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公開番号
2025063549
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172857
出願日
2023-10-04
発明の名称
ベントホール洗浄診断システム
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
B29C
33/72 20060101AFI20250409BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】
ベントホールの洗浄のみならず、洗浄後のベントホールが異物等により固着しているか否かの診断も自動で行うことができるベントホール洗浄診断システムを提供する。
【解決手段】
ベントホール洗浄診断システム100は、金型101に形成された複数のベントホール102に対して超音波領域の振動を加えて超音波洗浄を実施する洗浄装置50と、前記超音波洗浄時に前記金型101から放出される弾性波を検出する振動センサ60と、前記振動センサ60から前記弾性波のデータを取得し、取得した前記弾性波のデータから得られる物理量に基づいて、前記複数のベントホール102のそれぞれについて固着しているか否かを診断する処理装置80と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
金型に形成された複数のベントホールに対して超音波領域の振動を加えて超音波洗浄を実施する洗浄装置と、
前記超音波洗浄時に前記金型から放出される弾性波を検出する振動センサと、
前記振動センサから前記弾性波のデータを取得し、取得した前記弾性波のデータから得られる物理量に基づいて、前記複数のベントホールのそれぞれについて固着しているか否かを診断する処理装置と、を備えている、ベントホール洗浄診断システム。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記振動センサは超音波領域の弾性波を検出可能なAEセンサである、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項3】
前記処理装置は、前記弾性波の振幅及びエネルギの両方又は一方の値に基づいて、前記複数のベントホールのそれぞれについて固着しているか否かを診断する、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項4】
前記超音波洗浄時に前記金型を支持する支持装置をさらに備え、
前記振動センサは前記支持装置に取り付けられている、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項5】
前記振動センサは前記洗浄装置に取り付けられている、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項6】
前記金型を撮像する撮像装置をさらに備え、
前記処理装置は、前記撮像装置から前記金型の画像データを取得し、取得した前記金型の画像データに基づいて、前記複数のベントホールの位置を特定し、
前記洗浄装置は、前記処理装置が特定した前記複数のベントホールの位置に基づいて、前記超音波洗浄を実施する、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項7】
前記処理装置は、特定した前記複数のベントホールの位置に基づいて、固着していると診断したベントホールの位置を特定する、請求項6に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項8】
前記処理装置によって固着していると診断されたベントホールの位置を表示する表示装置をさらに備えている、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項9】
前記表示装置は、前記金型に映像を投影又は光を投光することにより、前記処理装置によって固着していると診断されたベントホールの位置を表示する、請求項8に記載のベントホール洗浄診断システム。
【請求項10】
前記洗浄装置は、前記複数のベントホールに対して順次個別に超音波洗浄を実施する、請求項1に記載のベントホール洗浄診断システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、ベントホール洗浄診断システムを開示する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
タイヤなどのゴム製品を加硫する金型には、金型内の空気及びゴム材料から発生するガスを外部に逃がすためのベントホールが複数形成される場合がある。このベントホール内には、ゴム材料の断片や前記ガスが固体化した異物が堆積する。下記の特許文献1には、ベントホール内の異物を除去するために、超音波振動によりベントホールを自動洗浄するベントホール洗浄装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-128013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人の意図するところは、ベントホールの洗浄のみならず、洗浄後のベントホールが異物等により固着しているか否かの診断も自動で行うことができるベントホール洗浄診断システムの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するベントホール洗浄診断システムは、金型に形成された複数のベントホールに対して超音波領域の振動を加えて超音波洗浄を実施する洗浄装置と、前記超音波洗浄時に前記金型から放出される弾性波を検出する振動センサと、前記振動センサから前記弾性波のデータを取得し、取得した前記弾性波のデータから得られる物理量に基づいて、前記複数のベントホールのそれぞれについて固着しているか否かを診断する処理装置と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
このベントホール洗浄診断システムは、ベントホールの洗浄のみならず、洗浄後のベントホールが異物等により固着しているか否かの診断も自動で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、ベントホール洗浄診断システムの概略側面図である。
図2は、洗浄診断エリアの概略正面図である。
図3は、ベントホール洗浄診断システムの制御系のブロック図である。
図4は、診断プログラムのフロー図である。
図5は、弾性波の一例を示す図である。
図6は、弾性波の最大振幅とエネルギの相関散布図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
【0009】
(システムの全体構成)
はじめに、ベントホール洗浄診断システム(以下、単に「システム」と称する)100の全体構成を説明する。図1は、システム100の概略側面図である。システム100は、金型101に形成された複数のベントホール102の洗浄及び診断を自動で行う。なお、本実施形態の金型101はタイヤを加硫する際に用いる金型であるが、タイヤ以外のゴム製品を加硫する際に用いる金型であってもよい。
【0010】
金型101に形成されたベントホール102は、金型101内で発生するガスを外部に逃がす役割を果たす。このベントホール102にはタイヤを加硫する際に異物が堆積するため、洗浄によりベントホール102から異物を取り除く必要がある。また、本実施形態のベントホール102には、タイヤの外面にスピューが形成されないように、内部にスプリングを含むベントプラグが設けられている。このベントプラグには異物が特に堆積しやすく、ベントプラグが設けられたベントホール102は特に固着しやすい。ただし、ベントホール102には、ベントプラグが設けられていなくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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