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公開番号2025080461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193619
出願日2023-11-14
発明の名称エアレスタイヤの試験方法、及びエアレスタイヤの試験装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G01M 17/02 20060101AFI20250519BHJP(測定;試験)
要約【課題】エアレスタイヤの損傷に関する解析に有効となるデータを取得する。
【解決手段】エアレスタイヤ10は、接地面111を有する環状のトレッドリング11と、車軸側の部材に固定されるハブ12と、トレッドリング11とハブ12とを連結するスポーク部13とを有する。エアレスタイヤ10の試験装置20は、回転するドラム22を有するドラム走行装置21と、エアレスタイヤ10を支持する支持軸24を有する支持装置23と、支持軸24をドラム22側に変位させエアレスタイヤ10をドラム22側に押し付けるアクチュエータ25と、支持軸24に支持されるエアレスタイヤ10の変位量を取得する測定器26とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
接地面を有する環状のトレッドリングと、車軸側の部材に固定されるハブと、前記トレッドリングと前記ハブとを連結するスポーク部と、を有するエアレスタイヤの試験方法であって、
前記エアレスタイヤをドラム走行装置により走行させるドラム走行工程と、
ドラム走行中の前記エアレスタイヤのたわみ量を取得するための取得工程と、
を有し、
前記取得工程では、
前記エアレスタイヤを前記ドラム走行装置のドラム側に変位させ前記エアレスタイヤを前記ドラムに押し付けた状態で、前記エアレスタイヤの変位量を測定する、
エアレスタイヤの試験方法。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記取得工程では、前記変位量に関するパラメータが設定値に達するまで前記ドラム走行を継続する、請求項1に記載のエアレスタイヤの試験方法。
【請求項3】
前記設定値は、前記エアレスタイヤの初期損傷発生の段階でのたわみ量に基づくパラメータである、請求項2に記載のエアレスタイヤの試験方法。
【請求項4】
前記取得工程では、前記エアレスタイヤを前記ドラムに、所定範囲の押し付け力で押し付けた状態を維持しながら、前記変位量を測定する、
請求項1又は請求項2に記載のエアレスタイヤの試験方法。
【請求項5】
前記取得工程では、前記変位量の経時的変化を示すデータを取得する、
請求項1又は請求項2に記載のエアレスタイヤの試験方法。
【請求項6】
接地面を有する環状のトレッドリングと、車軸側の部材に固定されるハブと、前記トレッドリングと前記ハブとを連結するスポーク部と、を有するエアレスタイヤの試験装置であって、
回転するドラムを有するドラム走行装置と、
前記エアレスタイヤを支持する支持軸を有する支持装置と、
前記支持軸を前記ドラム側に変位させ前記エアレスタイヤを前記ドラム側に押し付けるアクチュエータと、
前記支持軸に支持される前記エアレスタイヤの変位量を取得する測定器と、
前記アクチュエータを制御するコントローラと、
を有する、エアレスタイヤの試験装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記アクチュエータを制御して、前記ドラムに対する前記エアレスタイヤの押し付け力を所定範囲に維持する、
請求項6に記載のエアレスタイヤの試験装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記測定器が取得した前記変位量に関するパラメータと設定値とを比較しながら、前記アクチュエータを制御し、
前記コントローラは、前記変位量に関するパラメータが前記設定値に達すると、前記アクチュエータによる前記ドラムに対する前記エアレスタイヤの押し付けを停止する制御を実行する、
請求項6又は請求項7に記載のエアレスタイヤの試験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアレスタイヤの試験方法、及びエアレスタイヤの試験装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に用いられる車輪として、空気入りタイヤが広く採用されているが、近年、エアレスタイヤの開発が進められている。エアレスタイヤは、接地面を有する環状のトレッドリングと、車軸側の部材に固定されるハブと、前記トレッドリングと前記ハブとを連結するスポーク部とを有する。
下記の特許文献1に、エアレスタイヤの性能評価のために用いられる試験装置が開示されている。エアレスタイヤのトレッドリングの上部1箇所に対して荷重が与えられ、たわみ量が測定される。これにより、トレッドリングの剛性が評価される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-80975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の試験方法は、静的な試験である。つまり、エアレスタイヤは装置に固定された状態にあり、走行状態(回転状態)ではない。このため、走行するエアレスタイヤの損傷に関する解析に有効となるデータを取得することはできず、その耐久性、特にスポーク部の耐久性を評価することは不可能である。
【0005】
本発明の目的は、エアレスタイヤの損傷に関する解析に有効となるデータを取得することが可能となる試験方法、及び、その試験方法に用いられる試験装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエアレスタイヤの試験方法は、接地面を有する環状のトレッドリングと、車軸側の部材に固定されるハブと、前記トレッドリングと前記ハブとを連結するスポーク部と、を有するエアレスタイヤの試験方法であって、前記エアレスタイヤをドラム走行装置により走行させるドラム走行工程と、ドラム走行中の前記エアレスタイヤのたわみ量を取得するための取得工程と、を有し、前記取得工程では、前記エアレスタイヤを前記ドラム走行装置のドラム側に変位させ前記エアレスタイヤを前記ドラムに押し付けた状態で、前記エアレスタイヤの変位量を測定する。
【0007】
本発明に係るエアレスタイヤの試験装置は、接地面を有する環状のトレッドリングと、車軸側の部材に固定されるハブと、前記トレッドリングと前記ハブとを連結するスポーク部と、を有するエアレスタイヤの試験装置であって、回転するドラムを有するドラム走行装置と、前記エアレスタイヤを支持する支持軸を有する支持装置と、前記支持軸を前記ドラム側に変位させ前記エアレスタイヤを前記ドラム側に押し付けるアクチュエータと、前記支持軸に支持される前記エアレスタイヤの変位量を取得する測定器と、前記アクチュエータを制御するコントローラと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、エアレスタイヤの損傷に関する解析に有効となるデータを取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
エアレスタイヤの一例を示す側面図である。
試験装置の概略構成図である。
エアレスタイヤの変位量とエアレスタイヤのたわみ量との説明図である。
取得工程のフロー図である。
エアレスタイヤの変位量の経時的変化を示すデータの一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔本発明の実施形態の詳細〕
以下、図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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