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公開番号2025068465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178407
出願日2023-10-16
発明の名称二輪車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20250421BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッド部の段差摩耗を抑制することができる二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有する二輪車用タイヤである。トレッド部2は、第1トレッド端T1と、第2トレッド端T2と、接地面10とを含む。接地面10は、タイヤ赤道Cから第1トレッド端T1までの第1接地面10Aを含む。第1接地面10Aを、第1接地面10Aの展開幅方向に5等分した領域を、タイヤ赤道C側から第1領域11、第2領域12、第3領域13、第4領域14及び第5領域15とするときに、第2領域12のランド比La2は、第1領域11のランド比La1よりも大きく、かつ、第3領域13のランド比La3よりも大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有する二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面とを含み、
前記接地面は、タイヤ赤道から前記第1トレッド端までの第1接地面を含み、
前記第1接地面を、前記第1接地面の展開幅方向に5等分した領域を、タイヤ赤道側から第1領域、第2領域、第3領域、第4領域及び第5領域とするときに、
前記第2領域のランド比La2は、前記第1領域のランド比La1よりも大きく、かつ、前記第3領域のランド比La3よりも大きい、
二輪車用タイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第3領域のランド比La3は、前記第1領域のランド比La1よりも大きい、請求項1に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項3】
前記第4領域のランド比La4は、前記第3領域のランド比La3よりも大きく、
前記第5領域のランド比La5は、前記第4領域のランド比La4よりも大きい、
請求項2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項4】
前記第2領域は、5等分された前記領域の中で最も大きいランド比を有する、請求項3に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項5】
前記第1領域のランド比La1は、81%~91%であり、
前記第2領域のランド比La2は、91%~97%であり、
前記第3領域のランド比La3は、83%~93%である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項6】
前記接地面は、クラウンゴムと、前記クラウンゴムとは異なるゴム材からなるショルダーゴムとを含んで構成され、
前記第1接地面には、前記クラウンゴムと前記ショルダーゴムとの境界が位置しており、
前記境界は、前記第2領域よりも前記第1トレッド端側に位置している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項7】
前記境界は、前記第3領域又は前記第4領域に位置している、請求項6に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項8】
前記クラウンゴムの0℃での損失正接tanδは、前記ショルダーゴムの0℃での損失正接tanδよりも大きい、請求項6に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項9】
前記ショルダーゴムの70℃での損失正接tanδは、前記クラウンゴムの70℃での損失正接tanδよりも大きい、請求項6に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項10】
前記接地面は、タイヤ赤道から前記第2トレッド端までの第2接地面を含み、
前記第2接地面を、前記第2接地面の展開幅方向に5等分した領域を、タイヤ赤道側から第1領域、第2領域、第3領域、第4領域及び第5領域とするときに、
前記第2接地面において、前記第2領域のランド比La2は、前記第1領域のランド比La1よりも大きく、かつ、前記第3領域のランド比La3よりも大きい、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の二輪車用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二輪車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部の各部のランド比を特定した自動二輪車用空気入りタイヤが提案されている。このタイヤでは、タイヤ赤道からトレッド端までの幅方向領域が5等分された第1~第5領域について、各領域のランド比の大小関係が具体的に特定されている。このタイヤは、上記の特徴により、ウェット路面での応答性能や、コーナリング開始時におけるグリップ性能等の過渡特性の向上を期待している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-141226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のタイヤは、直進走行時(キャンバー角が0°での走行時)、第2領域付近に接地端が位置する傾向がある。この接地端付近には、段差摩耗が生じ易く、改善が求められていた。
【0005】
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、トレッド部の段差摩耗を抑制することができる二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有する二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面とを含み、前記接地面は、タイヤ赤道から前記第1トレッド端までの第1接地面を含み、前記第1接地面を、前記第1接地面の展開幅方向に5等分した領域を、タイヤ赤道側から第1領域、第2領域、第3領域、第4領域及び第5領域とするときに、前記第2領域のランド比La2は、前記第1領域のランド比La1よりも大きく、かつ、前記第3領域のランド比La3よりも大きい、二輪車用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の二輪車用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、トレッド部の段差摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の二輪車用タイヤの一実施形態を示す断面図である。
図1のトレッド部の接地面の展開図である。
トレッド部のプロファイルを示す概念図である。
図2の主傾斜溝及び副傾斜溝の拡大図である。
図1のトレッド部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。図1は、本実施形態の二輪車用タイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)の正規状態のタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、オンロードでのスポーツ走行に適した自動二輪車の前輪用のタイヤである。また、本実施形態のタイヤ1のサイズは、例えば、120/70ZR17である。但し、本発明のタイヤは、このような態様に限定されるものではない。
【0010】
「正規状態」とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって車両に未装着かつ無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。また、前記正規状態で測定できない構成(例えば、タイヤ1の内部材である。)の寸法は、タイヤ1を出来るだけ前記正規状態に近似させた状態にして、測定された値である。
(【0011】以降は省略されています)

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