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公開番号2025068589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2024161399
出願日2024-09-18
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60C 5/00 20060101AFI20250421BHJP(車両一般)
要約【課題】 簡易な構成で空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 本発明は、タイヤ内腔面1iに配された複数のヘルムホルツ式吸音器9を含む空気入りタイヤ1である。複数のヘルムホルツ式吸音器9は、最大の共振周波数fmaxである第1の共振周波数f1と、最小の共振周波数fminである第2の共振周波数f2とを有している。第1の共振周波数f1と第2の共振周波数f2との差(f1-f2)は、9~90Hzである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気入りタイヤであって、
タイヤ内腔面に配された複数のヘルムホルツ式吸音器を含み、
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、最大の共振周波数である第1の共振周波数と、最小の共振周波数である第2の共振周波数とを有し、
前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数との差は、9~90Hzである、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第1の共振周波数は、130~350Hzであり、
前記第2の共振周波数は、120~340Hzである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、互いに離隔して配される、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、120℃以下で形状変化しない樹脂製である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数とは異なる少なくとも1つの共振周波数を有する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、周波数帯において互いに隣接する1組の前記共振周波数の差である単位幅が実質的に等しい、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記単位幅が、3~10Hzである、請求項6に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記複数のヘルムホルツ式吸音器のそれぞれは、前記第1の共振周波数を有する少なくとも1つの第1吸音室と、前記第2の共振周波数を有する少なくとも1つの第2吸音室とを含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記第1吸音室を有する第1吸音器と前記第2吸音室を有する第2吸音器とは、互いに一体的に形成される、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数との差は、10~60Hzである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走行時に生じるタイヤ内の空洞共鳴音を低減するための手段を備えた空気入りタイヤが知られている。例えば、下記特許文献1は、ヘルムホルツ式吸音器であるレゾネーターをタイヤの内周面に多数装着した空気入りタイヤを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6289506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤは、走行速度により異なるタイヤ内の空洞共鳴音に対応するために、共振周波数の異なる多数のヘルムホルツ式吸音器が必要であり、製造面及び重量面からも更なる改善の要望があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、簡易な構成で空洞共鳴音を低減し得る空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気入りタイヤであって、タイヤ内腔面に配された複数のヘルムホルツ式吸音器を含み、前記複数のヘルムホルツ式吸音器は、最大の共振周波数である第1の共振周波数と、最小の共振周波数である第2の共振周波数とを有し、前記第1の共振周波数と前記第2の共振周波数との差は、9~90Hzである、空気入りタイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の空気入りタイヤは、上述の構成を備えることにより、簡易な構成で空洞共鳴音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。
空気入りタイヤをタイヤ軸方向から見た断面模式図である。
本実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
第2の実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
第3の実施形態のヘルムホルツ式吸音器の斜視図である。
他の実施形態の空気入りタイヤの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
図1は、本実施形態の正規状態の空気入りタイヤ1を示すタイヤ子午線断面図である。ここで、「正規状態」とは、空気入りタイヤ1が正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧に調整された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、空気入りタイヤ1の各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
【0010】
「正規リム」は、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が有る場合、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。「正規リム」は、空気入りタイヤ1が基づいている規格を含む規格体系が無い場合、リム組み可能であって、エア漏れを生じさせないリムのうち、最もリム径が小さく、その中で最もリム幅が小さいリムである。
(【0011】以降は省略されています)

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