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公開番号
2025062518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171652
出願日
2023-10-02
発明の名称
タイヤ
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
B60C
11/00 20060101AFI20250407BHJP(車両一般)
要約
【課題】耐摩耗性能が向上したタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部およびベルト層を有するタイヤであって、トレッド部はトレッド面を構成する第一層、および第一層よりタイヤ半径方向内側に存在する第二層を有し、トレッド部は周方向に連続して延びる2本以上の周方向溝を有し、第一層の厚みをt1(mm)、第二層の厚みをt2(mm)、周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、第一層を構成するゴム組成物の100℃における複素弾性率を100℃E*(MPa)とする場合、t1/Hが1.0未満であり、100℃E*/t2が1.5以下である、タイヤ
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
トレッド部およびベルト層を有するタイヤであって、
前記トレッド部はトレッド面を構成する第一層、および第一層よりタイヤ半径方向内側に存在する第二層を有し、
前記トレッド部は周方向に連続して延びる2本以上の周方向溝を有し、
前記第一層の厚みをt1(mm)、前記第二層の厚みをt2(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物の100℃における複素弾性率を100℃E*(MPa)とする場合、
t1/Hが1.0未満であり、100℃E*/t2が1.5以下である、タイヤ。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記周方向溝の少なくとも1本が、溝のタイヤ半径方向内側のいずれかの位置において、トレッド面における溝幅よりも、広い溝幅を有する幅広周方向溝であり、前記幅広周方向溝の最深部の溝深さの90%位置における溝幅が、1.0mm以上4.0mm以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記周方向溝の少なくとも1本が、溝のタイヤ半径方向内側のいずれかの位置において、トレッド面における溝幅よりも、広い溝幅を有する幅広周方向溝であり、前記幅広周方向溝がトレッド面からタイヤ半径方向内側方向に向けて溝幅が広がる変更点を有する、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第二層を構成するゴム組成物が、再生カーボンブラックを含む、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第二層を構成するゴム組成物が、植物油を含む、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第一層を構成するゴム組成物のポリマー成分中の総スチレン量が1.0質量%以上20.0質量%以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第一層を構成するゴム組成物の70℃における複素弾性率を70℃E*とする場合、100℃E*/70℃E*が0.85未満である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ベルト層が、タイヤ周方向に対して傾斜するスチールコードを含む2以上の層、およびタイヤ周方向に配向するスチールコードを含む1以上の補強層を有する、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記補強層のスチールコードの0.5%~1.0%伸長時の弾性率が80GPa以上250GPa以下である、請求項8記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第一層を構成するゴム組成物の70℃におけるtanδを70℃tanδとする場合、70℃tanδ×Hが3.0以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年においては環境問題への関心の高まりから、タイヤの低燃費性への要求が高まっており、種々検討がされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、特定の化合物を所定の割合で含むゴム組成物が、優れた低発熱性を有し、重荷重用タイヤの材料として好適に活用することができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-185212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、環境負荷への関心が高まる中、低燃費性以外にもタイヤのライフ性能向上も求められており、なかでも、タイヤの耐摩耗性能はさらに向上することが求められている。
【0006】
本発明は、耐摩耗性能が向上したタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
トレッド部およびベルト層を有するタイヤであって、
前記トレッド部はトレッド面を構成する第一層、および第一層よりタイヤ半径方向内側に存在する第二層を有し、
前記トレッド部は周方向に連続して延びる2本以上の周方向溝を有し、
前記第一層の厚みをt1(mm)、前記第二層の厚みをt2(mm)、前記周方向溝の最深部の溝深さをH(mm)、前記第一層を構成するゴム組成物の100℃における複素弾性率を100℃E*(MPa)とする場合、
t1/Hが1.0未満であり、100℃E*/t2が1.5以下であるタイヤ、に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タイヤの耐摩耗性能の向上を図ることができる。
【0009】
本実施形態のタイヤにおいて、耐摩耗性能が向上する理由については、理論に拘束されることは意図しないが、以下のように考えられる。
【0010】
車両走行時には、路面とタイヤトレッド面の間に摩擦が生じ、トレッド部が変形する。そこで、(1)t1/Hが1.0未満とすることにより、トレッドの第一層と第一層以外の層との界面部が、周方向溝の最深部よりもタイヤ半径方向外側になる。該界面部が周方向溝の最深部よりもタイヤ半径方向外側になることで、走行中にトレッド部の変形によって生じるエネルギーを吸収できる。そのため、第一層にかかる変形のエネルギーを小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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