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公開番号2024152254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066329
出願日2023-04-14
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約【課題】スノー路面での走行性能を向上させることができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、接地面2sを形成するキャップゴム層23を含む。トレッド部2は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝3と、複数の周方向溝3に区分された複数の陸部4とを含む。複数の陸部4のそれぞれは、タイヤ軸方向に延びる複数の横溝16で区分された複数のブロック17を含むブロック列である。複数のブロック17のそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のサイプ18が設けられている。キャップゴム層23は、ガラス転移温度Tgが-30℃以下のキャップゴム23Gからなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、接地面を形成するキャップゴム層を含み、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部のそれぞれは、タイヤ軸方向に延びる複数の横溝で区分された複数のブロックを含むブロック列であり、
前記複数のブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のサイプが設けられており、
前記キャップゴム層は、ガラス転移温度Tgが-30℃以下のキャップゴムからなる、
タイヤ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ガラス転移温度Tg(℃)と、前記接地面の前記複数の横溝のエッジ成分の総和Evt(mm)を、前記トレッド部に配された前記周方向溝、前記横溝及び前記サイプを全て埋めた仮想トレッド面の面積St(mm
2
)で除した単位面積当たりの横溝エッジ成分量Evt/St(mm/ mm
2
)との積Tg・Evt/Stは、-2.7~-3.6(℃・mm/ mm
2
)である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記キャップゴムの破断強度TB(MPa)と、前記接地面の前記複数のサイプのエッジ成分の総和Est(m)との積TB・Estは、100~170(MPa・m)である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記複数のサイプは、前記複数の周方向溝の最大深さの70%以上の最大深さを有する深底サイプを含み、
前記複数のブロックの少なくとも1つにおいて、前記複数のサイプの内の60%以上が前記深底サイプである、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記キャップゴムの破断時伸びEBは、400%以上である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記複数の横溝は、タイヤ周方向に一定又は可変のピッチで配されており、
前記複数の横溝の溝幅は、それぞれ前記ピッチの27%~29%である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記複数の陸部は、タイヤ赤道上に配されたクラウン陸部を含み、
前記複数の横溝は、前記クラウン陸部を横断する複数のクラウン横溝を含み、
前記複数のクラウン横溝のそれぞれは、タイヤ軸方向に対して第1方向に傾斜した第1溝部と、タイヤ軸方向に対して前記第1溝部とは逆方向に傾斜した第2溝部とを含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記トレッド部は、第1トレッド端を含み、
前記陸部は、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間に配された第1ミドル陸部を含み、
前記第1ミドル陸部は、前記横溝に区分された複数の第1ミドルブロックを含み、
前記複数の第1ミドルブロックのそれぞれには、前記第1ミドルブロックをタイヤ周方向に横断する1本の縦サイプが設けられており、
前記縦サイプには、面取り部が形成されている、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記トレッド部は、第1トレッド端を含み、
前記陸部は、最も前記第1トレッド端側に配された第1ショルダー陸部を含み、
前記第1ショルダー陸部は、複数の第1ショルダー横溝に区分された複数の第1ショルダーブロックを含み、
前記複数の第1ショルダーブロックのそれぞれには、複数のショルダー縦サイプが設けられており、
前記複数のショルダー縦サイプは、前記第1ショルダー横溝から延び、かつ、前記第1ショルダーブロック内で途切れる、請求項1又は2に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ミドルブロックに複数のミドルサイプが設けられたタイヤが提案されている。前記タイヤは、前記ミドルサイプを改善することにより、雪上性能を維持しつつ、ドライ路面での操縦安定性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-177710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の高性能化に伴い、スノー路面での走行性能について、さらなる向上が求められている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、スノー路面での走行性能を向上させたタイヤを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、接地面を形成するキャップゴム層を含み、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部のそれぞれは、タイヤ軸方向に延びる複数の横溝で区分された複数のブロックを含むブロック列であり、前記複数のブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のサイプが設けられており、前記キャップゴム層は、ガラス転移温度Tgが-30℃以下のキャップゴムからなる、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、スノー路面での走行性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。
図2のトレッド部の展開図である。
図2の第1ミドル陸部の拡大図である。
図3の2つの第1ミドルブロックの拡大図である。
図4のC-C線断面図である。
他の実施形態の縦サイプの拡大断面図である。
第1ショルダー周方向溝の拡大断面図と、第1ミドル横溝の拡大断面図を並べた参考図である。
図2の第2ショルダー周方向溝及び第2クラウン周方向溝の拡大図である。
図8のA-A線断面図である。
図8のB-B線断面図である。
図2の第2ミドル陸部及びクラウン陸部の拡大図である。
図11のD-D線断面図である。
他の実施形態のクラウンブロックの先細部の断面図である。
図2の第1ショルダー陸部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本発明の一実施形態のタイヤ1の正規状態におけるトレッド部2の横断面図である。図2は、トレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、乗用車用の空気入りタイヤであって、ドライ路面やウェット路面に加えてスノー路面も走行可能なオールシーズンタイヤ(オールウェザータイヤとも称される。)として好適に使用される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、重荷重用の空気入りタイヤや、タイヤの内部に加圧された空気が充填されない非空気式タイヤに適用されても良い。
【0010】
「正規状態」とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤや、非空気式タイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって車両に未装着かつ無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
(【0011】以降は省略されています)

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