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公開番号2025021952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126081
出願日2023-08-02
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 1/00 20060101AFI20250206BHJP(車両一般)
要約【課題】高いグリップ性能を安定して発揮できる、タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2は、路面と接地するトレッド4を備える。前記トレッド4は、径方向に並ぶ、キャップ層36及びベース層38を備える。前記キャップ層36は、前記路面側に位置し、前記ベース層38に積層される。前記ベース層38は、前記タイヤ2の外面に含まれる一対の端面38Eを有する。前記ベース層38の厚さTBは0.4mm以下である。前記キャップ層36は、原料ゴム成分を含むキャップゴムの架橋物からなる。前記ベース層38は、原料ゴム成分を含むベースゴムの架橋物からなる。前記キャップゴムの原料ゴム成分と前記ベースゴムの原料ゴム成分とは、スチレンブタジエンゴムからなる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
路面と接地するトレッドを備えるタイヤであって、
前記トレッドが、径方向に並ぶ、キャップ層及びベース層を備え、
前記キャップ層が、前記路面側に位置し、前記ベース層に積層され、
前記ベース層が、前記タイヤの外面に含まれる一対の端面を有し、
前記ベース層の厚さが0.4mm以下であり、
前記キャップ層が、原料ゴム成分を含むキャップゴムの架橋物からなり、
前記ベース層が、原料ゴム成分を含むベースゴムの架橋物からなり、
前記キャップゴムの原料ゴム成分と、前記ベースゴムの原料ゴム成分とが、スチレンブタジエンゴムからなる、
タイヤ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記ベースゴムが液状ゴムを含まない、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
23℃での前記ベース層の硬さが60以下である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
100℃での前記ベース層の損失正接が0.30以上である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項5】
100℃での前記ベース層の切断時引張強さが8.0MPa以上である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項6】
100℃での前記ベース層の切断時伸びが500%以上である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤに関する。詳細には、本発明はレースで使用される車両に装着されるタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤのトレッドの路面側は、クリップ性能を考慮したキャップ層で構成される。
例えばレース用の車両のように、限界で走行する車両に装着されるタイヤには、高いグリップ性能が求められる。高いグリップ性能の発揮のために、粘着付与剤(例えば、液状スチレンブタジエンゴムのような軟化剤)を多く含むゴム組成物を、キャップ層に適用することが検討されている(例えば、下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-76355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、高いグリップ性能を安定して発揮できる、タイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係るタイヤは、路面と接地するトレッドを備える。前記トレッドは、径方向に並ぶ、キャップ層及びベース層を備える。前記キャップ層は、前記路面側に位置し、前記ベース層に積層される。前記ベース層は、前記タイヤの外面に含まれる一対の端面を有する。前記ベース層の厚さは0.4mm以下である。前記キャップ層は、原料ゴム成分を含むキャップゴムの架橋物からなる。前記ベース層は、原料ゴム成分を含むベースゴムの架橋物からなる。前記キャップゴムの原料ゴム成分と、前記ベースゴムの原料ゴム成分とは、スチレンブタジエンゴムからなる。
【発明の効果】
【0006】
本発明のタイヤは、薄いベース層を採用しているにも関わらず、トレッドの剥離が抑制される。ベース層が薄いので、このタイヤは相対的に厚いキャップ層をトレッドに構成できる。本発明は、高いグリップ性能を安定して発揮できる、タイヤを提供できる。
本発明のタイヤは高いグリップ性能を安定して発揮できるので、ラップタイムが低下しにくい。このタイヤは、レースにおけるタイヤの交換頻度も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態にタイヤの一部を示す断面図である。
図1の一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内側には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0009】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と呼ばれる。
本発明の対象が、公道で走行させることができない、例えばレースで使用されるタイヤである場合においては、18×13.0Jのリムサイズを有するリムにタイヤを組み、タイヤの内圧を180kPaに調整し、タイヤに荷重をかけていない状態が、このタイヤの正規状態である。このタイヤの正規リムは、18×13.0Jのリムサイズを有するリムである。このタイヤの正規内圧は180kPaである。
【0010】
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
(【0011】以降は省略されています)

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