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公開番号2025067213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176995
出願日2023-10-12
発明の名称自動二輪車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】 前方への水撥ねを長期に渡って抑制することができる自動二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】 周方向溝3を有する自動二輪車用タイヤ1である。周方向溝3は、傾斜する複数の第1傾斜部8と、複数の第2傾斜部9とを含む。周方向溝3は、一対の溝壁12を含む。第1傾斜部8の溝断面において、一対の溝壁12のそれぞれは、トレッド法線nに対して、タイヤ半径方向の内側に向かって第1トレッド端T1側に傾斜している。第2傾斜部9の溝断面において、一対の溝壁12のそれぞれは、トレッド法線nに対して、タイヤ半径方向の内側に向かって第2トレッド端T2側に傾斜する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の踏面と、前記踏面をタイヤ周方向に連続して延びる周方向溝とを含み、
前記周方向溝は、タイヤ周方向に対して第1方向に傾斜する複数の第1傾斜部と、前記第1方向とは逆向きに傾斜する複数の第2傾斜部とを含み、
前記周方向溝は、前記踏面からタイヤ半径方向の内側に延びる一対の溝壁を含み、
前記複数の第1傾斜部のそれぞれのタイヤ子午線方向の溝断面において、前記一対の溝壁のそれぞれは、溝縁に立てたトレッド法線に対して、タイヤ半径方向の内側に向かって前記第1トレッド端側に傾斜し、
前記複数の第2傾斜部のそれぞれのタイヤ子午線方向の溝断面において、前記一対の溝壁のそれぞれは、溝縁に立てたトレッド法線に対して、タイヤ半径方向の内側に向かって前記第2トレッド端側に傾斜する、
自動二輪車用タイヤ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記周方向溝は、タイヤ周方向で隣接する前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを繋ぐ接続部をさらに含み、
前記接続部のタイヤ子午線方向の溝断面において、前記一対の溝壁は、溝縁に立てたトレッド法線に対して0度、又は、タイヤ半径方向の内側に向かってテーパ状に延びる、請求項1に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項3】
前記周方向溝は、タイヤ赤道上に位置する、請求項1に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項4】
前記一対の溝壁のそれぞれのトレッド法線に対する角度は、前記複数の第1傾斜部のそれぞれの長手方向の中間部で最大となり、又は、前記複数の第2傾斜部のそれぞれの長手方向の中間部で最大となる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項5】
前記一対の溝壁のそれぞれの前記トレッド法線に対する角度の最大値は、5~15度である、請求項4に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項6】
前記複数の第1傾斜部のそれぞれにおいて、前記一対の溝壁のそれぞれの前記トレッド法線に対する角度は、前記第1傾斜部の長手方向の中間部から前記第1傾斜部の両端に向かって連続して小さくなるか、又は、
前記複数の第2傾斜部のそれぞれにおいて、前記一対の溝壁のそれぞれの前記トレッド法線に対する角度は、前記第2傾斜部の長手方向の中間部から前記第2傾斜部の両端に向かって連続して小さくなる、請求項4に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項7】
前記トレッド部には、さらに、前記周方向溝の前記第1トレッド端側に、前記周方向溝とは離隔した内端から前記第1トレッド端側へ延びる複数の第1傾斜溝が設けられており、
前記複数の第1傾斜溝のそれぞれの前記内端は、タイヤ軸方向において、前記複数の第1傾斜部に隣接して位置する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項8】
前記周方向溝は、タイヤ周方向で隣接する前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを繋ぐ接続部をさらに含み、
前記接続部は、前記第1トレッド端側に位置する第1接続部を含み、
前記複数の第1傾斜溝のそれぞれの前記内端は、前記第1接続部よりも前記第1トレッド端側に位置する、請求項7に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項9】
前記複数の第1傾斜溝のそれぞれは、前記第1傾斜溝の長手方向に延びる一対の溝縁を含み、
前記一対の溝縁は、前記一対の溝縁が前記内端に向かってテーパ状に延びるテーパ部を含む、請求項7に記載の自動二輪車用タイヤ。
【請求項10】
前記トレッド部には、さらに、前記周方向溝の前記第2トレッド端側に、前記周方向溝とは離隔した内端から前記第2トレッド端側へ延びる複数の第2傾斜溝が設けられており、
前記複数の第2傾斜溝のそれぞれの前記内端は、タイヤ軸方向において、前記複数の第2傾斜部に隣接して位置する、請求項7に記載の自動二輪車用タイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動二輪車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に、周方向溝が形成された自動二輪車用タイヤが記載されている。前記周方向溝は、タイヤ赤道の一方側及び他方側に配される屈曲部と、前記屈曲部を連結する連結部とを含んでジグザグ状に延びている。このような周方向溝は、水膜が進行方向の前方へ押し出されることによるライダーの視界不良を抑制するという作用効果が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-165795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、自動二輪車用タイヤにおいて、長期に渡って、上述のような視界不良や、自動二輪車又はライダーに水が掛かることを抑制することが求められている。
【0005】
本発明は、以上のような問題に鑑み案出されたもので、ウェット路面走行時に、前方への水撥ねを長期に渡って抑制することができる自動二輪車用タイヤを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有する自動二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の踏面と、前記踏面をタイヤ周方向に連続して延びる周方向溝とを含み、前記周方向溝は、タイヤ周方向に対して第1方向に傾斜する複数の第1傾斜部と、前記第1方向とは逆向きに傾斜する複数の第2傾斜部とを含み、前記周方向溝は、前記踏面からタイヤ半径方向の内側に延びる一対の溝壁を含み、前記複数の第1傾斜部のそれぞれのタイヤ子午線方向の溝断面において、前記一対の溝壁のそれぞれは、溝縁に立てたトレッド法線に対して、タイヤ半径方向の内側に向かって前記第1トレッド端側に傾斜し、前記複数の第2傾斜部のそれぞれのタイヤ子午線方向の溝断面において、前記一対の溝壁のそれぞれは、溝縁に立てたトレッド法線に対して、タイヤ半径方向の内側に向かって前記第2トレッド端側に傾斜する、自動二輪車用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の自動二輪車用タイヤは、上記の構成を採用することで、前方への水撥ねを長期に渡って抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の自動二輪車用タイヤの一実施例を示すトレッド部の展開図である。
周方向溝の平面図である。
(A)は、図2のA-A線断面図、(B)は、図2のB-B線断面図である。
(A)は、図2のC-C線断面図、(B)は、(A)の他の実施形態の断面図である。
(A)は、図2のD-D線断面図、(B)は、図2のE-E線断面図である。
(A)は、図2のF-F線断面図、(B)は、図2のG-G線断面図である。
本実施形態のトレッド部の展開図である。
第1傾斜溝の平面図である。
第1傾斜溝の平面図である。
図8のH-H線断面図である。
第1小傾斜溝の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態を示す自動二輪車用タイヤ(以下、「タイヤ」という場合がある)1のトレッド部2の平面図である。本発明は、街中での使用(スピードよりも快適性・安全性を重要視)が想定された、いわゆるコミューター用バイクのタイヤに用いられる。このようなタイヤは、主に、小さなキャンバー角で走行する機会が大きい。また、本発明は、カーカスのカーカスコード(図示省略)がタイヤ周方向に対して20~60度の角度で延びる、バイアスタイヤに好適に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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