特許ウォッチ

公開番号2024149286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023063073
出願日2023-04-07
発明の名称ゴルフクラブシャフト
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A63B 53/10 20150101AFI20241010BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】設計自由度に優れたゴルフクラブシャフトの提供。
【解決手段】ゴルフクラブシャフト100は、複数の繊維強化樹脂層により形成され、チップ端Tpとバット端Btとを有する。このゴルフクラブシャフト100は、軸方向長さが25mmよりも大きい複数の延在部110と、軸方向長さが25mm以下であり且つ外径が0.3mm以上変化している複数の遷移部112とを有している。遷移部112のそれぞれが、延在部110同士を繋いでいる。複数の延在部110は、遷移部112同士を繋いでいる少なくとも1の中継部110cを含んでいる。遷移部112の数は、2以上であり、3以上であってもよい。複数の延在部110は、チップ延在部110aと、バット延在部110bとを含んでいてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の繊維強化樹脂層により形成され、チップ端とバット端とを有するゴルフクラブシャフトであって、
軸方向長さが２５ｍｍよりも大きい複数の延在部と、
軸方向長さが２５ｍｍ以下であり且つ外径が０．３ｍｍ以上変化している複数の遷移部と、
を有しており、
前記遷移部のそれぞれが、前記延在部同士を繋いでおり、
前記複数の延在部が、前記遷移部同士を繋いでいる少なくとも１の中継部を含んでいるゴルフクラブシャフト。
続きを表示（約 890 文字）【請求項２】
前記中継部の外面テーパー率が、全ての前記遷移部の外面テーパー率よりも小さい請求項１に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項３】
３以上の前記遷移部と、２以上の前記中継部とを有する請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項４】
前記遷移部のそれぞれが、軸方向長さが２０ｍｍ以下であり且つ外径が０．３ｍｍ以上変化している請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項５】
前記遷移部のそれぞれが、軸方向長さが１５ｍｍ以下であり且つ外径が０．３ｍｍ以上変化している請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項６】
前記遷移部のそれぞれでは、シャフト厚みが前記チップ端に向かうにつれて小さくなっている請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項７】
前記少なくとも１の中継部では、シャフト厚みが前記チップ端に向かうにつれて大きくなっている請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項８】
前記複数の繊維強化樹脂層が、前記シャフトの軸方向の全体に配置された少なくとも１の全長層と、前記シャフトの軸方向の一部に配置された複数の部分層とを含んでおり、
前記複数の部分層が、複数の遷移部形成層を含んでおり、
前記遷移部形成層のそれぞれが、前記シャフトのバット側からシャフト中間位置まで延びるとともに、そのチップ側の縁によって前記遷移部を形成している請求項１又は２に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項９】
前記複数の遷移部形成層は、形成する遷移部がチップ側に位置するほど内層側に配置されている請求項８に記載のゴルフクラブシャフト。
【請求項１０】
前記複数の遷移部形成層のそれぞれにおいて、チップ側の端における周方向幅がＷ２１とされ、バット側の端における周方向幅がＷ２２とされるとき、Ｗ２１がＷ２２以上である請求項８に記載のゴルフクラブシャフト。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ゴルフクラブシャフトに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
複数の繊維強化樹脂層により形成されたゴルフクラブシャフトが知られている。このシャフトの一例は、カーボンシャフトと称される。このシャフトは、通常、チップ端に向かって外径が連続的に小さくなるテーパー形状を有している。
【０００３】
特開平８－１７３５８０号公報は、炭素繊維複合材料から製造されており、少なくとも３つの円筒セクションと、少なくとも２つのテーパー状のセクションとを有するシャフトを開示する。このシャフトにおいて、テーパー状のセクションの各々は、前記円筒セクションのうちの２つの間に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平８－１７３５８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
様々なゴルファーに対応するため、様々な仕様のシャフトが求められる。シャフトの設計自由度を高めることで、各ゴルファーに対する適合性に優れたシャフトを作製することができる。
【０００６】
本発明の目的の一つは、設計自由度に優れたシャフトの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
一つの態様では、ゴルフクラブシャフトは、複数の繊維強化樹脂層により形成され、チップ端とバット端とを有している。このゴルフクラブシャフトは、軸方向長さが２５ｍｍよりも大きい複数の延在部と、軸方向長さが２５ｍｍ以下であり且つ外径が０．３ｍｍ以上変化している複数の遷移部とを有している。前記遷移部のそれぞれは、前記延在部同士を繋いでいる。前記複数の延在部が、前記遷移部同士を繋いでいる少なくとも１の中継部を含んでいる。
【発明の効果】
【０００８】
一つの側面として、設計自由度に優れたゴルフクラブシャフトが提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、第１実施形態のシャフトを示す。図１の拡大部は、シャフトの中心線に沿った断面図である。
図２は、第２実施形態のシャフトを示す。
図３は、第３実施形態のシャフトを示す。
図４は、第４実施形態のシャフトを示す。
図５は、第５実施形態のシャフトを示す。
図６は、シャフトの展開図の一例である。
図７は、実施例１のシャフトの展開図である。
図８は、実施例１のシャフトの外径、内径及び厚みの分布を示すグラフである。
図９は、実施例２のシャフトの展開図である。
図１０は、実施例２のシャフトの外径、内径及び厚みの分布を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、適宜図面が参照されつつ、実施形態が詳細に説明される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許