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公開番号2024138729
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049372
出願日2023-03-27
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20241002BHJP(車両一般)
要約【課題】転がり抵抗性能及び耐摩耗性能を向上しつつ、摩耗後期でのグリップ性能及びウェット性能の低下を抑制できるタイヤ1の提供。
【解決手段】タイヤ1は、第一キャップ層111、第二キャップ層112、ベース層113を含む層構造と、ショルダー周方向溝330、及び周方向細溝320を有するトレッドパターンと、を有するトレッド110を備える。周方向細溝320は、細幅部321、及び拡幅部322を有する。細幅部321の溝幅NWは、タイヤ1が路面に接地した際、細幅部321の側壁321a(321b)が接する幅を有している。第二キャップ層112の複素弾性率は、第一キャップ層111の複素弾性率よりも低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッドを備えるタイヤであって、
前記トレッドは、
タイヤ径方向最内側に位置するベース層、
タイヤ径方向最外側に位置する、第一キャップ層、及び
タイヤ径方向において、前記ベース層、及び前記第一キャップ層の間に位置する、第二キャップ層を含む層構造と、
一対のショルダー周方向溝、及び
前記ショルダー周方向溝よりもタイヤ幅方向内側に位置する、少なくとも1つの周方向細溝を有するトレッドパターンと、を有し、
前記周方向細溝は、タイヤ径方向外側に位置する細幅部、及びタイヤ径方向内側に位置し、前記細幅部よりも広い溝幅を有する拡幅部を有し、
前記細幅部の溝幅は、前記タイヤが路面に接地した際、前記細幅部の側壁が接する幅を有し、
前記第二キャップ層の複素弾性率は、前記第一キャップ層の複素弾性率よりも低い、
タイヤ。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記拡幅部の最大溝幅は、前記周方向細溝の開口位置から、前記拡幅部の底部までを深さ100%として、深さ70~90%に位置する、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記拡幅部は、前記細幅部との接続位置から、前記底部に向かい、前記最大溝幅の位置まで、徐々に幅が広がるように構成され、
前記最大溝幅は、前記接続位置から、前記底部までの深さの中間位置よりも、前記底部側に位置する、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記拡幅部は、前記第二キャップ層内に配置される、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記拡幅部の最大溝幅は、前記細幅部の溝幅の3~7倍の幅である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第二キャップ層の損失正接は、前記第一キャップ層の損失正接よりも高い、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記トレッドは、ショルダー周方向溝で区画されるタイヤ幅方向最外側に位置する、ショルダー陸部を有し、
前記ショルダー陸部のタイヤ幅方向の中央における前記第一キャップゴム層の厚さと、前記トレッドの赤道面における前記第一キャップゴム層の厚さとの差が、2.0mm以内である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記タイヤは、重荷重用タイヤである、請求項1~7のいずれか一項に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤは、走行時の陸部の変形により、転がり抵抗性能及び耐摩耗性能が低下する場合がある。トレッド剛性を高めるため、周方向細溝を有するトレッドを備えるタイヤが知られている。周方向細溝は、タイヤ接地時に、側壁が接する狭い溝幅を有する。そのため、この周方向細溝を有するタイヤでは、タイヤ接地時に、陸部同士が互いに支え合うことが可能となる。これにより、トレッド剛性が向上し、タイヤの転がり抵抗性能及び耐摩耗性能が向上する(例えば、下記の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-202956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、摩耗後期においてトレッド剛性が増加し溝容積が減少する為、濡れた路面でのグリップ性能(以下単に「ウェット性能」と称する場合がある)の面で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、転がり抵抗性能及び耐摩耗性能を向上しつつ、摩耗後期でのグリップ性能及びウェット性能の低下の抑制できるタイヤの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るタイヤは、トレッドを備えるタイヤである。上記トレッドは、タイヤ径方向最内側に位置するベース層、タイヤ径方向最外側に位置する、第一キャップ層、及びタイヤ径方向において、上記ベース層、及び上記第一キャップ層の間に位置する、第二キャップ層を含む層構造を有する。上記トレッドは、一対のショルダー周方向溝、及び上記ショルダー周方向溝よりもタイヤ幅方向内側に位置する、少なくとも1つの周方向細溝を有するトレッドパターンを有する。上記周方向細溝は、タイヤ径方向外側に位置する細幅部、及びタイヤ径方向内側に位置し、上記細幅部よりも広い溝幅を有する拡幅部を有する。上記細幅部の溝幅は、上記タイヤが路面に接地した際、上記細幅部の側壁が接する幅を有する。上記第二キャップ層の複素弾性率は、上記第一キャップ層の複素弾性率よりも低い。
【0007】
好ましくは、このタイヤでは、上記拡幅部の最大溝幅は、上記周方向細溝の開口位置から、上記拡幅部の底部までを深さ100%として、深さ70~90%に位置する。
【0008】
好ましくは、このタイヤでは、上記拡幅部は、上記細幅部との接続位置から、上記底部に向かい、上記最大溝幅の位置まで、徐々に幅が広がるように構成されている。上記最大溝幅は、上記接続位置から、上記底部までの深さの中間位置よりも、上記底部側に位置する。
【0009】
好ましくは、このタイヤでは、上記拡幅部は、上記第二キャップ層内に配置される。
【0010】
好ましくは、このタイヤでは、上記拡幅部の最大溝幅は、上記細幅部の溝幅の3~7倍の幅である。
(【0011】以降は省略されています)

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