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公開番号
2025080625
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193902
出願日
2023-11-14
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60C
11/12 20060101AFI20250519BHJP(車両一般)
要約
【課題】トレッド幅方向の排水性を維持しつつ、ウェット制動性能を向上することができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、回転方向Rが指定されたトレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、第1トレッド端T1と、第1傾斜溝3と、第1陸部5とを含む。第1陸部5一つには、第1陸部5をタイヤ周方向に貫通する少なくとも1本の貫通サイプ35が設けられている。貫通サイプ35は、第1陸部5の踏面からタイヤ半径方向内側に延びるサイプ本体部36と、サイプ本体部36のタイヤ半径方向内側に連なり、かつ、サイプ本体部36よりも大きい幅を有する拡幅部37とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ赤道の近傍まで前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第1傾斜溝と、前記複数の第1傾斜溝で区分された複数の第1陸部とを含み、
前記複数の第1陸部の少なくとも一つには、前記第1陸部をタイヤ周方向に貫通する少なくとも1本の貫通サイプが設けられており、
前記貫通サイプは、前記第1陸部の踏面からタイヤ半径方向内側に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に連なり、かつ、前記サイプ本体部よりも大きい幅を有する拡幅部とを含む、
タイヤ。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記サイプ本体部のタイヤ半径方向の長さは、前記第1傾斜溝の最大の深さの50%~80%である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記拡幅部の最大の幅は、前記サイプ本体部の幅の2.5~4.0倍である、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第1傾斜溝は、タイヤ赤道側の内側溝部と、前記第1トレッド端側の外側溝部と、前記内側溝部と前記外側溝部とに連なる中央溝部とを含み、
前記内側溝部、前記外側溝部及び前記中央溝部は、それぞれ、直線状に延びており、かつ、タイヤ周方向に対する角度が互いに異なる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項5】
タイヤ赤道から、前記内側溝部と前記中央溝部との交差部までのタイヤ軸方向の距離は、トレッド幅の10%~25%である、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
タイヤ赤道から、前記中央溝部と前記外側溝部との交差部までのタイヤ軸方向の距離は、トレッド幅の30%~45%である、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記貫通サイプの一端は、前記内側溝部に連通している、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記中央溝部のタイヤ軸方向に対する角度は、前記外側溝部のタイヤ軸方向に対する角度よりも大きく、
前記内側溝部のタイヤ軸方向に対する角度は、前記中央溝部のタイヤ軸方向に対する角度よりも大きい、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記貫通サイプと、前記貫通サイプの前記回転方向の先着側に連通する前記第1傾斜溝との間の角度は、75~105°である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記トレッド部は、さらに、第2トレッド端と、少なくとも前記第2トレッド端からタイヤ赤道の近傍まで前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第2傾斜溝とを含み、
前記貫通サイプは、タイヤ周方向に対して傾斜しており、
前記貫通サイプのタイヤ赤道側の端部は、前記複数の第2傾斜溝のタイヤ赤道側の内端に対向するように位置している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に、トレッド端からタイヤ赤道付近まで延びる複数の傾斜溝と、この傾斜溝に区分された複数の傾斜陸部とが設けられたタイヤが提案されている。また、前記傾斜陸部には、複数のサイプが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-156025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなタイヤでは、複数の傾斜溝により、トレッド幅方向の排水性はある程度期待できるものの、タイヤ周方向への排水性能が低下する傾向があった。このため、ウェット路面での制動性能(ウェット制動性能)の向上については、さらなる改善の余地があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、トレッド幅方向の排水性を維持しつつ、ウェット制動性能を向上することができるタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、回転方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と、少なくとも前記第1トレッド端からタイヤ赤道の近傍まで前記回転方向の先着側に傾斜して延びる複数の第1傾斜溝と、前記複数の第1傾斜溝で区分された複数の第1陸部とを含み、前記複数の第1陸部の少なくとも一つには、前記第1陸部をタイヤ周方向に貫通する少なくとも1本の貫通サイプが設けられており、前記貫通サイプは、前記第1陸部の踏面からタイヤ半径方向内側に延びるサイプ本体部と、前記サイプ本体部のタイヤ半径方向内側に連なり、かつ、前記サイプ本体部よりも大きい幅を有する拡幅部とを含む、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、トレッド幅方向の排水性を維持しつつ、ウェット制動性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の第1陸部及び第1傾斜溝の拡大図である。
図2のA-A線断面図である。
図1の第1陸部の拡大図である。
図4のB-B線断面図である。
図4のC-C線断面図である。
図4のD-D線断面図である。
本発明の他の実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
本発明の他の実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図10の面取り部の拡大断面図である。
本発明の他の実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。図1は、本実施形態のタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、乗用車用タイヤであって、ドライ路面での走行に加え、雪路での走行も想定したオールシーズンタイヤである。但し、本発明のタイヤ1は、このような態様に限定されず、例えば、重荷重用タイヤでも良い。
【0010】
本発明のタイヤ1は、回転方向Rが指定されたトレッド部2を有する。回転方向Rは、例えば、サイドウォール部(図示省略)に、文字又は記号で表示される。
(【0011】以降は省略されています)
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