TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025098715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215042
出願日2023-12-20
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C08L 7/00 20060101AFI20250625BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】低燃費性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、前記トレッド部はゴム成分、シリカ、および樹脂成分を含有するゴム組成物により構成され、前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、前記ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が30質量部以上であり、前記樹脂成分はジシクロペンタジエン系樹脂を含有し、前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)がが16.0以上であり、前記ゴム組成物の30℃におけるtanδを30℃tanδ、前記トレッド部の全厚みをT(mm)とする場合、30℃tanδ×Tが3.0未満であり、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)とする場合、AE×Hが100.0以上である、タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、
前記トレッド部はゴム成分、シリカ、および樹脂成分を含有するゴム組成物により構成され、
前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、
前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、
前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、
前記ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が30質量部以上であり、
前記樹脂成分はジシクロペンタジエン系樹脂を含有し、
前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)がが16.0以上であり、
前記ゴム組成物の30℃におけるtanδを30℃tanδ、前記トレッド部の全厚みをT(mm)とする場合、30℃tanδ×Tが3.0未満であり、
前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)とする場合、AE×Hが100.0以上である、タイヤ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が60質量部以上である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記ゴム組成物が、前期ゴム成分100質量部に対してカーボンブラックを1質量部以上10質量部以下含有する、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項4】
30℃tanδが0.26以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項5】
30℃tanδ×Tが3.0以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項6】
S1が25以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム成分中の総スチレン量S2(質量%)が15以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ゴム組成物の0℃におけるtanδ(0℃tanδ)が0.45以上である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記トレッド部のランド比をRとする場合、S1×Rが11.0以上である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項10】
タイヤ重量をG(kg)とする場合、S1/Gが3.0以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、乗用車等に広く用いられるタイヤには、低燃費性能とウェットグリップ性能とを高いレベルで両立させることが求められている。例えば、特許文献1は、所定のビニル量のスチレン-ブタジエンゴムと所定のシス1,4結合含有率のブタジエンゴムとを所定の割合で含むゴム組成物を用いて、ウェット制動性および転がり抵抗性能を向上することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-307039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、タイヤの低燃費性能とウェットグリップ性能のさらなる向上が望まれている。
【0005】
本発明は、低燃費性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、
前記トレッド部はゴム成分、シリカ、および樹脂成分を含有するゴム組成物により構成され、
前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、
前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、
前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、
前記ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が30質量部以上であり、
前記樹脂成分はジシクロペンタジエン系樹脂を含有し、
前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)がが16.0以上であり、
前記ゴム組成物の30℃におけるtanδを30℃tanδ、前記トレッド部の全厚みをT(mm)とする場合、30℃tanδ×Tが3.0未満であり、
前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)とする場合、AE×Hが100.0以上であるタイヤ、に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、低燃費性能およびウェットグリップ性能の総合性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るタイヤについての、タイヤ回転軸を通る断面図である。
本発明の一実施形態に係るタイヤのトレッド部についての、タイヤ回転軸を通る断面図である。
本発明の一実施形態を示すトレッド部の模式的な展開図である。
図3のC-C線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は1以上の周方向溝を有し、前記トレッド部はゴム成分、シリカ、および樹脂成分を含有するゴム組成物により構成され、前記ゴム成分はイソプレン系ゴムおよびスチレンブタジエンゴムを含有し、前記ゴム成分中のイソプレン系ゴムの含有量が40質量%以上であり、前記スチレンブタジエンゴムのスチレン含量S1(質量%)が30以下であり、
前記ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が30質量部以上であり、前記樹脂成分はジシクロペンタジエン系樹脂を含有し、前記ゴム組成物のアセトン抽出量AE(質量%)がが16.0以上であり、前記ゴム組成物の30℃におけるtanδを30℃tanδ、前記トレッド部の全厚みをT(mm)とする場合、30℃tanδ×Tが3.0未満であり、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)とする場合、AE×Hが100.0以上である、タイヤである。
【0010】
本発明のタイヤにおいて、耐摩耗性能およびウェットグリップ性能の総合性能が向上する理由については、理論に拘束されることは意図しないが、以下のように考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
5日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッド
1日前
住友ゴム工業株式会社
二輪自動車用タイヤ
1日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフクラブヘッド
5日前
住友ゴム工業株式会社
導電性ローラの製造方法
今日
住友ゴム工業株式会社
ポリマー被覆ガラス基材
今日
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
5日前
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
2か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
2か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
5日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
20日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
1か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
2か月前
富士フイルム株式会社
組成物
19日前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
1か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
1か月前
株式会社クラレ
水性エマルジョン及び接着剤
8日前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
東ソー株式会社
セルロース樹脂含有樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
株式会社大阪ソーダ
圧電デバイス用ポリマー材料
1か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
住友化学株式会社
ブロック共重合体
2か月前
ユニマテック株式会社
アクリルゴム組成物
今日
東洋紡株式会社
熱収縮性ポリエステル系フィルム
1か月前
サンエス護謨工業株式会社
プラスチックフィルム
1日前
続きを見る