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公開番号2025070976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2024158168
出願日2024-09-12
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類B60C 1/00 20060101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】経時後のウェットグリップ性能の持続性を向上したタイヤを提供する。
【解決手段】キャップトレッド及びベーストレッドを備えたタイヤであって、
前記キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のエチレン単位を有するポリマーの含有量が50質量%以上であり、
前記キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する樹脂の含有量Rc(質量部)及びオイルの含有量Oc(質量部)、前記ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対するオイルの含有量Ob(質量部)が、下記式(1)を満たすタイヤに関する。
(1)Rc>Oc≧Ob
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャップトレッド及びベーストレッドを備えたタイヤであって、
前記キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のエチレン単位を有するポリマーの含有量が50質量%以上であり、
前記キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する樹脂の含有量Rc(質量部)及びオイルの含有量Oc(質量部)、前記ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対するオイルの含有量Ob(質量部)が、下記式(1)を満たすタイヤ。
(1)Rc>Oc≧Ob
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
樹脂が水素添加樹脂を含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
キャップトレッドは、ゴム成分100質量部に対する充填剤の含有量が75質量部以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
Rc/Ocが1.5以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
Oc/Obが2.5以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
Rc/Obが3.3以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する可塑剤の含有量Pc(質量部)が、ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対する可塑剤の含有量Pb(質量部)より多い請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
Pc/Pbが5.0以上である請求項7に記載のタイヤ。
【請求項9】
キャップトレッドがイソプレン系ゴムを含み、ベーストレッドがイソプレン系ゴム及びブタジエンゴムを含み、
キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のイソプレン系ゴムの含有量が5~40質量%である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する充填剤の含有量Fcと、ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対する充填剤の含有量Fbとの比(Fc/Fb)が、3.2以上である請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来からタイヤには、ウェットグリップ性能などの種々の性能が求められており、最近の環境への配慮などの観点から、ウェットグリップ性能を経時的に維持することが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記課題を解決し、経時後のウェットグリップ性能の持続性を向上したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、キャップトレッド及びベーストレッドを備えたタイヤであって、
前記キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のエチレン単位を有するポリマーの含有量が50質量%以上であり、
前記キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する樹脂の含有量Rc(質量部)及びオイルの含有量Oc(質量部)、前記ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対するオイルの含有量Ob(質量部)が、下記式(1)を満たすタイヤに関する。
(1)Rc>Oc≧Ob
【発明の効果】
【0005】
本発明は、キャップトレッド及びベーストレッドを備えたタイヤであって、前記キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のエチレン単位を有するポリマーの含有量が50質量%以上であり、かつ上記式(1)を満たすタイヤであるので、経時後のウェットグリップ性能の持続性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図1のタイヤのトレッドの近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
上記タイヤは、キャップトレッド及びベーストレッドを備え、かつ、該キャップトレッドは、ゴム成分100質量%中のエチレン単位を有するポリマーの含有量が50質量%以上であり、該キャップトレッド中のゴム成分100質量部に対する樹脂の含有量Rc(質量部)及びオイルの含有量Oc(質量部)、該ベーストレッド中のゴム成分100質量部に対するオイルの含有量Ob(質量部)が、式(1)「Rc>Oc≧Ob」を満たす。
【0008】
上記タイヤで前述の効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
エチレン単位を有するポリマーは、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴムなどに比べて、二重結合が少なく、熱老化後の物性が良好となる。
よって、そのようなエチレン単位を有するポリマーを所定以上含むキャップトレッドにおいて、オイルの含有量(Oc)よりも樹脂の含有量(Rc)を多く配合することで、オイルのブリードによる硬度Hsの経時変化が少なくなる。
また、ベーストレッドのオイルの含有量(Ob)よりキャップトレッドのオイルの含有量(Oc)を多く配合することで、オイルのブリードによる硬度Hsの経時変化をより抑制できる。
以上のメカニズムにより、経時後のタイヤのウェットグリップ性能の持続性が向上すると推察される。
【0009】
上記タイヤは、キャップトレッド及びベーストレッドを有している。
キャップトレッドはキャップトレッド用ゴム組成物、ベーストレッドはベーストレッド用ゴム組成物で構成されている。
【0010】
以下、キャップトレッド用ゴム組成物、ベーストレッド用ゴム組成物に共通して使用可能な薬品について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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