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公開番号2024157708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072226
出願日2023-04-26
発明の名称券売システム、および券売方法
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類G07B 1/00 20060101AFI20241031BHJP(チェック装置)
要約【課題】キップを購入する利用者の利便性を損なうことなく、有益性を向上させる。
【解決手段】券売システムは、複数台の接客ユニット、受渡ユニット、および発券ユニットを有している。複数台の接客ユニットは、並べて設置されている。接客ユニットは、操作部において乗車券の発券にかかる入力操作を受け付けると、発券ユニットに乗車券の発券要求を出力する。発券ユニットは、接客ユニットからの発券要求に応じて乗車券を発券し、発券した乗車券を受渡ユニットに受け渡す。受渡ユニットは、接客ユニットの並び方向に移動され、発券ユニットが発券した乗車券を接客ユニットに受け渡す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数台の接客ユニット、受渡ユニット、および発券ユニットを有し、
複数台の前記接客ユニットは、並べて設置され、
前記接客ユニットは、
利用者による入力操作を受け付ける操作部と、
前記操作部において乗車券の発券にかかる入力操作を受け付けると、前記発券ユニットに乗車券の発券要求を出力する出力部と、を備え、
前記発券ユニットは、
前記接客ユニットからの発券要求に応じて乗車券を発券し、発券した乗車券を前記受渡ユニットに受け渡す発券部を備え、
前記受渡ユニットは、
複数の前記接客ユニットの並び方向に移動され、前記発券ユニットが発券した乗車券を前記接客ユニットに受け渡す第1受渡部を備えている、
券売システム。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記受渡ユニットは、1台以上であり、且つ前記接客ユニットの台数よりも少ない、
請求項1に記載の券売システム。
【請求項3】
前記発券ユニットは、1台以上であり、且つ前記受渡ユニットの台数よりも少ない、
請求項2に記載の券売システム。
【請求項4】
前記接客ユニットは、
無線通信エリア内に位置する非接触媒体との無線通信で、この非接触媒体に記憶されている乗車券情報の読み取り、およびこの非接触媒体に対する乗車券情報の書き込みを行う無線通信部を備えている、
請求項1~3のいずれかに記載の券売システム。
【請求項5】
前記接客ユニットは、
利用者によって投入された投入貨幣の金種を識別する識別部を備えている、
請求項4に記載の券売システム。
【請求項6】
前記受渡ユニットは、
利用者が前記接客ユニットにおいて投入した投入貨幣を前記発券ユニットに受け渡し、また、前記発券ユニットが利用者に対する釣り銭として放出した釣り銭貨幣を前記接客ユニットに受け渡す第2受渡部を備えている、
請求項5に記載の券売システム。
【請求項7】
複数台の接客ユニット、受渡ユニット、および発券ユニットを有し、
複数台の前記接客ユニットが並べて設置された券売システムにおける券売方法であって、
前記接客ユニットは、操作部において受け付けた利用者の入力操作に応じて、前記発券ユニットに乗車券の発券要求を出力し、
前記発券ユニットは、前記接客ユニットからの発券要求に応じて乗車券を発券し、発券した乗車券を前記受渡ユニットに受け渡し、
前記受渡ユニットは、複数の前記接客ユニットの並び方向に移動し、前記発券ユニットが発券した乗車券を前記接客ユニットに受け渡す、
券売方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、乗車券を発券する技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、キップを発券する券売機には、周知のように、装置本体前面に表示器を設けるとともに、この表示器の画面上にタッチパネルを貼付した構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。利用者は、購入するキップの精算に用いる貨幣(紙幣や硬貨)やカード(クレジットカード等)を装置本体に投入する。利用者は、表示器に表示される画面を確認しながら、タッチパネルを操作(押下)し、購入するキップの種類等を選択する。券売機は、利用者によって選択された種類のキップを発券するとともに、取引金額を精算し、釣銭やカードを利用者に放出する(利用者に返却する。)。
【0003】
また、特許文献1にも記載されているように、多くの駅では、キップを購入する利用者の待ち時間(他の利用者の使用にともなう待ち時間)を抑えるため、複数台の券売機を並べて設置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-164731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、無線通信機能を有するICカード(例えば、SFカード(Stored Fare Card))や、携帯端末(例えば、スマートフォン)等の媒体(以下、総称して非接触媒体と言う。)が乗車券として使用される改札システムが実用化され普及している。この改札システムの普及により、乗車券として非接触媒体を使用する利用者が増加し、乗車券としてキップを使用する利用者が以前に比べて大幅に減少している。すなわち、券売機でキップを購入する利用者が以前に比べて大幅に減少している。
【0006】
券売機においては、キップを発券する機構部(発券ユニット)の稼働率(キップの発券頻度)が低下している。一般に稼働率の低いユニット(券売機では、発券ユニット)を備える機器は、運用コストが嵩み、有益性が低い。
【0007】
この発明の目的は、キップを購入する利用者の利便性を損なうことなく、有益性を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の券売システムは、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
【0009】
券売システムは、複数台の接客ユニット、受渡ユニット、および発券ユニットを有している。複数台の前記接客ユニットは、並べて設置される。また、接客ユニットは、利用者による入力操作を受け付ける操作部と、操作部において乗車券の発券にかかる入力操作を受け付けると、発券ユニットに乗車券の発券要求を出力する出力部と、を備えている。
【0010】
また、発券ユニットは、接客ユニットからの発券要求に応じて乗車券を発券し、発券した乗車券を受渡ユニットに受け渡す発券部を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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