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公開番号2025083861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197500
出願日2023-11-21
発明の名称重荷重用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250526BHJP(車両一般)
要約【課題】ウェットグリップ性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、前記トレッド部は、ゴム成分およびフィラーを含むゴム組成物により構成され、前記周方向主溝の溝幅をWs(mm)、前記周方向細溝の溝幅をWc(mm)、前記ゴム組成物の0℃におけるtanδを0℃tanδとする場合、0℃tanδが0.28以上であり、0℃tanδ/(Wc/Ws)が1.0超である重荷重用タイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、
前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、
前記トレッド部は、ゴム成分およびフィラーを含むゴム組成物により構成され、
前記周方向主溝の溝幅をWs(mm)、前記周方向細溝の溝幅をWc(mm)、前記ゴム組成物の0℃におけるtanδを0℃tanδとする場合、
0℃tanδが0.28以上であり、0℃tanδ/(Wc/Ws)が1.0超である重荷重用タイヤ。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記フィラーが平均一次粒子径17nm以下のシリカを含む、請求項1記載の重荷重用タイヤ。
【請求項3】
前記ゴム成分がスチレンブタジエンゴムを含む、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項4】
前記フィラー中のシリカの含有量が50質量%超である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項5】
前記周方向細溝は、溝幅の狭い首部と、前記首部よりもタイヤ半径方向の内側に配置され、前記首部の最大溝幅よりも大きい溝幅の部分を有する胴部とを含む、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項6】
ジョイントレスバンドを有する、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項7】
Wc/Wsが0.09以上である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項8】
前記ゴム成分中の総スチレン量をS(質量%)、前記ゴム組成物のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量をD(質量部)とする場合、S/Dが0.13以上である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項9】
前記ゴム組成物の0℃における複素弾性率(0℃E*)が8.0MPa以上16.0MPa以下である、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
【請求項10】
前記一対のショルダー陸部がラグ溝を有しない、請求項1または2に記載の重荷重用タイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重荷重用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
昨今の環境問題から、トラックやバス等の大型車両においても電気自動車(EV車)の普及が進んでいる。EV車は従来のエンジン車に比べて車重が増加すること、またモーター駆動であるためトルクも増加することから、大型EV車のタイヤには高度な耐摩耗性能が要求される。また、近年の環境規制の影響から、トラック・バス用タイヤにおいても、低燃費性能、ウェットグリップ性能等に対する要求が高まっている。
【0003】
トラック・バス用タイヤの耐摩耗性能を改良する手法として、例えば、カーボンブラックを微粒子化ないし高ストラクチャー化する技術が知られている(特許文献1)。また、重荷重用タイヤのウェットグリップ性能を向上する手法として、例えば、ラグ溝の内端部に、所定サイズの浅底部を形成する技術が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-279624号公報
特開平11-5411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
トレッド部にラグ溝などを多く設けると実接地面積比率(ランド比)が低下するため、陸部の剛性が低下する傾向がある。その結果トレッド部が発熱しやすくなり、タイヤの耐摩耗性能がさらに低下するという問題がある。
【0006】
また、上記のカーボンブラックを微粒子化ないし高ストラクチャー化する手法では、タイヤの低燃費性能の改善については充分とはいえない。また、微粒子化に伴う加工性の悪化によりカーボンブラックの分散性も悪化し、逆にタイヤの耐摩耗性能が悪化する場合もある。そのため、従来のカーボンブラックの改良による性能向上手法には限界があった。
【0007】
本発明は、ウェットグリップ性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、トレッド部を有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向主溝と、前記周方向主溝および接地端によって仕切られた一対のショルダー陸部と、前記一対のショルダー陸部の間に位置するクラウン陸部とを有し、前記クラウン陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる1以上の周方向細溝を有し、前記トレッド部は、ゴム成分およびフィラーを含むゴム組成物により構成され、前記周方向主溝の溝幅をWs(mm)、前記周方向細溝の溝幅をWc(mm)、前記ゴム組成物の0℃におけるtanδを0℃tanδとする場合、0℃tanδが0.28以上であり、0℃tanδ/(Wc/Ws)が1.0超である重荷重用タイヤに関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ウェットグリップ性能の向上を図ることができる重荷重用タイヤが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る重荷重用タイヤの子午線断面図である。
他の実施形態に係る重荷重用タイヤの子午線断面図である。
ジョイントレスバンドの実施形態の一例を示す図である。
図1のタイヤのトレッド部の展開図である。
図4のクラウンサイプ10のC-C線断面図である。
周方向細溝を示す断面図である。
周方向細溝の変形例を示す断面図である。
実施例の周方向細溝を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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