そのため、従来のカーボンブラックの改良による性能向上手法には限界があった。
【0006】
本発明は、耐摩耗性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる2本の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、前記周方向主溝の最深部の溝深さをH1(mm)、タイヤ内腔面に対する法線方向で測定される前記ショルダー陸部の最大厚さをE(mm)、前記トレッド部を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδを70℃tanδとしたとき、H1が15.0以下であり、E×70℃tanδが7.5以下である重荷重用タイヤに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、耐摩耗性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤの子午線断面図である。
図1のタイヤのトレッド部の展開図である。
図2のC-C線断面図である。
周方向細溝を示す断面図である。
周方向細溝の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる2本の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、前記周方向主溝の最深部の溝深さをH1(mm)、タイヤ内腔面に対する法線方向で測定される前記ショルダー陸部の最大厚さをE(mm)、前記トレッド部を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδを70℃tanδとしたとき、H1が15.0以下であり、E×70℃tanδが7.5以下である重荷重用タイヤである。
(【0011】以降は省略されています)
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