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公開番号2024148054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060940
出願日2023-04-04
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/24 20060101AFI20241009BHJP(車両一般)
要約【課題】横溝での偏摩耗やクラック及びドライ性能の低下を抑制しながらトレッド部の摩耗量をユーザ等に知らせることができるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、タイヤ軸方向に延び、かつ、タイヤ周方向に並んだ複数の横溝10を含む。複数の横溝10の少なくとも1本は、タイヤ軸方向の一方側に向かって連続的に深さが大きくなるスロープ型底面13を含む。スロープ型底面13には、トレッド部2の摩耗量を示すインジケータ15が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ軸方向に延び、かつ、タイヤ周方向に並んだ複数の横溝を含み、
前記複数の横溝の少なくとも1本は、タイヤ軸方向の一方側に向かって連続的に深さが大きくなるスロープ型底面を含み、
前記スロープ型底面には、前記トレッド部の摩耗量を示すインジケータが設けられている、
タイヤ。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記複数の横溝のそれぞれは、前記トレッド部の接地端に連なるショルダー横溝である請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記スロープ型底面を含む前記横溝の合計本数は、前記複数の横溝の総本数の30%以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記スロープ型底面は、前記横溝の長手方向に沿った断面において、タイヤ半径方向内側に凸となる円弧形状を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記円弧形状の曲率半径は、20~50mmである、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記横溝のタイヤ軸方向の一端から前記スロープ型底面の最深位置までのタイヤ軸方向の距離は、前記横溝のタイヤ軸方向の長さの70%以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記スロープ型底面の最浅位置における前記横溝の深さは、前記横溝の最大深さの10%~30%である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向溝を含み、
前記複数の横溝のそれぞれは、前記周方向溝に連通している、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記インジケータは、幅及び深さが0.2mm以下の凹模様、及び/又は、凹文字を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に複数の横溝が設けられたタイヤが記載されている。前記複数の横溝の一つは、溝底面が複数のステップ要素で形成されており、各ステップ要素には摩耗量を示すためのインジケータが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2020/0346496号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のタイヤは、ユーザ等に摩耗量を知らせることができるという利点を有するが、改善すべきいくつかの問題があった。例えば、ステップ要素の凸のコーナ部は、走行中に欠けやすく偏摩耗が生じやすい。また、ステップ要素の凹のコーナ部には、歪が集中してクラックが生じやすい。さらに、横溝の深さが段階的に変化することから、トレッド陸部の剛性が不連続に変化し、ドライ性能の低下を招くおそれがあった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、横溝での偏摩耗やクラック及びドライ性能の低下を抑制しながらトレッド部の摩耗量をユーザ等に知らせることができるタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ軸方向に延び、かつ、タイヤ周方向に並んだ複数の横溝を含み、前記複数の横溝の少なくとも1本は、タイヤ軸方向の一方側に向かって連続的に深さが大きくなるスロープ型底面を含み、前記スロープ型底面には、前記トレッド部の摩耗量を示すインジケータが設けられている、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上述の構成を採用したことにより、横溝での偏摩耗やクラック及びドライ性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。
図1のショルダー陸部の拡大平面図である。
図2の横溝の拡大斜視図である。
図2のA-A線断面図である。
トレッド部が摩耗したときの横溝の断面図である。
横溝及びインジケータの平面図である。
図6のB-B線断面図である。
本発明の他の実施形態の横溝の断面図である。
本発明の他の実施形態の横溝の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のいくつかの実施形態が図面に基づき説明される。図面は、本発明の特徴を内包して記載されているが、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれている場合がある。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。図1は、本実施形態のタイヤ1の正規状態におけるトレッド部2の横断面を示す断面図である。なお、図1は、円環状に延びるタイヤ1を、タイヤ回転軸を通り、かつ、タイヤ周方向と直交する仮想平面で切断したときの、トレッド部2の断面を示す図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用として好適に用いられる。
【0010】
前記正規状態とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤや、非空気入りタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
(【0011】以降は省略されています)

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