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公開番号2025025020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129453
出願日2023-08-08
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/13 20060101AFI20250214BHJP(車両一般)
要約【課題】優れたダート性能及びマッド性能を発揮することができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、ショルダーブロック列5と、クラウンブロック列6と、傾斜溝10とを含む。複数のクラウンブロック8のそれぞれは、複数のショルダーブロック7とタイヤ軸方向でオーバラップするように配置されている。傾斜溝10のそれぞれは、第1溝部11、第2溝部12及び第3溝部13を含む。クラウンブロック8には、第1溝部11と接している部分において、凹部16が形成されている。凹部16の最深部は、第1溝部11の溝底よりもタイヤ半径方向外側に位置している。複数の傾斜溝10のそれぞれは、凹部16を除外した第1溝部11の平均の溝幅W1と、第2溝部12の平均の溝幅W2と、第3溝部13の平均の溝幅W3とを含み、かつ、W1<W2<W3の関係を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、
トレッドエッジに沿って複数のショルダーブロックが並ぶショルダーブロック列と、
前記ショルダーブロック列のタイヤ軸方向内側で、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列と、
前記クラウンブロック列から前記トレッドエッジまで延びる複数の傾斜溝と、を含み、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、前記複数のショルダーブロックとタイヤ軸方向でオーバラップするように配置されており、
前記傾斜溝のそれぞれは、1つの前記クラウンブロックと1つの前記ショルダーブロックとの間に配された第1溝部及び第2溝部と、前記第2溝部のタイヤ軸方向外側に連なり、かつ、2つの前記ショルダーブロックの間に配された第3溝部とを含み、
前記クラウンブロックには、前記第1溝部と接している部分において、ブロック踏面及び側壁が凹んだ凹部が形成されており、
前記凹部の最深部は、前記第1溝部の溝底よりもタイヤ半径方向外側に位置しており、
前記複数の傾斜溝のそれぞれは、前記凹部を除外した前記第1溝部の平均の溝幅W1と、前記第2溝部の平均の溝幅W2と、前記第3溝部の平均の溝幅W3とを含み、かつ、
W1<W2<W3の関係を満足する、
タイヤ。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第1溝部は、溝長さ方向に溝幅が一定である部分を含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第2溝部は、溝幅が前記第3溝部側に向かって連続的に大きくなっている部分を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第3溝部は、前記第2溝部側の内側部と、前記内側部のタイヤ軸方向外側に連なる外側部とを含み、
前記内側部の溝幅は、前記外側部側に向かって連続的に大きくなっており、
前記外側部の溝幅は、溝長さ方向に一定である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記内側部の溝縁のタイヤ軸方向に対する最大の角度は、35~45°である、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記複数の傾斜溝のそれぞれは、前記第1溝部のタイヤ軸方向内側に連なり、かつ、タイヤ周方向に沿って延びる縦溝部を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第1溝部は、溝長さ方向に一定の溝幅を有し、
前記第2溝部の溝幅の最小値は、前記第1溝部の溝幅の1.1~1.4倍であり、
前記第2溝部の溝幅の最大値は、前記第1溝部の溝幅の1.4~1.7倍である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第1溝部は、溝長さ方向に一定の溝幅を有し、
前記第3溝部の溝幅の最小値は、前記第1溝部の溝幅の1.6~1.9倍であり、
前記第3溝部の溝幅の最大値は、前記第1溝部の溝幅の2.4~2.8倍である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第1溝部と前記第2溝部とは、折れ曲がるように連なっており、
前記第2溝部のタイヤ軸方向に対する角度は、前記第1溝部のタイヤ軸方向に対する角度よりも大きい、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第2溝部と前記第3溝部とは、折れ曲がるように連なっており、
前記第3溝部のタイヤ軸方向に対する角度は、前記第2溝部のタイヤ軸方向に対する角度よりも小さい、請求項1又は2に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、四輪駆動車用のオールシーズンタイヤに好適な空気入りタイヤが提案されている。この空気入りタイヤは、センターブロックの形状等を特定することにより、マッド性能及びウェット性能の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-128272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不整地を走行するタイヤには、比較的固く引き締まったダート路面での走行性能(以下、「ダート性能」という。)のみならず、柔らかい土や泥を含む軟弱なマッド路面での走行性能(以下、「マッド性能」という)が求められる。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、優れたダート性能及びマッド性能を発揮することができるタイヤを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、トレッドエッジに沿って複数のショルダーブロックが並ぶショルダーブロック列と、前記ショルダーブロック列のタイヤ軸方向内側で、複数のクラウンブロックがタイヤ周方向に並ぶクラウンブロック列と、前記クラウンブロック列から前記トレッドエッジまで延びる複数の傾斜溝と、を含み、前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、前記複数のショルダーブロックとタイヤ軸方向でオーバラップするように配置されており、前記傾斜溝のそれぞれは、1つの前記クラウンブロックと1つの前記ショルダーブロックとの間に配された第1溝部及び第2溝部と、前記第2溝部のタイヤ軸方向外側に連なり、かつ、2つの前記ショルダーブロックの間に配された第3溝部とを含み、前記クラウンブロックには、前記第1溝部と接している部分において、ブロック踏面及び側壁が凹んだ凹部が形成されており、前記凹部の最深部は、前記第1溝部の溝底よりもタイヤ半径方向外側に位置しており、前記複数の傾斜溝のそれぞれは、前記凹部を除外した前記第1溝部の平均の溝幅W1と、前記第2溝部の平均の溝幅W2と、前記第3溝部の平均の溝幅W3とを含み、かつ、W1<W2<W3の関係を満足する、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、優れたダート性能及びマッド性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の傾斜溝の拡大図である。
図2のA-A線端面図である。
図1のクラウンブロックの拡大図である。
図1のショルダーブロックの拡大図である。
比較例のタイヤのトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本実施形態のタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、オフロードでの走行も想定されるSUV用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明のタイヤ1は、このような態様に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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