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公開番号2024151640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065152
出願日2023-04-12
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 5/14 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約【課題】ノイズ性能をより一層向上させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部2の内部に配されたベルト層7及びバンド層8と、カーカス6の内側で一対のビード部4の間を延びる内側ゴム層10とを含む。バンド層8は、バンドストリップ8Bがタイヤ軸方向に隙間なく配列された第1領域86とバンドストリップ8Bがタイヤ軸方向に隙間を空けて配列された第2領域87とを含む。内側ゴム層10は、第1領域86のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第1部分11と、第2領域87のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第2部分12とを有する。第2部分12の厚さT2は、第1部分11の厚さT1よりも大きい。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されたベルト層と、
前記ベルト層のタイヤ半径方向の外側に配されたバンド層と、
前記カーカスの内側で前記一対のビード部の間を延びる内側ゴム層とを含み、
前記バンド層は、複数本のバンドコードを並列したバンドコード配列体をトッピングゴムで被覆した帯状のバンドストリップが前記ベルト層の外側に螺旋状に巻き付けられることにより形成されており、
前記バンド層は、前記バンドストリップがタイヤ軸方向に隙間なく配列された第1領域と前記バンドストリップがタイヤ軸方向に隙間を空けて配列された第2領域と、を含み、
前記内側ゴム層は、前記第1領域のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第1部分と、前記第2領域のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第2部分とを有し、
前記第2部分の厚さT2は、前記第1部分の厚さT1よりも大きい、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第2領域での前記バンドコードの密度は、前記第1領域での前記バンドコードの密度の20%~99%である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記バンド層は、前記第1領域と前記第2領域とがタイヤ半径方向に積層された重複部を含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記バンド層は、単層の前記第2領域によって構成される非重複部を含む、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記バンドストリップの厚さTBに対する前記第2部分の厚さT2と前記第1部分の厚さT1との差T2-T1の比(T2-T1)/TBは、60%~140%である、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記差T2-T1は、0.4mm~1.0mmである、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記重複部は、前記バンド層のタイヤ軸方向の両端に配されている、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記バンド層のタイヤ軸方向の長さWBと前記内側ゴム層の前記第1部分と前記第2部分のタイヤ軸方向の長さの和WとIの比WB/WIは、100%~105%である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記バンド層の前記非重複部のタイヤ軸方向の長さWB2と前記内側ゴム層の前記第1部分と前記第2部分のタイヤ軸方向の長さの和WIとの比WB2/WIは、10%~50%である、請求項4に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記内側ゴム層は、タイヤ軸方向外側に向かってタイヤ半径方向の厚さが漸減するテーパー部を含む、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ベルト層のタイヤ半径方向の外側にバンド層が配されている空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-038812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記バンド層は、トレッド部の剛性を高め、空気入りタイヤの走行に由来するノイズの低減に貢献する。しかしながら、近年のEV等の静粛性能に優れた車両の普及により、さらなるノイズ性能の向上が要求されている。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、軽量化を図りつつノイズ性能をより一層向上させることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつ前記トレッド部の内部に配されたベルト層と、
前記ベルト層のタイヤ半径方向の外側に配されたバンド層と、
前記カーカスの内側で前記一対のビード部の間を延びる内側ゴム層とを含み、
前記バンド層は、複数本のバンドコードを並列したバンドコード配列体をトッピングゴムで被覆した帯状のバンドストリップが前記ベルト層の外側に螺旋状に巻き付けられることにより形成されており、
前記バンド層は、前記バンドストリップがタイヤ軸方向に隙間なく配列された第1領域と前記バンドストリップがタイヤ軸方向に隙間を空けて配列された第2領域と、を含み、
前記内側ゴム層は、前記第1領域のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第1部分と、前記第2領域のタイヤ半径方向内側の投影領域に位置する第2部分とを有し、
前記第2部分の厚さT2は、前記第1部分の厚さT1よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の前記空気入りタイヤは、上記構成を有しているので、軽量化を図りつつノイズ性能がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す子午断面図である。
図1のトレッド部を拡大して示す断面図である。
トレッド部の一方側を拡大した断面図である。
図1のバンド層及び内側ゴム層の構成及びそれらの位置関係を対比して模式的に示す断面図である。
図1のトレッド部を拡大して示す断面図である。
図3のトレッド部の変形例を示す断面図である。
図3のトレッド部の別の変形例を示す断面図である。
図4のバンド層及び内側ゴム層の変形例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ1の正規状態での子午断面を示している。
【0010】
正規状態とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。なお、正規状態で測定できない構成(例えば、空気入りタイヤ1の内部材である。)は、空気入りタイヤ1を出来るだけ正規状態に近似させた状態にして、測定された値である。
(【0011】以降は省略されています)

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