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公開番号
2025079647
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192459
出願日
2023-11-10
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
B60C
13/00 20060101AFI20250515BHJP(車両一般)
要約
【課題】質量の増加を伴うことなく耐久性の向上を図ることができる、タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2は、一対のビード8と、カーカス10と、一対のサイドウォール層6と、ベルト12とを備える。カーカス10を構成する1枚のカーカスプライ40は、プライ本体42と、一対の折り返し部44とを備える。折り返し部44の径方向高さは断面高さの17%以下である。ゾーンZFにおけるサイドウォール層3の平均厚さFは、定数B、並びに、タイヤ2の断面幅SW、及びベルト12の幅BWを用いて表される、下記の式(1)を満たす。定数Bは、前記タイヤの偏平比RAを用いて表される、下記の式(2)を満たす。
式(1):416×(BW/SW-B)
2
+4≦F≦416×(BW/SW-B)
2
+6
式(2):B=0.84×(-0.49×RA/100+1.22)
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ETRTO 2021 standard manualで規定されるHIGH LOAD CAPACITY typeのタイヤであって、
一対のビードと、
一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、
前記カーカスの軸方向外側に位置する一対のサイドウォール層と、
前記カーカスの径方向外側に位置するベルトと
を備え、
一対の前記ビードがそれぞれ、コアと、前記コアの径方向外側に位置するエイペックスとを備え、
前記カーカスが、1枚のカーカスプライで構成され、
前記カーカスプライが、一対の前記コアの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なりそれぞれの前記コアで折り返される一対の折り返し部とを備え、
一対の前記折り返し部の径方向高さが、前記タイヤの断面高さの17%以下であり、
ビードベースラインからの径方向距離が20mmから30mmまでのゾーンにおける前記サイドウォール層の平均厚さFが、定数B、並びに、前記タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を290kPaに調整し、前記タイヤに荷重をかけていない、基準状態で得られる、前記タイヤの断面幅SW、及びベルトの幅BWを用いて表される、下記の式(1)を満たし、
前記定数Bが、前記タイヤの偏平比RAを用いて表される、下記の式(2)を満たす、
タイヤ。
式(1):416×(BW/SW-B)
2
+4≦F≦416×(BW/SW-B)
2
+6
式(2):B=0.84×(-0.49×RA/100+1.22)
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
一対の前記折り返し部の径方向高さが、10mm以上20mm以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記基準状態において、前記折り返し部が径方向に対してなす角度が、15度以上である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記ベルトが並列した多数のベルトコードを含み、
前記基準状態において、各前記ベルトコードが赤道面に対してなす角度が、20度以上32度以下である、
請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はタイヤに関する。詳細には、本発明は乗用車に装着されるタイヤに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤの質量は転がり抵抗に影響する。環境への影響が考慮され、低い転がり抵抗を有するタイヤが求められている。
タイヤの軽量化のために、カーカスを構成するカーカスプライの枚数を減らす、カーカスプライの折り返し部の長さを短くする等を行うと、ビード部の剛性が低下する。
タイヤのビード部には大きな荷重が作用する。しかも走行中のタイヤでは、変形と復元とが繰り返される。ビード部には損傷が生じやすいという懸念がある。ビード部の耐久性の向上が求められている。
ビード部の耐久性を向上させるために、新たな要素をビード部に組み込む等を行うと、タイヤの質量が増加してしまう。
そこで、タイヤの軽量化を図りながら、ビード部の耐久性の維持を図ることができる技術を確立するために、様々な検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-286211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、質量の増加を伴うことなく、耐久性の向上を図ることができる、タイヤの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るタイヤは、ETRTO 2021 standard manualで規定されるHIGH LOAD CAPACITY typeのタイヤである。このタイヤは、一対のビードと、一対の前記ビードの間を架け渡すカーカスと、前記カーカスの軸方向外側に位置する一対のサイドウォール層と、前記カーカスの径方向外側に位置するベルトとを備える。一対の前記ビードはそれぞれ、コアと、前記コアの径方向外側に位置するエイペックスとを備える。前記カーカスは、1枚のカーカスプライで構成される。前記カーカスプライは、一対の前記コアの間を架け渡すプライ本体と、前記プライ本体に連なりそれぞれの前記コアで折り返される一対の折り返し部とを備える。一対の前記折り返し部の径方向高さは、前記タイヤの断面高さの17%以下である。ビードベースラインからの径方向距離が20mmから30mmまでのゾーンにおける前記サイドウォール層の平均厚さFは、定数B、並びに、前記タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を290kPaに調整し、前記タイヤに荷重をかけていない、基準状態で得られる、前記タイヤの断面幅SW、及びベルトの幅BWを用いて表される、下記の式(1)を満たし、
前記定数Bが、前記タイヤの偏平比RAを用いて表される、下記の式(2)を満たす。
式(1):416×(BW/SW-B)
2
+4≦F≦416×(BW/SW-B)
2
+6
式(2):B=0.84×(-0.49×RA/100+1.22)
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、質量の増加を伴うことなく、耐久性の向上を図ることができる、タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るタイヤの一部を示す断面図である。
ベルトの構成を説明する概略図である。
ビード部を示す拡大断面図である。
ビード部を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内側には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
【0009】
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と呼ばれる。
タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を290kPaに調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、基準状態と呼ばれる。
【0010】
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの切断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。なお、正規リムにタイヤを組んだ状態で確認できないタイヤの構成は、前述の切断面において確認される。
(【0011】以降は省略されています)
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