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公開番号2025090270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205408
出願日2023-12-05
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類B60C 13/00 20060101AFI20250610BHJP(車両一般)
要約【課題】劣化後の操縦安定性に優れたタイヤを提供する。
【解決手段】ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を備えたタイヤであって、前記ゴム組成物は、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBが8.0%以下であり、前記ΔEB(%)と前記タイヤ部材の厚みTt(mm)との積(ΔEB×Tt)が30未満であるタイヤに関する。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を備えたタイヤであって、
前記ゴム組成物は、
熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBが8.0%以下であり、
前記ΔEB(%)と前記タイヤ部材の厚みTt(mm)との積(ΔEB×Tt)が30未満であるタイヤ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
ゴム組成物が再生カーボンブラックを含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対するカーボンブラックの含有量Cc(質量部)と、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEB(%)との比(Cc/ΔEB)が、7.6を超える請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
ゴム組成物が植物油を含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
ゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対する可塑剤の含有量Pc(質量部)と、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEB(%)との積(Pc×ΔEB)が、80未満である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
ゴム組成物は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムからなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
ゴム組成物は、ゴム成分100質量%中のスチレンブタジエンゴムの含有量が80質量%未満である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
ゴム組成物は、25℃で液体状態の二重結合含有ポリマーを含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
ゴム組成物は、熱可塑性エラストマーを含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
ゴム組成物は、可塑剤の含有率Pr(質量%)が6.5質量%以下である請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤには、最近、環境への配慮などの観点から、各種性能について長期的な維持が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
なかでも、安全性の面から、特に、操縦安定性を長期間維持することが要求されている。
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、劣化後の操縦安定性に優れたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を備えたタイヤであって、
前記ゴム組成物は、
熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBが8.0%以下であり、
前記ΔEB(%)と前記タイヤ部材の厚みTt(mm)との積(ΔEB×Tt)が30未満であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を備えたタイヤであって、前記ゴム組成物は、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBが8.0%以下であり、前記ΔEB(%)と前記タイヤ部材の厚みTt(mm)との積(ΔEB×Tt)が30未満であるタイヤであるので、劣化後の操縦安定性に優れたタイヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図1のタイヤのトレッドの近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記タイヤは、ゴム組成物で構成されたタイヤ部材を備え、該ゴム組成物は、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBが8.0%以下でかつ、前記ΔEB(%)と前記タイヤ部材の厚みTt(mm)との積(ΔEB×Tt)が30未満である。
【0009】
上記タイヤにより前述の効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
劣化後の破断時伸びの低下を抑制し、熱老化前後での破断時伸びの変化率ΔEBを8.0%以下とすることで、ゴム劣化による操縦安定性の低下を抑制できる。
また、熱老化前後での破断時伸びの変化率及びタイヤ部材の厚みの積(ΔEB×Tt)を30未満に調整することで、劣化によるゴムの伸び変化の絶対量を抑え、操縦安定性の低下を抑制できる。
このような作用により、操縦安定性の低下が相乗的に抑制され、劣化後の操縦安定性を向上できると推察される。
【0010】
このように、上記タイヤは、「ΔEBが8.0%以下」、「ΔEB×Ttが30未満」の関係を満たす構成にすることにより、劣化後の操縦安定性を向上するという課題(目的)を解決するものである。すなわち、「ΔEBが8.0%以下」、「ΔEB×Ttが30未満」のパラメータは課題(目的)を規定したものではなく、本願の課題は、劣化後の操縦安定性を向上することであり、そのための解決手段として当該パラメータを満たすような構成にしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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