TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024151982
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065850
出願日2023-04-13
発明の名称二輪車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約【課題】オンロードでのハンドリング性能を維持しつつ、オフロードでのトラクション性能を向上させた二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を含む二輪車用タイヤである。トレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2と、接地面2sと、接地面2sに配された複数の溝8とを含む。複数の溝8は、複数のクラウン溝10と、複数のミドル溝20とを含む。複数のクラウン溝10のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸の屈曲部18を含むV字状である。複数のクラウン溝10は、屈曲部18がタイヤ赤道Cよりも第1トレッド端T1側に配された第1クラウン溝11と、屈曲部18がタイヤ赤道Cよりも第2トレッド端T2側に配された第2クラウン溝12とを含む。複数のミドル溝20のそれぞれは、溝長さ方向の一端から他端まで、タイヤ周方向に対して第1の方向に傾斜している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を含む二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面に配された複数の溝とを含み、
前記複数の溝は、タイヤ赤道上に配された複数のクラウン溝と、前記複数のクラウン溝のタイヤ軸方向の両外側にそれぞれ配された複数のミドル溝とを含み、
前記複数のクラウン溝のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸の屈曲部を含むV字状であり、
前記複数のクラウン溝は、前記屈曲部がタイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された第1クラウン溝と、前記屈曲部がタイヤ赤道よりも前記第2トレッド端側に配された第2クラウン溝とを含み、
前記複数のミドル溝のそれぞれは、溝長さ方向の一端から他端まで、タイヤ周方向に対して第1の方向に傾斜している、
二輪車用タイヤ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記複数のクラウン溝のそれぞれは、前記屈曲部よりも前記第1トレッド端側に配された第1傾斜溝部を含み、
前記第1傾斜溝部のタイヤ周方向に対する角度は、45~60°である、請求項1に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項3】
前記複数のクラウン溝のそれぞれは、前記屈曲部よりも前記第2トレッド端側に配された第2傾斜溝部を含み、
前記第2傾斜溝部のタイヤ周方向に対する角度は、45~60°である、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項4】
前記トレッド部の平面視において、1本の前記ミドル溝をタイヤ軸方向に平行にタイヤ赤道側に延長した仮想領域には、1本の前記第1クラウン溝及び1本の前記第2クラウン溝が含まれる、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項5】
前記ミドル溝のタイヤ周方向に対する角度は、3~25°である、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項6】
前記複数の溝は、前記複数のミドル溝よりもタイヤ軸方向の両外側にそれぞれ配された複数のショルダー溝を含む、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項7】
前記ショルダー溝は、タイヤ周方向に対して50~70°の角度で傾斜している、請求項6に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項8】
前記複数の溝は、前記複数のミドル溝よりもタイヤ軸方向の両外側にそれぞれ配された複数のショルダー溝を含み、
前記複数のミドル溝及び前記複数のショルダー溝は、それぞれ、タイヤ軸方向内側の内端と、タイヤ軸方向外側の外端とを含み、
前記複数のショルダー溝は、少なくとも1本の第1ショルダー溝を含み、
前記第1ショルダー溝の前記内端は、前記ミドル溝の前記外端よりもタイヤ赤道側に位置している、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項9】
タイヤ赤道から前記第1ショルダー溝の前記内端までのタイヤ軸方向の距離Lsは、タイヤ赤道から前記ミドル溝の前記外端までのタイヤ軸方向の距離Lmの75%~95%である、請求項8に記載の二輪車用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二輪車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に互いに逆向きに傾斜した第1傾斜主溝及び第2傾斜主溝が設けられた自動二輪車用タイヤが提案されている。前記トレッド部は、第1トレッド端と、前記第1傾斜主溝及び前記第2傾斜主溝とに囲まれた第1領域を含む。前記第1領域は、複数のブロックを有している。前記複数のブロックのそれぞれは、各頂点の角度がいずれも45°以上とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-111973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、オンロード走行を主体としつつ、オフロードもある程度走行できる二輪車が種々登場している。このような二輪車に用いられるタイヤには、オフロードでのトラクション性能が要求される。また、前記タイヤは、オンロードでのハンドリング性能も要求される。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、オンロードでのハンドリング性能を維持しつつ、オフロードでのトラクション性能を向上させた二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を含む二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面に配された複数の溝とを含み、前記複数の溝は、タイヤ赤道上に配された複数のクラウン溝と、前記複数のクラウン溝のタイヤ軸方向の両外側にそれぞれ配された複数のミドル溝とを含み、前記複数のクラウン溝のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸の屈曲部を含むV字状であり、前記複数のクラウン溝は、前記屈曲部がタイヤ赤道よりも前記第1トレッド端側に配された第1クラウン溝と、前記屈曲部がタイヤ赤道よりも前記第2トレッド端側に配された第2クラウン溝とを含み、前記複数のミドル溝のそれぞれは、溝長さ方向の一端から他端まで、タイヤ周方向に対して第1の方向に傾斜している、二輪車用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の二輪車用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、オンロードでのハンドリング性能を維持しつつ、オフロードでのトラクション性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の二輪車用タイヤの一実施形態を示す断面図である。
図1のトレッド部の展開図である。
図2の複数のクラウン溝の拡大図である。
図2のB-B線断面図である。
複数のミドル溝の拡大図である。
複数のショルダー溝の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の二輪車用タイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)の正規状態のタイヤ子午線断面図である。図2は、タイヤ1のトレッド部2のトレッドパターンを示す展開図である。図1は、図2のA-A線断面図に相当する。図1及び図2に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、オンロード走行を主体としつつ、オフロードもある程度走行できる自動二輪車(以下、「デュアルパーパス車両」という場合がある。)に用いられるタイヤであって、後輪用のものである。但し、本発明のタイヤ1は、このような態様に限定されるものではない。
【0010】
「正規状態」とは、各種の規格が定められた二輪車用タイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。とりわけ、各溝の寸法は、正規状態のトレッド部2の接地面を平面に展開したトレッド展開図において測定されたものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
15日前
個人
自動車運転補助装置
8日前
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
8日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
1か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
7日前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
7日前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
23日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
2か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
株式会社アイシン
車高調整装置
23日前
株式会社FUTU-RE
車両制御装置
8日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
搬送装置
2日前
YKS特許評価株式会社
自動車
2日前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
2か月前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
21日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
2か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
今日
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
続きを見る