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公開番号2025050258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158951
出願日2023-09-22
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/12 20060101AFI20250327BHJP(車両一般)
要約【課題】ブロックの損傷を抑制しつつ、優れた氷上性能を発揮することができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤに関する。トレッド部2は、複数のブロック9を含み、複数のブロック9の少なくとも1つは、少なくとも1本の第1横サイプ8を含む。第1横サイプ8は、本体部25と、拡幅部26とを含む。本体部25は、タイヤ軸方向及びタイヤ半径方向に波状に延びる一対の凹凸サイプ壁部27を含む。第1横サイプ8は、接地面9sから拡幅部26のタイヤ半径方向の内端までのタイヤ半径方向の距離であるサイプ深さを有し、第1横サイプ8のタイヤ軸方向の両端部8eのサイプ深さd2は、第1横サイプ8のタイヤ軸方向の中央部8cのサイプ深さd1よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、複数のブロックを含み、
前記複数のブロックの少なくとも1つは、前記ブロックの接地面をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第1横サイプを含み、
前記第1横サイプは、タイヤ半径方向に延びる本体部と、前記本体部のタイヤ半径方向内側に連なり、かつ、前記本体部よりも大きい幅を有する拡幅部とを含み、
前記本体部は、タイヤ軸方向及びタイヤ半径方向に波状に延びる一対の凹凸サイプ壁部を含み、
前記第1横サイプは、前記接地面から前記拡幅部のタイヤ半径方向の内端までのタイヤ半径方向の距離であるサイプ深さを有し、
前記第1横サイプのタイヤ軸方向の両端部のサイプ深さは、前記第1横サイプのタイヤ軸方向の中央部のサイプ深さよりも小さい、
タイヤ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記本体部は、一定の幅でタイヤ半径方向に延びている、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記本体部及び前記拡幅部は、それぞれ、前記第1横サイプの全長さに亘って形成されている、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第1横サイプの前記両端部の少なくとも一方において、前記本体部は、単一平面状に延びる一対の平坦サイプ壁部を含む、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記トレッド部は、前記ブロックに隣接してタイヤ周方向に連続して延びる周方向溝を含み、
前記第1横サイプの前記中央部での最大のサイプ深さと、前記第1横サイプの前記両端部での最小のサイプ深さとの差は、前記周方向溝の最大の深さの5%~15%である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第1横サイプの前記中央部でのサイプ深さは、前記周方向溝の最大の深さの55%~65%であり、
前記第1横サイプの前記両端部でのサイプ深さは、それぞれ、前記周方向溝の最大の深さの45%~55%である、請求項5に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記一対の凹凸サイプ壁部のタイヤ周方向の振幅量は、0.5~3.0mmである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記一対の凹凸サイプ壁部は、タイヤ半径方向に2個以上の折れ曲がり部を含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記拡幅部は、その最大幅位置から前記内端までの間の湾曲面を含み、
前記湾曲面の曲率半径は0.4~0.8mmである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのブロックには、2~4本の前記第1横サイプが設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ブロックに複数のサイプが設けられたタイヤが提案されている。前記サイプは、平面状に延びるサイプ壁でサイプ本体部が形成された第1サイプと、波状に延びるサイプ壁でサイプ本体部が形成された第2サイプとを含む。また、前記第1サイプ及び前記第2サイプのサイプ本体部のタイヤ半径方向内側には、拡幅部が設けられている。このタイヤでは、前記サイプが設けられたブロックに大きなタイヤ周方向のせん断力が作用した場合でも、前記拡幅部によってサイプの底部分への応力集中が抑制され、前記ブロックの損傷を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7306163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年のタイヤにおいては、氷上性能をより一層向上させるために、ブロックに多くのサイプが設けられるが、このようなブロックは、剛性が低下するおそれがある。このため、サイプに起因するブロックの損傷を抑制することが求められる。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、ブロックの損傷を抑制しつつ、優れた氷上性能を発揮することができるタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、複数のブロックを含み、前記複数のブロックの少なくとも1つは、前記ブロックの接地面をタイヤ軸方向に完全に横断する少なくとも1本の第1横サイプを含み、前記第1横サイプは、タイヤ半径方向に延びる本体部と、前記本体部のタイヤ半径方向内側に連なり、かつ、前記本体部よりも大きい幅を有する拡幅部とを含み、前記本体部は、タイヤ軸方向及びタイヤ半径方向に波状に延びる一対の凹凸サイプ壁部を含み、前記第1横サイプは、前記接地面から前記拡幅部のタイヤ半径方向の内端までのタイヤ半径方向の距離であるサイプ深さを有し、前記第1横サイプのタイヤ軸方向の両端部のサイプ深さは、前記第1横サイプのタイヤ軸方向の中央部のサイプ深さよりも小さい、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、ブロックの損傷を抑制しつつ、優れた氷上性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の第1クラウン陸部の拡大図である。
図2の外側クラウンブロックの拡大図である。
図3の第1横サイプのサイプ壁の斜視図である。
図3のA-A線断面図である。
図3のB-B線断面図である。
図3のC-C線断面図である。
図5のD-D線端面図である。
図3のE-E線断面図である。
図1の第1ショルダー陸部の拡大図である。
図10のF-F線断面図である。
図10のG-G線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。図1に示されるように、本発明のタイヤ1は、例えば、重荷重用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような使用態様に限定されるものではない。
【0010】
トレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2と、これらの間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝3と、複数の周方向溝3に区分された複数の陸部4とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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