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公開番号2025104813
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222928
出願日2023-12-28
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤ重量の増加を抑制しつつ、サイドウォール部の耐カット性能を向上することができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、空気入りタイヤに関する。本発明の空気入りタイヤは、トレッド部と、第1サイドウォール部とを含む。第1サイドウォール部は、複数のプロテクタ10と、間隙部とを含む。プロテクタ10のそれぞれのタイヤ周方向の長さは、プロテクタ10のタイヤ周方向の一方側で隣接する間隙部のタイヤ周方向の長さよりも大きい。複数のプロテクタ10のそれぞれは、頂面14と側面15とを含む。第1サイドウォール部の正面視において、側面15の少なくとも一部は、頂面14の外縁14eよりも頂面14の中心側で基準面9に連なるアンダーカット面18を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、前記トレッド部からタイヤ半径方向内側に延びる第1サイドウォール部とを含み、
前記第1サイドウォール部は、基準面からタイヤ軸方向外側に隆起し、かつ、タイヤ周方向に並ぶ複数のプロテクタと、タイヤ周方向に隣接する前記プロテクタの間のそれぞれに形成された間隙部とを含み、
前記プロテクタのそれぞれのタイヤ周方向の長さは、前記プロテクタのタイヤ周方向の一方側で隣接する前記間隙部のタイヤ周方向の長さよりも大きく、
前記複数のプロテクタのそれぞれは、タイヤ軸方向外側を向く頂面と、前記頂面の外縁と前記基準面とを繋ぐ側面とを含み、
前記第1サイドウォール部の正面視において、前記側面の少なくとも一部は、前記頂面の外縁よりも前記頂面の中心側で前記基準面に連なるアンダーカット面を含む、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記側面は、タイヤ半径方向に延びる一対の第1側面を含み、
前記一対の第1側面の少なくとも一方は、前記アンダーカット面を含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記側面は、タイヤ周方向に延びる一対の第2側面を含み、
前記一対の第2側面の少なくとも一方は、前記アンダーカット面を含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記複数のプロテクタの少なくとも一つは、タイヤ半径方向に沿った横断面において、前記プロテクタの前記基準面におけるタイヤ半径方向の長さは、前記頂面のタイヤ半径方向の長さの85%~95%である、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記プロテクタの最大の隆起高さは、1.5~3.5mmである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記トレッド部のタイヤ半径方向の外端から前記プロテクタのタイヤ半径方向の外端までのタイヤ半径方向の距離は、50~100mmである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記プロテクタのそれぞれのタイヤ周方向の長さは、前記プロテクタに隣接する前記間隙部のタイヤ周方向の長さの2倍以上である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記アンダーカット面は、前記頂面の中心側に凹んだ湾曲面を含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、サイドウォール部にサイドプロテクタが形成された空気入りタイヤが提案されている。前記サイドプロテクタは、サイドウォール部の耐カット性能を高めるのに役立つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-003947号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、上述の耐カット性能のさらなる向上が求められている。その方法として、上述のプロテクタを、タイヤ周方向に密に配置することが考えられる。しかしながら、このような方法は、タイヤ重量の増加を招くおそれがある。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、タイヤ重量の増加を抑制しつつ、サイドウォール部の耐カット性能を向上することができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部と、前記トレッド部からタイヤ半径方向内側に延びる第1サイドウォール部とを含み、前記第1サイドウォール部は、基準面からタイヤ軸方向外側に隆起し、かつ、タイヤ周方向に並ぶ複数のプロテクタと、タイヤ周方向に隣接する前記プロテクタの間のそれぞれに形成された間隙部とを含み、前記プロテクタのそれぞれのタイヤ周方向の長さは、前記プロテクタのタイヤ周方向の一方側で隣接する前記間隙部のタイヤ周方向の長さよりも大きく、前記複数のプロテクタのそれぞれは、タイヤ軸方向外側を向く頂面と、前記頂面の外縁と前記基準面とを繋ぐ側面とを含み、前記第1サイドウォール部の正面視において、前記側面の少なくとも一部は、前記頂面の外縁よりも前記頂面の中心側で前記基準面に連なるアンダーカット面を含む、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成を採用したことによって、タイヤ重量の増加を抑制しつつ、サイドウォール部の耐カット性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態の空気入りタイヤの横断面図である。
第1サイドウォール部の拡大斜視図である。
プロテクタの正面図である。
図3のA-A線断面図である。
非アンダーカット面の断面図である。
別の実施形態におけるアンダーカット面の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1には、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」という場合がある。)の横断面図が示されている。図1は、正規状態におけるタイヤ1についての、タイヤ回転軸を含む子午線断面を示す図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤである。本実施形態のタイヤ1は、舗装路のみならず、砂利や比較的大きな石を含んだガレキ路面等の不整地走行にも対応できる。このため、本実施形態のタイヤ1は、SUV用として好適に使用される。このようなタイヤ1は、サイドウォール部の耐カット性能が要求される。
(【0011】以降は省略されています)

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