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公開番号2025099446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216120
出願日2023-12-21
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 1/00 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】高速走行時の操縦安定性能の向上を図ることができるタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部と、スチールコードおよび前記スチールコードを被覆するトッピングゴムを有するゴム・コード複合体とを備えたタイヤであって、タイヤ子午線断面におけるタイヤ幅方向50mm当たりのコード外周の総計Lが65mm以上であり、前記複合体は、前記スチールコードと前記トッピングゴムとを接着する接着材料を含み、前記接着材料はオキサジン化合物を含み、前記トッピングゴムは、ゴム成分、カーボンブラック、および硫黄を含有するゴム組成物により構成され、相対量としての前記複合体におけるゴム成分の質量をA(部)、カーボンブラックの質量をB(部)、硫黄の質量をC(部)、オキサジン化合物の質量をD(部)とする場合、(B+C)/(A+D)が1.0未満であるタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部と、スチールコードおよび前記スチールコードを被覆するトッピングゴムを有するゴム・コード複合体とを備えたタイヤであって、
タイヤ子午線断面におけるタイヤ幅方向50mm当たりのコード外周の総計Lが65mm以上であり、
前記複合体は、前記スチールコードと前記トッピングゴムとを接着する接着材料を含み、
前記接着材料はオキサジン化合物を含み、
前記トッピングゴムは、ゴム成分、カーボンブラック、および硫黄を含有するゴム組成物により構成され、
相対量としての前記複合体におけるゴム成分の質量をA(部)、カーボンブラックの質量をB(部)、硫黄の質量をC(部)、オキサジン化合物の質量をD(部)とする場合、(B+C)/(A+D)が1.0未満であるタイヤ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
(B+C)/(A+D)が0.75未満である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
Bが70以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
Cが10以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項5】
Dが15以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項6】
前記ゴム組成物中のゴム成分100質量部に対するフィラーの総含有量が70質量部以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項7】
前記ゴム組成物が前記オキサジン化合物を含有する、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項8】
トレッド面から前記スチールコードまでの距離Gが15mm以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項9】
トレッドゴムの70℃におけるtanδを70℃tanδ1、前記トッピングゴムの70℃におけるtanδを70℃tanδ2とする場合、70℃tanδ1/70℃tanδ2が1.5以下である、請求項1または2記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、タイヤ市場において、特に高速走行時の操縦安定性能が強く要求されている。特許文献1には、トレッド部を構成するベースゴムに、所定のキチン繊維および/またはキトサン繊維を配合することで、発熱性が軽減され、ゴムの剛性を高め操縦安定性を改善できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-1672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、高速走行時の操縦安定性能の向上を図ることができるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、トレッド部と、スチールコードおよび前記スチールコードを被覆するトッピングゴムを有するゴム・コード複合体とを備えたタイヤであって、タイヤ子午線断面におけるタイヤ幅方向50mm当たりのコード外周の総計Lが65mm以上であり、前記複合体は、前記スチールコードと前記トッピングゴムとを接着する接着材料を含み、前記接着材料はオキサジン化合物を含み、前記トッピングゴムは、ゴム成分、カーボンブラック、および硫黄を含有するゴム組成物により構成され、相対量としての前記複合体におけるゴム成分の質量をA(部)、カーボンブラックの質量をB(部)、硫黄の質量をC(部)、オキサジン化合物の質量をD(部)とする場合、(B+C)/(A+D)が1.0未満であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、高速走行時の操縦安定性能の向上を図ることができるタイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るタイヤの子午線断面図である。
ベルト層を模式的に示した図である。
単撚りスチールコードの一構成例の説明図である。
層撚りスチールコードの一構成例の説明図である。
図4の層撚りスチールコードの長手方向と垂直な面での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部と、スチールコードおよび前記スチールコードを被覆するトッピングゴムを有するゴム・コード複合体とを備えたタイヤであって、タイヤ子午線断面におけるタイヤ幅方向50mm当たりのコード外周の総計Lが65mm以上であり、前記複合体は、前記スチールコードと前記トッピングゴムとを接着する接着材料を含み、前記接着材料はオキサジン化合物を含み、前記トッピングゴムは、ゴム成分、カーボンブラック、および硫黄を含有するゴム組成物により構成され、相対量としての前記複合体におけるゴム成分の質量をA(部)、カーボンブラックの質量をB(部)、硫黄の質量をC(部)、オキサジン化合物の質量をD(部)とする場合、(B+C)/(A+D)が1.0未満であるタイヤである。
【0009】
本実施形態に係るタイヤで、高速走行時の操縦安定性能の向上を図ることができる理由については、理論に拘束されることは意図しないが、以下のように考えられる。
【0010】
ゴム・コード複合体において、ゴム成分および接着成分であるオキサジン化合物の質量を相対的に大きくしつつ、カーボンブラックおよび硫黄の質量を相対的に小さくすることにより、複合体の剛性を担保しつつ、発熱性を下げることができると考えられる。また、コード外周を所定値よりも大きくすることで、スチールコードとトッピングゴムとの接着性を向上させ、複合体の剛性をより向上させることができると考えられる。さらに、オキサジン化合物はそれ自体でトッピングゴムの耐熱性を高めることができる。これらが協働することにより、高速走行を長時間続け、走行時において複合体の変形が繰り返し起きた場合であっても、操縦安定性を確保しやすくなると考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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