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公開番号
2025065794
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175240
出願日
2023-10-10
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
B60C
1/00 20060101AFI20250415BHJP(車両一般)
要約
【課題】ウェット性能に優れたタイヤを提供する。
【解決手段】表面ゴム層と、前記表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッド部を備えたタイヤであって、
前記表面ゴム層と、前記内側ゴム層の少なくとも1層とが、リグニン系材料を含み、
前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lc(質量部)が、前記リグニン系材料を含む内側ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lb(質量部))以上であるタイヤに関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
表面ゴム層と、前記表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッド部を備えたタイヤであって、
前記表面ゴム層と、前記内側ゴム層の少なくとも1層とが、リグニン系材料を含み、
前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lc(質量部)が、前記リグニン系材料を含む内側ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lb(質量部))以上であるタイヤ。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記リグニン系材料が、リグニン及びリグニン誘導体からなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記表面ゴム層が、
イソプレン系ゴムを含み、かつ
ゴム成分100質量部に対するリグニン系材料の含有量Lcが3質量部以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対するリグニン系材料の含有量Lc(質量部)と前記表面ゴム層の厚みTc(mm)との比(Lc/Tc)が、1.0以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記表面ゴム層は、ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量Scが30質量部以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記表面ゴム層は、アセトン抽出量AEが15.0質量%以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記多層構造トレッド部の総厚み100%中、前記内側ゴム層の合計厚みの比率が15%以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記表面ゴム層の厚みTcが12.0mm以下である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対するシリカの含有量Sc(質量部)と前記表面ゴム層の厚みTc(mm)との比(Sc/Tc)が、5.0以上である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記多層構造トレッド部に形成された周方向溝の溝深さDが5.0~10.0mmである請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤには、安全性の観点から、ウェット性能などが要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記課題を解決し、ウェット性能に優れたタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、表面ゴム層と、前記表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッド部を備えたタイヤであって、
前記表面ゴム層と、前記内側ゴム層の少なくとも1層とが、リグニン系材料を含み、
前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lc(質量部)が、前記リグニン系材料を含む内側ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lb(質量部))以上であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、表面ゴム層と、前記表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッド部を備えたタイヤであって、前記表面ゴム層と、前記内側ゴム層の少なくとも1層とが、リグニン系材料を含み、前記表面ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lc(質量部)が、前記リグニン系材料を含む内側ゴム層のゴム成分100質量部に対する前記リグニン系材料の含有量Lb(質量部))以上であるタイヤであるので、ウェット性能に優れたタイヤを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
図1のタイヤの多層構造トレッド部の近辺が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、表面ゴム層と該表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される少なくとも1層の内側ゴム層とからなる多層構造トレッド部を備え、該表面ゴム層と該内側ゴム層の少なくとも1層少なくとも1層とがリグニン系材料を含み、かつ該表面ゴム層のリグニン系材料の含有量Lcが該リグニン系材料を含む内側ゴム層のリグニン系材料の含有量Lb以上(Lc≧Lb)との関係を満たすタイヤである。
【0008】
上記タイヤにより前述の効果が得られる理由は必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。
トレッド部の表面ゴム層にリグニン系材料を配合すると、表面のOH基により、トレッド表面の親水性が良好となり、表面ゴム層がウェット路面に追従しやすくなる。
また、表面ゴム層のリグニン系材料量Lc、内側ゴム層のリグニン系材料量LbがLc≧Lbを満たすことで、表面ゴム層のグリップの影響で生じた変形により、リグニン系材料のOHとゴム分子との間で摩擦が発生しやすくなり、表面ゴム層内でエネルギーロスが発生し、グリップが生じやすくなる。
更に、リグニン系材料が表面ゴム層及び内側ゴム層が隣接する場合、リグニン系材料が双方に存在することで、界面部でリグニン系材料のOH基間で水素結合が生じ、力が伝達されやすくなる。
従って、トレッド部の表面ゴム層及び内側ゴム層でしっかりとグリップが生じ、反力も伝わりやすくなるため、ウェット路面での旋回性が向上し、優れたウェット性能が付与されると推察される。
【0009】
このように、本発明は、「Lc≧Lb」の関係を満たす構成にすることにより、ウェット性能を向上するという課題(目的)を解決するものである。すなわち、「Lc≧Lb」のパラメータは課題(目的)を規定したものではなく、本願の課題は、ウェット性能を向上することであり、そのための解決手段として当該パラメータを満たすような構成にしたものである。
【0010】
上記タイヤは、表面ゴム層と、該表面ゴム層のタイヤ半径方向内側に配される内側ゴム層とからなる多層構造のトレッド部を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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