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公開番号
2024161874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-20
出願番号
2023160136
出願日
2023-09-25
発明の名称
水質浄化装置
出願人
住友ゴム工業株式会社
,
国立大学法人金沢大学
,
株式会社マリンフロート
,
海和工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
3/20 20230101AFI20241113BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水質を効率よく改善させること
【解決手段】
水質浄化装置10は、下方に向けて錐状に突出した中心部11aを有する浮体11と、浮体11の中心部から間隔を開けて、下方に延びた外筒13と、外筒13の下部にエアを供給するエア供給装置20とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下方に向けて錐状に突出した中心部を有する浮体と、
前記浮体の中心部から間隔を開けて、下方に延びた外筒と、
前記外筒の下部にエアを供給するエア供給装置と
を備えた
水質浄化装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記エア供給装置は、
前記浮体の中心部から下方に延びたエア供給管と、
前記エア供給管の先端に取り付けられたエアレーションノズルと
を備えた、
請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項3】
下方に向けて錐状に突出した中心部を有する浮体と、
前記浮体の中心部から下方に延びたエア供給管と、
前記エア供給管の回りを囲うように設けられた外筒と、
前記エア供給管の先端に取り付けられたエアレーションノズルと
を備えた、
水質浄化装置。
【請求項4】
前記浮体は、
前記中心部の周りに径方向に中心部よりも緩やかに広がった拡径部を
さらに有する、請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項5】
前記浮体の中心部は、垂直方向に貫通した貫通孔を有し、
前記エア供給管は、前記貫通孔に挿通された所要の剛性を有する管体を有する、
請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項6】
前記浮体は、
前記エア供給管に接続されたエアポンプと、
前記エアポンプに接続された蓄電池と、
前記蓄電池に接続された太陽光パネルと
を備えた、請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項7】
前記外筒の外側に配置された第2エアレーションノズルを、さらに備えた請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項8】
水位測定センサをさらに備えた、請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項9】
アンカーケーブルと、
前記アンカーケーブルに取り付けられたアンカーと
を備えた、請求項1に記載された水質浄化装置。
【請求項10】
前記外筒の下方に、前記外筒の開口に対向するように間隔を開けて配置されたカバーをさらに備えた、請求項1に記載された水質浄化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水質浄化装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許3815655号公報には、農業用ため池、湖沼、貯水池等の閉鎖性水域の水質浄化装置に関する発明が開示されている。同公報に開示された水質浄化装置は、太陽電池を利用して汚水を循環流動させながら汚水中に空気を溶解させる曝気装置である。太陽電池と深夜電力受電設備が、チャージコントローラーを介してブロワーと蓄電池に接続されている。チャージコントローラーには、マスターコントローラーが併設されており、マスターコントローラーの設定時間に応じて太陽電池と深夜電力受電設備からの給電が切換えられる。これと共に、ブロワーに供給する定格電力の過不足に応じて、蓄電池の充電とブロワーへの放電がチャージコントローラーによって制御されて、汚水中に空気を供給して汚水を循環流動させる。
【0003】
特許4006063号公報には、浮遊式流水発生装置に関する発明が開示されている。同公報に記載された発明では、水面に浮遊して水中に延設されたシャフト先端に取付けられたプロペラを回転させて上向き又は下向きの循環水流を発生させて、水中又は海水中に空気を供給して、例えば、湖水、湾内、河口域、ダム、貯水池、溜池、養殖場などの閉鎖性水域の淡水又は海水の浄化が図られるとされている。同公報で開示されている浮遊式流水発生装置は、水面上に浮遊し上部側が拡がった漏斗状の浮体が設けられている。そして、該浮体には、水面を貫通して下方にシャフトが延設されており、駆動装置に連結されたシャフトの下端に軸芯回りに回転するプロペラが取付けられている。漏斗状の浮体の周囲には、上部がラッパ状に拡がったダクトが設けられている。ダクトの下端側は、プロペラの下方まで延設されており、漏斗状の浮体の外周側面とダクトの内周側面との間に環状の昇降流水路が形成されている。この装置では、回転するプロペラによって昇降流水路内に昇降流水が起こされ、ダクトの内外の水中に昇降循環流水を生じさせる。これと共に、浮遊式流水発生装置の取付孔具に係留ロープの一端が連結され、係留ロープの他端が水底のアンカーに連結され、プロペラが回転して循環流水を生じさせるときの反作用によって、浮遊式流水発生装置が、水底のアンカーを中心としてその周囲を旋回し、アンカーを中心としてその周囲を浄化する。また、浮体には、シャフトの駆動装置に電力を供給する太陽電池が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許3815655号公報
特許4006063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者は、水質を効率よく改善させたい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここで開示される水質浄化装置は、下方に向けて錐状に突出した中心部を有する浮体と、浮体の中心部から間隔を開けて、下方に延びた外筒と、外筒の下部にエアを供給するエア供給装置とを備えている。かかる水質浄化装置によれば、水質を効率よく改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、水質浄化装置10を模式的に示す側面図である。
図2は、浮体11の平面図である。
図3は、外筒13およびエア供給管12の横断平面図である。
図4は、外筒13の下端を拡大した縦断側面図である。
図5は、他の形態に係る水質浄化装置10Aの側面図である。
図6は、水質浄化装置10の変形例を示す側面図である。
図7は、浮体11の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ここで開示される水質浄化装置を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、各図面は、一例を示すのみであり、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本明細書において数値範囲を示す「X~Y」などの表記は、特に言及されない限りにおいて「X以上Y以下」を意味する。
【0009】
〈水質浄化装置10〉
図1は、水質浄化装置10を模式的に示す側面図である。水質浄化装置10は、浮体11と、エア供給管12と、外筒13と、エアレーションノズル14と、第2エアレーションノズル15と、アンカー16とを備えている。また、図2は、浮体11の平面図である。この実施形態では、図1および図2に示されているように、浮体11の上に、エアポンプ21と、蓄電池22と、太陽光パネル23とが設けられている。図2では、浮体11の上に取り付けられた、エアポンプ21およびエアポンプ21に接続された配管が模式的に図示されている。
【0010】
〈浮体11〉
浮体11は、浮力によって水面に浮かんだ構造物である。浮体11は、例えば、発泡樹脂製でありうる。浮体11は、例えば、発泡スチロールなどの発泡プラスチック成形品で構成されているとよい。浮体11の表面は、耐候性を有するウレタン樹脂及びウレア樹脂などの樹脂で被覆されているとよい。この実施形態では、浮体11は、エアポンプ21や、蓄電池22や、太陽光パネル23などを設置するのに要する所要の浮力が得られるように、所要の大きさを有している。
(【0011】以降は省略されています)
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