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公開番号
2025044546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152171
出願日
2023-09-20
発明の名称
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08L
7/00 20060101AFI20250326BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐摩耗性及びウェット路面における旋回性能の総合性能を改善できるタイヤ用ゴム組成物並びにタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記イソプレン系ゴム及び前記スチレンブタジエンゴムの含有量の合計が70質量%以上であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量が15質量%以下であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量≦前記シリカの含有量であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量≧前記スチレンブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、
前記ゴム成分100質量%中の前記イソプレン系ゴム及び前記スチレンブタジエンゴムの含有量の合計が70質量%以上であり、
前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量が15質量%以下であり、
前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量≦前記シリカの含有量であり、
前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量≧前記スチレンブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記カーボンブラックのセチルトリメチルアンモニウムブロミド比表面積が120m
2
/g以上である請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記シリカの平均粒子径が16nm以下である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
メルカプト系シランカップリング剤を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記可塑剤が液状ポリマーを含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記シリカの含有量-(前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量)≧10である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量-前記スチレンブタジエンゴムの含有量≧40である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項8】
前記可塑剤が植物油を含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項9】
ジベンジルアミン化合物を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項10】
前記充填剤が加硫ゴム粒子を含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
これまで、耐摩耗性や旋回性能を改善する手法が種々検討されている(例えば、特許文献1、2参照)。しかしながら、近年では、耐摩耗性や旋回性能の更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-141405号公報
特開2022-021085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、耐摩耗性及びウェット路面における旋回性能の総合性能を改善できるタイヤ用ゴム組成物並びにタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記イソプレン系ゴム及び前記スチレンブタジエンゴムの含有量の合計が70質量%以上であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量が15質量%以下であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量≦前記シリカの含有量であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量≧前記スチレンブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記イソプレン系ゴム及び前記スチレンブタジエンゴムの含有量の合計が70質量%以上であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量が15質量%以下であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量≦前記シリカの含有量であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量≧前記スチレンブタジエンゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物であるので、耐摩耗性及びウェット路面における旋回性能の総合性能が良好となる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記イソプレン系ゴム及び前記スチレンブタジエンゴムの含有量の合計が70質量%以上であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量が15質量%以下であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記スチレンブタジエンゴムの含有量≦前記シリカの含有量であり、前記イソプレン系ゴムの含有量+前記可塑剤の含有量≧前記スチレンブタジエンゴムの含有量である。
【0008】
上記ゴム組成物で前述の効果が得られる理由は、以下のように推察される。
ゴム成分として、イソプレン系ゴム及びスチレンブタジエンゴムを上記範囲で含有させることで、ゴムマトリクス内にスチレン成分による微小なドメインが生じ、発熱性や追従性を得やすくなる。
さらに、シリカを上記範囲で含有させることで、発熱性や追従性を損ねることなく、ゴム成分を補強することができる。
また、可塑剤を上記範囲で含有させることで、補強性を損ねることなく、追従性を向上させることができる。
以上の作用により、耐摩耗性及びウェット路面における旋回性能の総合性能が向上すると考えられる。
【0009】
上記ゴム組成物は、ゴム成分を含有する。
ここで、ゴム成分は、架橋に寄与する成分であり、一般的に、重量平均分子量(Mw)が1万以上のものである。
【0010】
ゴム成分の重量平均分子量は、好ましくは5万以上、より好ましくは15万以上、更に好ましくは20万以上であり、また、好ましくは200万以下、より好ましくは150万以下、更に好ましくは100万以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)
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