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公開番号2025089785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204648
出願日2023-12-04
発明の名称重荷重用タイヤ用ゴム組成物及び重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08L 9/00 20060101AFI20250609BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐クラック性能を改善できる重荷重用タイヤ用ゴム組成物及び重荷重用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、2種以上の充填剤とを含有し、前記イソプレン系ゴムの含有量>前記充填剤の含有量である重荷重用タイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、２種以上の充填剤とを含有し、
前記イソプレン系ゴムの含有量＞前記充填剤の含有量である重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
続きを表示（約 600 文字）【請求項２】
前記充填剤がカーボンブラック及びシリカを含む請求項１記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項３】
シリカの含有量≧カーボンブラックの含有量である請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項４】
樹脂を含有する請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項５】
平均粒子径が１８ｎｍ以下のシリカを含有する請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項６】
セチルトリメチルアンモニウムブロミド比表面積が１３０ｍ
２
／ｇ以上のカーボンブラックを含有する請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項７】
ジベンジルアミン化合物を含有する請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項８】
植物油を含有する請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項９】
前記イソプレン系ゴムの含有量／前記充填剤の含有量の値が１．２未満である請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
【請求項１０】
前記ブタジエンゴムの含有量／前記ゴム成分中の総スチレン量の値が９以下である請求項１又は２記載の重荷重用タイヤ用ゴム組成物。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、重荷重用タイヤ用ゴム組成物及び重荷重用タイヤに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
これまで、耐クラック性能を改善する手法が種々検討されている（例えば、特許文献１参照）。しかしながら、近年では、耐クラック性能の更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－０３１２３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、前記課題を解決し、耐クラック性能を改善できる重荷重用タイヤ用ゴム組成物及び重荷重用タイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、２種以上の充填剤とを含有し、前記イソプレン系ゴムの含有量＞前記充填剤の含有量である重荷重用タイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、２種以上の充填剤とを含有し、前記イソプレン系ゴムの含有量＞前記充填剤の含有量である重荷重用タイヤ用ゴム組成物であるので、耐クラック性能が良好となる。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
本開示の重荷重用タイヤ用ゴム組成物は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、２種以上の充填剤とを含有し、前記イソプレン系ゴムの含有量＞前記充填剤の含有量である。
【０００８】
上記ゴム組成物で前述の効果が得られる理由は、以下のように推察される。
ゴム成分として、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを混合することで、それぞれの相をミクロに混在させることができる。加えて、２種以上の充填剤を配合することで、各ミクロ相がより様々な硬さを取るようなる。加えて、イソプレン系ゴムの含有量を充填剤の含有量よりも多くすることで、充填剤の周辺で応力が集中しにくくなり、イソプレン系ゴムのミクロ相が衝撃を緩和させ、ゴム全体に衝撃を受け流すことができるようになる。
以上の作用により、耐クラック性能が向上すると考えられる。
【０００９】
上記ゴム組成物は、ゴム成分を含有する。
ここで、ゴム成分は、架橋に寄与する成分であり、一般的に、重量平均分子量（Ｍｗ）が１万以上のものである。
【００１０】
ゴム成分の重量平均分子量は、好ましくは５万以上、より好ましくは１５万以上、更に好ましくは２０万以上であり、また、好ましくは２００万以下、より好ましくは１５０万以下、更に好ましくは１００万以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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