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公開番号
2024147921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060664
出願日
2023-04-04
発明の名称
重荷重用タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
11/13 20060101AFI20241009BHJP(車両一般)
要約
【課題】摩耗によるWET性能の低下を抑制しながら、耐偏摩耗性のさらなる向上を図ることができる、重荷重用タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2はトレッド4を備える。トレッド4は周方向溝28を有する。周方向溝28はトレッド4を陸部30に区分する。陸部30はメイン陸部32を含む。メイン陸部32はメイン横溝38を有する。メイン横溝38はメイン陸部32をメインブロック40に区分する。メインブロック40はそれぞれ横断サイプ42を有する。横断サイプ42はサイプ本体44と管状部46とを有する。サイプ本体44はジグザグにのびる。サイプ本体44の平均面はメインブロック40の陸面の法線を含む。メインブロック40の周方向長さは軸方向幅よりも長い。メインブロック40において、先導側の壁面38Wsの傾斜角度θfは、後続側の壁面38Wfの傾斜角度θsよりも大きい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
路面と接地するトレッド面を有するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトとを備える、タイヤであって、
前記トレッドが周方向に連続してのびる複数の周方向溝を有し、
複数の前記周方向溝が、前記トレッドを、軸方向に並ぶ複数の陸部に区分し、
複数の前記周方向溝がそれぞれ、溝口を含む一対の壁面と、溝底を含む底面とを有し、
複数の前記陸部が、隣り合う前記周方向溝間に位置する複数のメイン陸部と、前記トレッド面の端を含む一対のショルダー陸部とを含み、
各前記メイン陸部が、隣り合う前記周方向溝間を繋ぐ複数のメイン横溝を有し、
複数の前記メイン横溝が、前記メイン陸部を、周方向に並ぶ複数のメインブロックに区分し、
少なくとも一のメイン陸部において、複数の前記メインブロックがそれぞれ、前記メインブロックを横断する横断サイプを有し、
前記横断サイプが、サイプ本体と、前記サイプ本体の径方向内側に位置する管状部とを有し、
前記管状部の溝幅が前記サイプ本体の溝幅よりも広く、
前記サイプ本体が、その長さ方向及び深さ方向のそれぞれにジグザグにのび、
前記サイプ本体の平均面が前記メインブロックの陸面の法線を含み、
前記メインブロックの周方向長さが軸方向幅よりも長く、
前記メインブロックにおいて、先導側の壁面の傾斜角度が、後続側の壁面の傾斜角度よりも大きい、
重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記トレッドが、前記トレッド面を含む第一トレッドゴム層と、前記第一トレッドゴム層の径方向内側に位置する第二トレッドゴム層とを含み、
前記第一トレッドゴム層と前記第二トレッドゴム層との境界が、前記横断サイプの溝底の径方向内側に位置する、
請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記第一トレッドゴム層の複素弾性率は前記第二トレッドゴム層の複素弾性率よりも高い、
請求項2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記管状部が、前記横断サイプの溝底を含む底面を備え、
前記底面の輪郭線が、前記溝底を通る円弧で表され、
前記底面の輪郭線を表す円弧の半径が1.5mm以上3.5mm以下である、
請求項1又は2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
複数の前記周方向溝が一対のショルダー周方向溝を含み、
一対の前記ショルダー周方向溝がそれぞれ、前記ショルダー陸部と、前記ショルダー陸部の隣に位置するメイン陸部との間に位置する、
請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
前記メイン横溝が前記ショルダー周方向溝よりも浅い、
請求項5に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
複数の前記周方向溝が、隣り合う前記メイン陸部の間に位置する周方向細溝を含み、
前記周方向細溝が、前記ショルダー周方向溝の溝口での溝幅よりも狭い溝幅を有する胴部を備え、
前記タイヤが路面と接地すると、前記胴部において、一対の前記壁面が互いに接触する、
請求項5又は6に記載の重荷重用タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。詳細には、本発明は、トレッドパターンとしてブロックパターンを採用した重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ブロックパターンを採用した重荷重用タイヤでは、ブロックに生じる特異な歪を軽減し耐偏摩耗性の向上を図るために、ブロックを横断するサイプ(以下、横断サイプ)がブロックに刻まれることがある。
トレッドが摩耗することで溝は消失していく。溝の消失は、濡れた路面での走行性能(以下、WET性能)を低下させる。WET性能を維持するために、サイプの径方向内側に、サイプの溝幅よりも広い溝幅を有する管状部を設けることが知られている(例えば、下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-540077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、摩耗によるWET性能の低下を抑制しながら、耐偏摩耗性のさらなる向上を図ることができる、重荷重用タイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る重荷重用タイヤは、路面と接地するトレッド面を有するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトとを備える。前記トレッドは周方向に連続してのびる複数の周方向溝を有する。複数の前記周方向溝は、前記トレッドを、軸方向に並ぶ複数の陸部に区分する。複数の前記周方向溝はそれぞれ、溝口を含む一対の壁面と、溝底を含む底面とを有する。複数の前記陸部は、隣り合う前記周方向溝間に位置する複数のメイン陸部と、前記トレッド面の端を含む一対のショルダー陸部とを含む。各前記メイン陸部は、隣り合う前記周方向溝間を繋ぐ複数のメイン横溝を有する。複数の前記メイン横溝は、前記メイン陸部を、周方向に並ぶ複数のメインブロックに区分する。少なくとも一のメイン陸部において、複数の前記メインブロックはそれぞれ、前記メインブロックを横断する横断サイプを有する。前記横断サイプは、サイプ本体と、前記サイプ本体の径方向内側に位置する管状部とを有する。前記管状部の溝幅は前記サイプ本体の溝幅よりも広い。前記サイプ本体は、その長さ方向及び深さ方向のそれぞれにジグザグにのびる。前記サイプ本体の平均面は前記メインブロックの陸面の法線を含む。前記メインブロックの周方向長さは軸方向幅よりも長い。前記メインブロックにおいて、先導側の壁面の傾斜角度は、後続側の壁面の傾斜角度よりも大きい。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、摩耗によるWET性能の低下を抑制しながら、耐偏摩耗性のさらなる向上を図ることができる、重荷重用タイヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤの一部を示す断面図である。
トレッドに刻まれる溝の一例を示す断面図である。
図1の赤道面に沿った断面図である。
図1のタイヤのトレッドの一部を示す展開図である。
図4の一部を示す展開図である。
図4の一部を示す展開図である。
図4の一部を示す展開図である。
図5のVIII-VIII線に沿った断面図である。
図4のIX-IX線に沿った断面図である。
図9に示された周方向細溝の変形例を示す断面図である。
図9に示された周方向細溝の他の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内側には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0009】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と称される。
【0010】
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
(【0011】以降は省略されています)
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