TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025065938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175480
出願日2023-10-10
発明の名称タイヤモデルの作成方法
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 19/00 20060101AFI20250415BHJP(車両一般)
要約【課題】 複数種類の模様構成単位を含むトレッドパターンの数値解析モデルを、短時間で作成することが可能な方法を提供する。
【解決手段】 タイヤ周方向の長さが互いに異なる複数種類の模様構成単位を少なくとも含むトレッドパターンの数値解析モデルを作成するための方法である。この方法は、有限個の要素F(i)を用いて、複数種類の模様構成単位のうちの1種類を離散化した基本模様モデル11を入力する第1工程と、基本模様モデル11の要素F(i)をタイヤ周方向に変形させることにより、有限個の要素F(i)で複数種類の模様構成単位の他の種類を離散化した変形模様モデル21を入力する第2工程と、コンピュータが、基本模様モデル11及び変形模様モデル21をタイヤ周方向に配列して、トレッドパターンモデルを作成する第3工程とを含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ周方向の長さが互いに異なる複数種類の模様構成単位を少なくとも含むトレッドパターンの数値解析モデルを作成するための方法であって、
有限個の要素を用いて、前記複数種類の模様構成単位のうちの1種類を離散化した基本模様モデルを、コンピュータに入力する第1工程と、
前記基本模様モデルの前記要素をタイヤ周方向に変形させることにより、有限個の要素で前記複数種類の模様構成単位の他の種類を離散化した変形模様モデルを、前記コンピュータに入力する第2工程と、
前記コンピュータが、前記基本模様モデル及び前記変形模様モデルをタイヤ周方向に配列して、トレッドパターンモデルを作成する第3工程とを含む、
タイヤモデルの作成方法。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記第2工程は、前記基本模様モデル及び前記変形模様モデルの接続面に現れる互いの要素の形状が同一となるように、前記基本模様モデルの前記要素を変形させる工程を含む、請求項1に記載のタイヤモデルの作成方法。
【請求項3】
前記基本模様モデル及び前記変形模様モデルの前記要素は、それぞれ複数の節点を含み、
前記第3工程は、前記接続面に現れる前記基本模様モデルの節点及び前記変形模様モデルの節点が互いに共有されるように、前記基本模様モデル及び前記変形模様モデルを接続する工程を含む、請求項2に記載のタイヤモデルの作成方法。
【請求項4】
前記変形模様モデルは、前記基本模様モデルがタイヤ周方向に引き伸ばされた少なくとも1種の拡張変形モデルを含む、請求項1に記載のタイヤモデルの作成方法。
【請求項5】
前記変形模様モデルは、前記基本模様モデルがタイヤ周方向に縮められた少なくとも1種の縮小変形モデルを含む、請求項1に記載のタイヤモデルの作成方法。
【請求項6】
前記第3工程は、環状の前記トレッドパターンモデルを作成する、請求項1に記載のタイヤモデルの作成方法。
【請求項7】
前記第3工程は、前記トレッドパターンのタイヤ周方向の一部をモデリングした断片状の前記トレッドパターンモデルを作成する、請求項1に記載のタイヤモデルの作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤモデルの作成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部を具えたタイヤの数値解析用のタイヤモデルを作成するための方法が記載されている。この方法では、タイヤを有限個の要素でモデル化して、トレッド部に対応するトレッド部モデルを具えたタイヤモデルが入力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-009482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の方法では、タイヤのトレッドパターンの全周が、有限個の要素で一括して離散化されるため、例えば、トレッドパターンに複数種類の模様構成単位が含まれる場合、それらの模様構成単位が忠実に再現されうる。しかしながら、前記要素を用いた離散化に、多くの時間を要する問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、複数種類の模様構成単位を含むトレッドパターンの数値解析モデルを、短時間で作成することが可能な方法を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、タイヤ周方向の長さが互いに異なる複数種類の模様構成単位を少なくとも含むトレッドパターンの数値解析モデルを作成するための方法であって、有限個の要素を用いて、前記複数種類の模様構成単位のうちの1種類を離散化した基本模様モデルを、コンピュータに入力する第1工程と、前記基本模様モデルの前記要素をタイヤ周方向に変形させることにより、有限個の要素で前記複数種類の模様構成単位の他の種類を離散化した変形模様モデルを、前記コンピュータに入力する第2工程と、前記コンピュータが、前記基本模様モデル及び前記変形模様モデルをタイヤ周方向に配列して、トレッドパターンモデルを作成する第3工程とを含む、タイヤモデルの作成方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤモデルの作成方法は、上記の工程を採用することにより、複数種類の模様構成単位を含むトレッドパターンの数値解析モデルを、短時間で作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
タイヤモデルの作成方法、及び、タイヤのシミュレーション方法を実行するためのコンピュータの一例を示す斜視図である。
タイヤのトレッド部の一例を示す展開図である。
タイヤモデルの作成方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
(a)は、第3模様構成単位の輪郭データを示す斜視図、(b)は、基本模様モデルを示す斜視図である。
(a)は、基本模様モデルと、第4模様構成単位の輪郭データとを示す斜視図、(b)は、第4拡張変形モデルを示す断面図である。
(a)は、第4拡張変形モデルの斜視図、(b)は、第5拡張変形モデルの斜視図である。
(a)は、第1短小変形モデルの斜視図、(b)は、第2短小変形モデルの斜視図である。
トレッドパターンモデルの一例を示す斜視図である。
トレッドパターンモデルとボディモデルとを含むタイヤモデルの一例を示す断面図である。
タイヤのシミュレーション方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
タイヤモデル及び路面モデルの一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態が図面に基づき説明される。図面は、発明の内容の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれることが理解されなければならない。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
【0010】
本実施形態のタイヤモデルの作成方法(以下、「作成方法」ということがある。)では、タイヤの数値解析モデル(以下、「タイヤモデル」ということがある。)が作成される。このタイヤモデルは、例えば、タイヤの性能の予測等を行うためのシミュレーション方法に用いられうる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
21日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
27日前
住友ゴム工業株式会社
押出装置
4日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフボール
19日前
住友ゴム工業株式会社
ゴルフボール
19日前
住友ゴム工業株式会社
キャディバッグ
27日前
住友ゴム工業株式会社
二輪車用タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
自動二輪車用タイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
捕集構造および捕集具
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤモデルの作成方法
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
ベントホール洗浄診断システム
19日前
住友ゴム工業株式会社
アイアン型ゴルフクラブヘッド
21日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤの製造方法及び加硫金型
18日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法
26日前
住友ゴム工業株式会社
計測システム、計測方法、治具、及び加振用ブロック
3日前
住友ゴム工業株式会社
トレッド成形用金型及びトレッド成形用金型の製造方法
18日前
住友ゴム工業株式会社
紙送りローラ
11日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの静的特性の予測方法、予測装置及び予測モデルの作成方法
21日前
住友ゴム工業株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
20日前
個人
飛行自動車
2か月前
個人
警告装置
19日前
個人
授乳用車両
3か月前
個人
小型EVシステム
21日前
日本精機株式会社
ケース
27日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
アンチロール制御装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
続きを見る