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公開番号2024162765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078637
出願日2023-05-11
発明の名称弾性クローラ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B62D 55/253 20060101AFI20241114BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】耐久性に優れた弾性クローラ10の提供。
【解決手段】弾性クローラ10は、メインベルト14、ホール及び膜18を有している。メインベルト14は、無端形状を有する。このメインベルト14は、内周面及び外周面を有している。ホールは、内周面に開口している。このホールは、駆動輪の爪を受け入れうる。膜18は、ホールの底を塞いでいる。膜18は、カップ48とジョイント50とを有している。ジョイント50は、カップ48とメインベルト14とを繋いでいる。ジョイント50は、リセス56を含んでいる。このリセス56の直下において、ジョイント50の厚さは小さい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
爪を有する駆動輪を含む走行装置の弾性クローラであって、
無端形状であって、内周面及び外周面を有するメインベルト、
上記内周面に開口しており、かつ上記爪を受け入れうるホール、
並びに
上記ホールを塞ぐ膜
を備えており、
上記膜が、カップと、このカップと上記メインベルトとを繋ぐジョイントとを含んでおり、
上記ジョイントが、その直下においてこのジョイントの厚さが小さいリセスを有する、弾性クローラ。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
上記リセスの直下における上記ジョイントの最小厚さの、上記ジョイントの最大厚さに対する比率Pe1が、35%以上75%以下である、請求項1に記載の弾性クローラ。
【請求項3】
上記リセスが、上記弾性クローラの前後方向に延在する、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項4】
上記リセスの断面形状が円弧又は矩形である、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項5】
上記ジョイントが、上記リセスの直下において、左右方向中心に向かって徐々に厚さが小さくなる形状を有する、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項6】
上記リセスが、上記弾性クローラの左右方向において上記ジョイントの実質的に中心に位置する、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項7】
上記ジョイントの最大厚さの、上記メインベルトの最大厚さに対する比率Pe2が、5%以上25%以下である、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項8】
上記カップが、ボトムシートと、このボトムシートから起立して上記ジョイントに至るサイドシートとを含んでおり、
上記サイドシートが、上記ボトムシートから上記ジョイントに向かうに従って、上記弾性クローラの左右方向外側に向かう傾斜を有する、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
【請求項9】
上記サイドシートの、上記弾性クローラの左右方向に対する角度が、15°以上90°以下である、請求項8に記載の弾性クローラ。
【請求項10】
上記カップが、ボトムシートと、このボトムシートから起立して上記ジョイントに至るサイドシートとを含んでおり、
上記弾性クローラの左右方向における、上記ジョイントの長さの、上記ボトムシートの長さに対する比率Pe3が、15%以上50%以下である、請求項1又は2に記載の弾性クローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、弾性クローラを開示する。詳細には、本明細書は、爪を含む駆動輪を有する走行装置の、弾性クローラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
農機具等の走行装置は、スプロケット(駆動輪)、転輪及び弾性クローラを有している。スプロケットは、爪を含んでいる。弾性クローラは、ゴム等からなり無端形状を有するメインベルトと、このメインベルトの内周面に開口するホールとを有している。このホールは、スプロケットの爪を受け入れ、スプロケットからの駆動力をメインベルトに伝達する。
【0003】
ホールには、土砂等が侵入しうる。この土砂は、メインベルトの内周面と転輪との間に介在する。この介在は、メインベルトを損傷する。特開2003-175868公報には、ホールの底を塞ぐ膜を有する弾性クローラが、開示されている。この膜は、ホールへの土砂の侵入を阻止しうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-175868公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
膜は、爪と擦れ合う。膜はさらに、爪によって押圧され、異物と接触する。この擦動、押圧、接触等を要因として、膜に亀裂が発生しうる。この亀裂が成長し、メインベルトにまで至ることがある。この亀裂は、メインベルトへの水の侵入を招き、メインベルト中の金属部材の腐食を誘発する。亀裂の成長は、弾性クローラの寿命を損なう。
【0006】
本出願人の意図するところは、耐久性に優れた弾性クローラの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、爪を有する駆動輪を含む走行装置の弾性クローラを開示する。このクローラは、
無端形状であって、内周面及び外周面を有するメインベルト、
上記内周面に開口しており、かつ上記爪を受け入れうるホール、
並びに
上記ホールを塞ぐ膜
を有する。この膜は、カップと、このカップと上記メインベルトとを繋ぐジョイントとを含む。ジョイントは、その直下においてこのジョイントの厚さが小さいリセスを有する。
【発明の効果】
【0008】
この弾性クローラでは、膜に亀裂が発生した場合、この亀裂のメインベルトへの到達をリセスが抑制する。このクローラは、耐久性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る弾性クローラを含む走行装置が示された概略図である。
図2は、図1の弾性クローラの一部が示された拡大平面図である。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。
図4は、図2のIV-IV線に沿った断面図である。
図5は、図2のV-V線に沿った断面図である。
図6は、図2の弾性クローラの膜の近傍が示された拡大平面図である。
図7は、図6のVII-VII線に沿った拡大断面図である。
図8は、図6の膜の一部が示された拡大斜視図である。
図9は、図6の膜が示された平面図である。
図10は、図7の矢印Xで示された部分の拡大図である。
図11は、他の実施形態に係る弾性クローラの一部が示された断面図である。
図12は、さらに他の実施形態に係る弾性クローラの一部が示された断面図である。
図13は、さらに他の実施形態に係る弾性クローラの一部が示された断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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