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公開番号
2025015822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024202959,2020052942
出願日
2024-11-21,2020-03-24
発明の名称
ゴルフクラブヘッド
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
主分類
A63B
53/06 20150101AFI20250123BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】ウエイトを移動することができる新たな構造の提供。
【解決手段】ゴルフクラブヘッド100は、キャビティv1を備えたヘッド本体h1と、キャビティv1に取り外し可能に取り付けられているウエイトw1と、ヘッド本体h1に開閉可能に取り付けられ、閉状態ではキャビティv1の少なくとも一部を覆うカバーc1と、を有している。ウエイトw1が、キャビティv1内におけるスライド移動が可能な状態でキャビティv1に取り付けられている。前記閉状態において、カバーc1が、ウエイトw1に押圧力を付与している。ウエイトw1は、前記押圧力によって増大した静止摩擦力でキャビティv1に固定されていてもよい。キャビティv1は、スライド溝を構成していてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
キャビティを備えたヘッド本体と、
前記キャビティに取り外し可能に取り付けられているウエイトと、
前記ヘッド本体に開閉可能に取り付けられ、閉状態では前記キャビティの少なくとも一部を覆うカバーと、
を有しており、
前記ウエイトが、前記キャビティ内におけるスライド移動が可能な状態で前記キャビティに取り付けられており、
前記閉状態において、前記カバーが、前記ウエイトに押圧力を付与しており、
前記ウエイトが、当接部を有しており、
前記キャビティが、前記当接部に当接する摺動部を有しており、
前記スライド移動では、前記当接部が前記摺動部に対してスライドし、
前記キャビティが、前記ウエイトをスライドさせるためのスライド溝を構成しており、
前記ウエイトが、前記スライド溝におけるスライド移動が可能な形状を有しており、
前記当接部が、第1当接部及び第2当接部を有しており、
前記摺動部が、前記第1当接部に当接する第1摺動部と、前記第2当接部に当接する第2摺動部とを有しており、
前記第1当接部が、前記ウエイトの第1の側面であり、
前記第2当接部が、前記ウエイトの第2の側面であり、
前記第1摺動部が、前記スライド溝の第1の側面であり、
前記第2摺動部が、前記スライド溝の第2の側面であり、
前記キャビティの前記スライド溝が、前記第1の側面と前記第2の側面との間隔がヘッド本体内側に向かって徐々に狭くなる第1のテーパーを有しており、
前記ウエイトの前記当接部が、前記第1の側面と前記第2の側面との距離が徐々に狭くなる第2のテーパーを有しており、
前記第1のテーパーに前記第2のテーパーがはまり込むことで、前記ウエイトが前記キャビティに嵌められているゴルフクラブヘッド。
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【請求項2】
前記スライド移動中における前記ウエイトと前記キャビティとの接触が、前記当接部と前記摺動部との接触のみである請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記ウエイトが、前記カバーが開状態であるときに重力により前記キャビティから脱落しうる状態で前記キャビティに取り付けられている請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記ウエイトの前記スライド移動が、前記押圧力によって増大した静止摩擦力のみで阻止されている請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記カバーが、前記スライド移動における複数位置のそれぞれで前記ウエイトに係合するカバー係合形状を有しており、
前記ウエイトが、前記閉状態の前記カバーにおいて前記カバー係合形状に係合するウエイト係合形状を有している請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記カバーが前記閉状態にあるとき、前記ウエイトの少なくとも一部が視認されうる請求項1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記カバーが前記閉状態にあるとき、前記ウエイトの一部が外部に露出している請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記カバーが窓部を有しており、
前記カバーが前記閉状態にあるとき、前記スライド移動の可動範囲のあらゆる位置において、前記ウエイトの一部が前記窓部から視認される請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
前記カバーの少なくとも一部が透明性を有しており、
前記カバーが前記閉状態にあるとき、前記スライド移動の可動範囲のあらゆる位置において、前記ウエイトの少なくとも一部が前記カバーを通して視認される請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
前記ウエイトが、前記カバーに係合するウエイト係合部を有しており、
前記カバーが、前記ウエイト係合部に係合するカバー係合部を有しており、
前記ウエイト係合部と前記カバー係合部との係合が、前記スライド移動の可動範囲のあらゆる位置において維持されており、
前記ウエイト係合部と前記カバー係合部との係合により、前記ウエイトが前記カバーから分離しないように前記カバーに取り付けられている請求項1から9のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ゴルフクラブヘッドに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2016-10579号公報は、ソール部の開口に取り付けられるウエイト本体と、このウエイト本体に着脱自在に取り付けられる少なくとも1つの調整ウエイトとを備えたゴルフクラブヘッドを開示する。ウエイト本体はヘッドの内部空間側へ突出するように形成されている。前記調整ウエイトは、前記ウエイト本体内の収容空間において、前記開口側と前記内部空間側との間を移動しうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-10579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、ウエイトの位置が変更されうる構造について、新たな構造を見いだした。この構造は、従来の構造からは得られない効果を奏する。
【0005】
本開示は、ウエイトを移動することができる新たな構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、ゴルフクラブヘッドは、キャビティを備えたヘッド本体と、前記キャビティに取り外し可能に取り付けられているウエイトと、前記ヘッド本体に開閉可能に取り付けられ、閉状態では前記キャビティの少なくとも一部を覆うカバーと、を有している。前記ウエイトが、前記キャビティ内におけるスライド移動が可能な状態で前記キャビティに取り付けられている。前記閉状態において、前記カバーが、前記ウエイトに押圧力を付与している。
【0007】
別の態様では、ゴルフクラブヘッドは、キャビティを備えたヘッド本体と、前記キャビティに取り外し可能に取り付けられているウエイトと、前記ヘッド本体に開閉可能に取り付けられ、閉状態では前記キャビティの少なくとも一部を覆うカバーと、を有している。前記ウエイトが、前記キャビティ内におけるスライド移動が可能な状態で前記キャビティに取り付けられている。前記カバーが、前記スライド移動における複数位置のそれぞれで前記ウエイトに係合しうるカバー係合形状を有している。前記ウエイトが、前記閉状態の前記カバーにおける前記カバー係合形状に係合しうるウエイト係合形状を有している。
【0008】
別の態様では、ゴルフクラブヘッドは、キャビティを備えたヘッド本体と、前記キャビティに置かれているウエイトと、前記ヘッド本体に開閉可能に取り付けられ、閉状態では前記キャビティの少なくとも一部を覆うカバーと、を有している。前記ウエイトが、前記キャビティ内におけるスライド移動が可能な状態で前記キャビティに置かれている。前記閉状態において、前記カバーが、前記ウエイトに押圧力を付与している。
【発明の効果】
【0009】
一つの側面として、ウエイトを移動することができる新たな構造が提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態のヘッドをクラウン側から見た斜視図である。
図2は、第1実施形態のヘッドの底面図である。
図3は、第1実施形態のヘッドの分解斜視図である。
図4(a)は図2のA-A線に沿った断面図であり、図4(b)は図4(a)の変形例を示す断面図である。
図5は、第1実施形態に係るヘッド本体の斜視図である。
図6(a)及び図6(b)は、図1のヘッドのキャビティにおけるウエイトの移動を示す斜視図である。
図7(a)は第1実施形態のヘッドに係るカバーを外側から見た斜視図である。図7(b)はこのカバーを内側から見た斜視図である。
図8は、変形例のウエイトとヘッド本体とを示す斜視図である。
図9は、他の変形例のウエイトとヘッド本体とを示す斜視図である。
図10は、他の変形例のウエイトとヘッド本体とを示す斜視図である。
図11(a)は変形例のカバーを外側から見た斜視図であり、図11(b)はこのカバーを内側から見た斜視図であり、図11(c)はこのカバーと共に用いられる。ウエイトの斜視図であり、図11(d)はこれらのカバーとウエイトとが係合した状態を示す斜視図であり、図11(e)はこれらのカバー及びウエイトがヘッド本体に装着された状態を示す断面図である。
図12は、第2実施形態のヘッドの底面図である。
図13は、第2実施形態のヘッドの分解斜視図である。
図14(a)は第2実施形態に係るカバーを外側から見た斜視図であり、図14(b)はこのカバーを内側から見た斜視図であり、図14(c)はこのカバーと共に用いられる。ウエイトの斜視図であり、図14(d)はこのウエイトの分解斜視図であり、図14(e)はこのカバーに前記ウエイトが取り付けられた状態を示す斜視図である。
図15は、第3実施形態のヘッドの底面図である。
図16は、第3実施形態のヘッドの分解斜視図である。
図17(a)は第3実施形態に係るカバーを外側から見た斜視図であり、図17(b)はこのカバーを内側から見た斜視図であり、図17(c)はこのカバーと共に用いられる。ウエイトの斜視図であり、図17(d)はこのウエイトの分解斜視図であり、図17(e)はこのカバーに前記ウエイトが取り付けられた状態を示す斜視図である。
図18は、第4実施形態のヘッドの底面図である。
図19は、第4実施形態のヘッドの分解斜視図である。
図20(a)は第4実施形態に係るカバーを外側から見た斜視図であり、図20(b)はこのカバーを内側から見た斜視図であり、図20(c)はこのカバーにウエイトが取り付けられた状態を示す斜視図である。図20(d)はこのカバー及びウエイトの分解斜視図である。
図21(a)は第5実施形態のヘッドの底面図であり、図21(b)は第5実施形態に係るカバー及びウエイトの分解斜視図である。
図22は、第6実施形態のヘッドの平面図である。
図23は、第6実施形態のヘッドの背面図である。
図24は、第6実施形態のヘッドの斜視図である。図24では、カバーの一端部の固定が外され、カバーが回動して開状態となっている。
図25(a)及び図25(b)は、第6実施形態のヘッドの背面図である。図25(a)及び図25(b)では、カバーの一端部の固定が外され、カバーが回動して開状態となっている。
図26は、第7実施形態のヘッドの平面図である。
図27(a)は変形例のヘッドの斜視図であり、図27(b)は他の変形例のヘッドの斜視図である。
図28(a)は他の変形例のヘッドの斜視図であり、図28(b)は他の変形例のヘッドの斜視図である。
図29(a)は他の変形例のヘッドの底面図であり、図29(b)は他の変形例のヘッドの底面図である。
図30はカバーの固定構造の一例を示す断面図である。
図31はカバーの固定構造の他の一例を示す断面図である。
図32はカバーの固定構造の他の一例を示す断面図である。
図33(a)及び図33(b)はカバーの固定構造の他の例を示す平面図である。
図34(a)はウエイト及びキャビティの変形例を示す断面図であり、図34(b)はウエイト及びキャビティの他の変形例を示す断面図である。
図35はウエイトの変形例を示す断面図である。
図36(a)及び図36(b)は、ネジによるカバーの固定構造を示す断面図である。
図37は、ヘッドの基準状態を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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