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公開番号2025098707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215030
出願日2023-12-20
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250625BHJP(車両一般)
要約【課題】スノー性能およびウェットグリップ性能の総合性能を向上したタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を有するタイヤであって、トレッド部は1以上の周方向溝を有し、トレッド部はゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、シリカのゴム成分100質量部に対する含有量が70質量部以上であり、スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)が17.0超であり、ゴム組成物のtanδ温度分布曲線における-20℃~-70℃の範囲内のピークの半値幅が45℃以上であり、周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、ゴム組成物の-10℃におけるtanδを-10℃tanδとしたとき、-10℃tanδ×Hが1.7以上である、タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、
前記トレッド部はゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、
前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、
前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、
前記シリカのゴム成分100質量部に対する含有量が70質量部以上であり、
前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、
前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)が17.0超であり、
前記ゴム組成物のtanδ温度分布曲線における-20℃~-70℃の範囲内のピークの半値幅が45℃以上であり、
前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、
前記ゴム組成物の-10℃におけるtanδを-10℃tanδとしたとき、
-10℃tanδ×Hが1.7以上である、タイヤ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ゴム成分中の総スチレン量S2(質量%)が15以下である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ゴム組成物が、ジシクロペンタジエン、スチレン、およびインデンをモノマー成分として含む樹脂成分を含有する、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
-10℃tanδが0.30以上である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項5】
-10℃tanδ×Hが2.0以上である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物のアセトン抽出量が20.0質量%超である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム組成物の0℃におけるtanδ(0℃tanδ)が0.50以上である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項8】
前記トレッド部の全厚みをT(mm)としたとき、-10℃tanδ×Tが1.5以上3.5以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項9】
前記ゴム組成物がゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを20質量部以上含有する、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項10】
前記トレッド部のランド比をRとしたとき、S1×Rが10.0以上である、請求項1または2記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、トレッド部に傾斜した溝を有し、かつトレッドゴムを構成するゴム組成物を、原子間力顕微鏡を用いて所定の温度下でスキャンしたときのファンデルワールス力により得られるパラメーターを所定の範囲としたタイヤにより、ウェットグリップ性能と氷上グリップ性能をバランスよく改善したタイヤが提供されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/097454号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、スノー性能やウェットグリップ性能のさらなる向上が望まれている。
【0005】
本発明は、スノー性能およびウェットグリップ性能の総合性能を向上したタイヤを提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、
前記トレッド部はゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、
前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、
前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、
前記シリカのゴム成分100質量部に対する含有量が70質量部以上であり、
前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、
前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)が17.0超であり、
前記ゴム組成物のtanδ温度分布曲線における-20℃~-70℃の範囲内のピークの半値幅が45℃以上であり、
前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、
前記ゴム組成物の-10℃におけるtanδを-10℃tanδとしたとき、
-10℃tanδ×Hが1.7以上であるタイヤ、に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スノー性能およびウェットグリップ性能の総合性能が向上したタイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るタイヤについての、タイヤのトレッド部のタイヤ回転軸を通る断面が示された断面図である。
本発明の一実施形態を示すトレッド部の模式的な展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、前記トレッド部はゴム成分およびシリカを含有するゴム組成物により構成され、前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、前記シリカのゴム成分100質量部に対する含有量が70質量部以上であり、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)が17.0超であり、前記ゴム組成物のtanδ温度分布曲線における-20℃~-70℃の範囲内のピークの半値幅が45℃以上であり、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記ゴム組成物の-10℃におけるtanδを-10℃tanδとしたとき、-10℃tanδ×Hが1.7以上である、タイヤである。
【0010】
本実施形態のタイヤにおいて、スノー性能およびウェットグリップ性能の総合性能が向上する理由については、理論に拘束されることは意図しないが、以下のように考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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