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公開番号2025053940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163076
出願日2023-09-26
発明の名称タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C08L 9/06 20060101AFI20250331BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】ウェットブレーキ性能を改善できるタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記スチレンブタジエンゴムの含有量が50質量%超であり、前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量>前記ブタジエンゴムの含有量であり、前記可塑剤の含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、
前記ゴム成分100質量%中の前記スチレンブタジエンゴムの含有量が50質量%超であり、
前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量であり、
前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量>前記ブタジエンゴムの含有量であり、
前記可塑剤の含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記充填剤が、セチルトリメチルアンモニウムブロミド比表面積120m

/g以上のカーボンブラックを含む請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記シリカの平均粒子径が16nm以下である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項4】
メルカプト系シランカップリング剤を含有する請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記可塑剤が液状ポリマーを含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記シリカの含有量-前記スチレンブタジエンゴムの含有量≧10である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項7】
前記可塑剤の含有量-前記イソプレン系ゴムの含有量≧20である請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項8】
前記可塑剤が植物油を含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項9】
前記充填剤が加硫ゴム粒子を含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
【請求項10】
前記樹脂が変性樹脂を含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ用ゴム組成物及びタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
これまで、ウェットブレーキ(ウェットグリップ)を改善する手法が種々検討されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、近年では、ウェットブレーキの更なる改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-544936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記課題を解決し、ウェットブレーキを改善できるタイヤ用ゴム組成物及びタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記スチレンブタジエンゴムの含有量が50質量%超であり、前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量>前記ブタジエンゴムの含有量であり、前記可塑剤の含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記スチレンブタジエンゴムの含有量が50質量%超であり、前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量>前記ブタジエンゴムの含有量であり、前記可塑剤の含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量であるタイヤ用ゴム組成物であるので、ウェットブレーキが良好となる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、イソプレン系ゴム、ブタジエンゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカを含む充填剤と、樹脂を含む可塑剤とを含有し、前記ゴム成分100質量%中の前記スチレンブタジエンゴムの含有量が50質量%超であり、前記シリカの含有量>前記スチレンブタジエンゴムの含有量であり、前記ゴム成分100質量%中の総スチレン量>前記ブタジエンゴムの含有量であり、前記可塑剤の含有量>前記イソプレン系ゴムの含有量である。
【0008】
上記ゴム組成物で前述の効果が得られる理由は、以下のように推察される。
イソプレン系ゴム及びブタジエンゴムとともに、スチレンブタジエンゴムを上記範囲で含有させることで、ゴムマトリクス内にスチレン成分による微小なドメインが生じ、発熱性や追従性を得やすくなる。
また、シリカを上記範囲で含有させることで、追従性を損ねることなく発熱性を向上させることができる。
また、総スチレン量とブタジエンゴムの含有量を上記の関係とすることで、スチレンドメインによる発熱性や追従性を更に得やすくなる。
さらに、可塑剤を上記範囲で含有させることで、追従性が向上する。
以上の作用により、ウェットブレーキが向上すると考えられる。
【0009】
上記ゴム組成物は、ゴム成分を含有する。
ここで、ゴム成分は、架橋に寄与する成分であり、一般的に、重量平均分子量(Mw)が1万以上のものである。
【0010】
ゴム成分の重量平均分子量は、好ましくは5万以上、より好ましくは15万以上、更に好ましくは20万以上であり、また、好ましくは200万以下、より好ましくは150万以下、更に好ましくは100万以下である。上記範囲内であると、効果がより良好に得られる傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)

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