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公開番号2025008631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110953
出願日2023-07-05
発明の名称産業車両用ソリッドタイヤ及び産業車両
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 7/00 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】 車両走行時のタイヤの状態を監視可能な産業車両用ソリッドタイヤ及び産業車両を提供する。
【解決手段】 本発明は、産業車両用ソリッドタイヤ1である。産業車両用ソリッドタイヤ1は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のゴム層2と、少なくとも1つの電子機器6とを含んでいる。複数のゴム層2は、リム4のシート部4aに当接可能なシート当接面5aを有するベースゴム層5を含んでいる。電子機器6は、複数のゴム層2のうち、ベースゴム層5以外のゴム層2に配置されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
産業車両用ソリッドタイヤであって、
タイヤ半径方向に重ねられた複数のゴム層と、
少なくとも1つの電子機器とを含み、
前記複数のゴム層は、リムのシート部に当接可能なシート当接面を有するベースゴム層を含み、
前記電子機器は、前記複数のゴム層のうち、前記ベースゴム層以外のゴム層に配置されている、
産業車両用ソリッドタイヤ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記複数のゴム層は、接地面を有するトレッドゴム層を含み、
前記電子機器は、前記トレッドゴム層に配置されている、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項3】
前記複数のゴム層は、接地面を有するトレッドゴム層と、前記ベースゴム層と前記トレッドゴム層との間に位置するセンターゴム層とを含み、
前記電子機器は、前記センターゴム層に配置されている、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項4】
前記複数のゴム層は、接地面を有するトレッドゴム層と、前記ベースゴム層と前記トレッドゴム層との間に位置するセンターゴム層とを含み、
前記電子機器は、前記トレッドゴム層と前記センターゴム層との境界に配置されている、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項5】
前記シート当接面から前記電子機器までのタイヤ半径方向の距離は、前記シート当接面から接地面までのタイヤ半径方向のタイヤ高さの55%~90%である、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項6】
前記電子機器は、タイヤが使用不可となる完全摩耗位置よりもタイヤ半径方向の内側に配置されている、請求項5に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項7】
前記電子機器は、タイヤ赤道を中心として前記シート当接面のタイヤ軸方向の幅の40%以内である中央領域に配置されている、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項8】
前記電子機器は、タイヤの内部温度を測定可能である、請求項1に記載の産業車両用ソリッドタイヤ。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項に記載の産業車両用ソリッドタイヤが装着された、産業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、産業車両用ソリッドタイヤ及び産業車両用ソリッドタイヤが装着された産業車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、フォークリフト等の産業車両に好適に装着される産業車両用ソリッドタイヤが知られている。例えば、下記特許文献1は、トレッドを構成するゴム組成物のゴム成分を特定することでタイヤライフを向上させた産業車両用ニューマチック型クッションタイヤを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-026251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような産業車両用ソリッドタイヤにおいても、空気入りタイヤと同様、車両走行時のタイヤの状態を監視することが要望されていた。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、車両走行時のタイヤの状態を監視可能な産業車両用ソリッドタイヤ及び産業車両を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、産業車両用ソリッドタイヤであって、タイヤ半径方向に重ねられた複数のゴム層と、少なくとも1つの電子機器とを含み、前記複数のゴム層は、リムのシート部に当接可能なシート当接面を有するベースゴム層を含み、前記電子機器は、前記複数のゴム層のうち、前記ベースゴム層以外のゴム層に配置されている、産業車両用ソリッドタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の産業車両用ソリッドタイヤは、上述の構成を備えることにより、車両走行時のタイヤの状態を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の産業車両用ソリッドタイヤの一実施形態を示す断面図である。
産業車両用ソリッドタイヤの走行時の温度分布を示す模式図である。
第2の実施形態の産業車両用ソリッドタイヤの断面図である。
第3の実施形態の産業車両用ソリッドタイヤの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の産業車両用ソリッドタイヤ1を示す回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。図1に示されるように、本実施形態の産業車両用ソリッドタイヤ1は、フォークリフト等の産業車両(図示省略)の駆動輪及び操舵輪の少なくとも一方に装着されるタイヤである。フォークリフト等の産業車両は、例えば、前輪を駆動輪、後輪を操舵輪として好適に用いられる。
【0010】
本実施形態の産業車両用ソリッドタイヤ1は、タイヤ半径方向に重ねられた複数のゴム層2を含んでいる。複数のゴム層2は、接地面3aを有するトレッドゴム層3と、リム4のシート部4aに当接可能なシート当接面5aを有するベースゴム層5とを含むのが望ましい。このような複数のゴム層2は、それぞれ、接地面3aやシート当接面5aとして求められる機能に応じたゴム組成物で構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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