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公開番号
2024149220
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023062962
出願日
2023-04-07
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B60C
5/14 20060101AFI20241010BHJP(車両一般)
要約
【課題】エア保持性に優れたタイヤを提供する。
【解決手段】インナーライナーを備えたタイヤであって、前記インナーライナーは、水湿潤時の複素弾性率Ew(MPa)と乾燥時の複素弾性率Es(MPa)との比(Ew/Es)が0.95以下であるゴム組成物で構成され、前記ゴム組成物は、以下の亀裂成長性試験で測定される亀裂成長性指数Aが190以上であり、前記インナーライナーの厚みGは、2.0mm以下であるタイヤに関する。
<亀裂成長性試験>
(1)前記ゴム組成物で形成された縦100mm×横50mm×厚み2.0mmのゴムシートを、縦方向の中央の両側から、5.0mmの初期傷を入れる。
(2)初期傷を入れたサンプルをデマッチャ試験機で40%歪で屈曲させ、破断までの屈曲回数を測定する。
(3)破断までの屈曲回数/100を亀裂成長性指数Aとする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
インナーライナーを備えたタイヤであって、
前記インナーライナーは、水湿潤時の複素弾性率Ew(MPa)と乾燥時の複素弾性率Es(MPa)との比(Ew/Es)が0.95以下であるゴム組成物で構成され、
前記ゴム組成物は、以下の亀裂成長性試験で測定される亀裂成長性指数Aが190以上であり、
前記インナーライナーの厚みGは、2.0mm以下であるタイヤ。
<亀裂成長性試験>
(1)前記ゴム組成物で形成された縦100mm×横50mm×厚み2.0mmのゴムシートを、縦方向の中央の両側から、5.0mmの初期傷を入れる。
(2)初期傷を入れたサンプルをデマッチャ試験機で40%歪で屈曲させ、破断までの屈曲回数を測定する。
(3)破断までの屈曲回数/100を亀裂成長性指数Aとする。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記Ew/Esが0.91以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記亀裂成長性指数Aが360以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記亀裂成長性指数Aと前記インナーライナーの厚みG(mm)との比(A/G)が100を超える請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記A/Gが170以上である請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物は、水湿潤時の硬度Hwと乾燥時の硬度Hsとの比(Hw/Hs)が0.98以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム組成物がブチル系ゴムを含み、
前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量%中のブチル系ゴムの含有量(Bc)とインナーライナーの厚みG(mm)との比(Bc/G)が、40以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ゴム組成物がイオン性化合物を含み、
前記ゴム組成物におけるゴム成分100質量部に対するイオン性化合物の含有量(Ic)とインナーライナーの厚みG(mm)との比(Ic/G)が、0.8以上である請求項1に記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤは、路面と接するトレッド以外にもインナーライナー等の様々な部材により構成されている。インナーライナーは、タイヤ内部から外部への空気の漏れの量を低減してエア保持性を発揮するタイヤ部材である(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-227494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インナーライナーは、空気を透過しにくいブチルゴムなどのブチル系ゴムを配合してエア保持性が付与されているが、更なる改善が求められている。
【0005】
本発明は、前記課題を解決し、エア保持性に優れたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、インナーライナーを備えたタイヤであって、
前記インナーライナーは、水湿潤時の複素弾性率Ew(MPa)と乾燥時の複素弾性率Es(MPa)との比(Ew/Es)が0.95以下であるゴム組成物で構成され、
前記ゴム組成物は、以下の亀裂成長性試験で測定される亀裂成長性指数Aが190以上であり、
前記インナーライナーの厚みGは、2.0mm以下であるタイヤに関する。
<亀裂成長性試験>
(1)前記ゴム組成物で形成された縦100mm×横50mm×厚み2.0mmのゴムシートを、縦方向の中央の両側から、5.0mmの初期傷を入れる。
(2)初期傷を入れたサンプルをデマッチャ試験機で40%歪で屈曲させ、破断までの屈曲回数を測定する。
(3)破断までの屈曲回数/100を亀裂成長性指数Aとする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、インナーライナーを備えたタイヤであって、前記インナーライナーは、水湿潤時の複素弾性率Ew(MPa)と乾燥時の複素弾性率Es(MPa)との比(Ew/Es)が0.95以下であるゴム組成物で構成され、前記ゴム組成物は、前記亀裂成長性試験で測定される亀裂成長性指数Aが190以上であり、前記インナーライナーの厚みGは、2.0mm以下であるタイヤであるので、エア保持性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
亀裂成長性試験に用いられるサンプル(ゴムシート)を示す模式図である。
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図2のタイヤのトレッドの近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、インナーライナーを備えたタイヤであって、
前記インナーライナーは、水湿潤時の複素弾性率Ewと乾燥時の複素弾性率Esとの比(Ew/Es)が0.95以下であるゴム組成物で構成され、
前記ゴム組成物は、上記亀裂成長性試験で測定される亀裂成長性指数Aが190以上であり、
前記インナーライナーの厚みGは、2.0mm以下である。
【0010】
上記ゴム組成物は前述の効果が得られるが、このような作用効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
水湿潤時の複素弾性率Ewと乾燥時の複素弾性率Esとの比(Ew/Es)が0.95以下であるので、ゴム組成物内に水によって可逆的に変化するイオン性の結合が生じていると考えられ、このイオン性の結合は、硫黄等の共有結合と異なり、電荷により再結合をすることが可能であると考えられる。
加えて、亀裂成長性指数Aが190以上であることで、ゴム組成物の亀裂の発生が抑制される為、ゴムそのものも破壊しにくいと考えられる。
また、インナーライナーの厚みGを2.0mm以下と小さくすることで、ゴム表面に加わる歪みを小さくすることが可能となり、さらに亀裂の発生を抑制できると考えられる。
以上から、インナーライナーは、亀裂が生じにくく、かつ、亀裂が生じてもイオン性の結合により再結合が可能となるため、長期にわたりインナーライナーの亀裂発生が抑制されることとなり、劣化後のエア保持性能が向上すると考えられる。
従って、本発明により、タイヤのエア保持性を向上できると推察される。
(【0011】以降は省略されています)
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