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公開番号2025067984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025021773,2020181337
出願日2025-02-13,2020-10-29
発明の名称紙送りローラ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類B65H 5/06 20060101AFI20250417BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】様々な用紙に対して、繰り返し通紙しても良好な通紙性能を維持して、通紙不良が生じるのを抑制できる紙送りローラを提供する。
【解決手段】紙送りローラ1は、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)と、エチレンプロピレン系ゴムとを含むゴム組成物の架橋物からなり、前記ゴム組成物は、前記イソプレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に80質量部以上の割合で含み、前記エチレンプロピレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に、前記イソプレン系ゴムの残量分含み、さらに、硫黄系架橋剤を前記ゴムの総量100質量部あたり0.5質量部以上2質量部以下の割合で含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ローラ本体を含み、前記ローラ本体は、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)と、エチレンプロピレン系ゴムとを含むゴム組成物の架橋物からなり、
前記ゴム組成物は、前記イソプレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に80質量部以上の割合で含み、
前記エチレンプロピレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に、前記イソプレン系ゴムの残量分含み、
さらに、硫黄系架橋剤を前記ゴムの総量100質量部あたり0.5質量部以上2質量部以下の割合で含む、
紙送りローラ(ただし、短繊維を含むものを除く)。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
ローラ本体を含み、前記ローラ本体は、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)と、エチレンプロピレン系ゴムとを含むゴム組成物の架橋物からなり、
前記ゴム組成物は、前記イソプレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に80質量部以上の割合で含み、
前記エチレンプロピレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に、前記イソプレン系ゴムの残量分含み、
さらに、過酸化物架橋剤を100質量部あたり2質量部以上5質量部以下の割合で含む、
紙送りローラ(ただし、短繊維を含むものを除く)。
【請求項3】
前記ゴム組成物は、さらにフィラーを、前記ゴムの総量100質量部あたり3質量部以上、16質量部以下の割合で含む請求項1または2に記載の紙送りローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙送りローラに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタ等において用紙の搬送(通紙)に用いる紙送りローラは、耐オゾン性や耐候性等を確保するため、ローラ本体を、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)を主体とするゴム組成物の架橋物によって形成するのが一般的である(特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-34428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、様々な用紙に対して、繰り返し通紙しても良好な通紙性能を維持して、通紙不良が生じるのを抑制できる紙送りローラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ローラ本体を含み、前記ローラ本体は、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)と、エチレンプロピレン系ゴムとを含むゴム組成物の架橋物からなり、前記ゴム組成物は、前記イソプレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に80質量部以上の割合で含み、前記エチレンプロピレン系ゴムを、前記ゴムの総量100質量部中に、前記イソプレン系ゴムの残量分含み、さらに、硫黄系架橋剤を前記ゴムの総量100質量部あたり0.5質量部以上2質量部以下の割合で含む、紙送りローラである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、様々な用紙に対して、繰り返し通紙しても良好な通紙性能を維持して、通紙不良が生じるのを抑制できる紙送りローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の紙送りローラの、実施の形態の一例の一部を拡大して示す斜視図である。
本発明の実施例、比較例の紙送りローラの摩擦係数を測定する方法を説明する図である。
本発明の実施例、比較例の紙送りローラの繰り返し通紙を模擬的に再現して、摩擦係数の変化を測定する方法を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上述したように本発明の紙送りローラは、ローラ本体を含み、当該ローラ本体は、イソプレンゴム、および天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)を、ゴムの総量100質量部中に55質量部以上の割合で含むゴム組成物の架橋物からなることを特徴とするものである。
EPDMを主体とする、つまりゴムの過半がEPDMであるゴム組成物からなるローラ本体を備えた従来の紙送りローラは、用紙に含まれる充填剤などの紙粉と呼ばれる成分の影響で、繰り返し通紙すると摩擦係数が大きく低下して通紙不良を生じる場合がある。
【0009】
これに対し発明者の検討によると、EPDMとともに、摩擦係数の大きいイソプレン系ゴムを併用することで、たとえば、通常の用紙(普通紙)の場合には摩擦係数の低下を小さくして、通紙不良が生じるのをある程度は抑制することができる。
しかしイソプレン系ゴムを併用しても、EPDMがゴムの過半を占める場合、用紙の種類によっては、当該用紙を繰り返し通紙した際に、普通紙の場合よりも摩擦係数の低下の度合いが大きくなって、通紙不良を生じやすい。
【0010】
通紙不良を生じやすい用紙としては、たとえば郵便はがきなどの、澱粉成分を多く含む用紙や、増量によるコスト低減のために、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、マグネシアなどの填料を多く含む汎用紙などが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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